昨日よりも速く走る。
「JAWKU Speed」は短距離走選手のためのスマートバンド。ストップウォッチ不要でタイムを測定してくれます。
2020年の東京オリンピックを目指すアスリートも、これを着けて練習に臨むことができます。
誤差を許さない測定機器
使い方は、まず腕にJAWKU Speedを装着。そして、これに接続したスマートフォンをトラックのフィニッシュラインの横に立脚して置きます。スマホの前面カメラをトラックに向くようにして置くのがポイントです。
これにより、使用者がゴールする瞬間をスマホが認識します。専用アプリでタイムを割り出すことができるというわけです。
これが従来のストップウォッチなら、選手がフィニッシュラインを切る瞬間を人間が見分けなければならないため、どうしても誤差が出ます。0.01秒を争う短距離走において、この誤差は致命的です。
シャトルランにも対応
また、このJAWKU Speedはシャトルランなどのトレーニングにも対応します。
5-10-5というトレーニングがあります。反復横跳びの距離を長くしたようなメニューですが、この5-10-5のタイム測定も可能です。
さらに、短距離走に必須のスタートトレーニングにも応用できます。これもやはり、ストップウォッチでは絶対にできないことです。
高級機器と同様の効果
スプリンターのトレーニングに特化したスマートバンド、JAWKU Speed。
価格はクラウドファンディング「Kickstarter」で110ドル(約1万1800円)から。残念ながらアメリカ国内のみの配送ですが、わずか110ドルの出資で高級測定機器と同様の効果が得られる製品として今後の市場流通が期待されます。
もはや立派な測定機器を買わずとも、スマホがあれば正確なタイムを測れるようになりました。この製品をトレーニングに取り入れた選手が、東京オリンピックで金メダルを取るということもあるのでしょうか。