セミソフトロボット?

ハイテクロボットというとメタル素材で素早い動きができるイメージも。でも人間の側で仕事をしてもらうとなると危険な場合もあります。かといってソフト素材のロボットは動きが鈍重。今回ご紹介するのは、ハーバード大学とカリフォルニア大学の開発した、ソフトタイプとハードタイプのいいとこ取りをしたセミソフトロボットです。

やわ硬いロボット

このセミソフトロボットは想像の通り、やわ硬い。半球状のボディーは9層のレイヤーを構成し、地面と接する部分はソフトでデバイスを収納するコアは比較的硬いつくり。

左がハードボディー、右がセミソフトボディー

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おかげで大切な制御システムを守りつつ、早い動きによるボディーへの衝撃にも耐えることができます。何だか生き物みたいですね。

爆発で移動!?

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セミソフトロボットの動き方が非常にユニーク。内蔵のブタンガスと酸素をボディー下部のチェンバーに注入後、点火燃焼による急激な膨張で、ロボットはカエルみたいに飛びます。

ボディーに角度を付けながら”飛ぶ”方向を調節することも!1回の跳躍で、高さ75cm、15cmの距離を移動し、1.2mの高さから35回落下しても大丈夫というからスゴい。

人間と共存へ

このセミソフトタイプのロボットは大きな可能性を秘めています。機敏に仕事をこなしながらも、人間を危険にさらさずに済み、安心して採用できますね。

また、セミソフトタイプロボットのテクノロジーを活用して、迅速に災害現場に到着して被災者を助けることだってできるかもしれません。本当に役に立つ”パートナー”になる可能性大です!