エレキベースの演奏性を高めるアクセサリーのひとつであるベースシールド。スラップ奏法時の指の引っかかりを防いだり、見た目をカスタマイズしたりできるほか、フィンガーレストの役割も果たします。製品によって素材や形状、取り付け方法などが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ベースシールドのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
ベースシールドとは?ギターシールドとの違いも解説

By: amazon.co.jp
ベースシールドとは、ベースとアンプを接続するためのケーブルのことです。シールドは内部芯線と外側のシールド線で構成され、外部ノイズを遮断しながら楽器の信号を伝達します。
ギターシールドとの違いは、ベースシールドが低音域・中低音域用にチューニングされていることです。一方、ギターシールドは中音域や高音域が出やすいようにコントロールされています。ベース専用のシールドも販売されていますが、なかには両方の楽器に使えるモノもあります。
シールドを変えることで、音の太さや高音域の明瞭さを調整できるのがポイント。静電容量が低いモノは高音域が明瞭になり、高いモノは低音域が強調される傾向があります。また、長さも音質に影響します。
ベースシールドの選び方
好みの音が出せるモノを選ぶ

By: elecom.co.jp
ベースシールドは単なる接続ケーブル以上の存在で、選ぶモノによって音質が大きく変わります。低音をしっかり響かせたいなら、静電容量の高いシールドを選びましょう。高音域が減衰し、結果として低音域が強調されます。原音に忠実なサウンドを求めるなら、信号をストレートに伝えるシールドがおすすめです。
また、静電容量の低いシールドは高音域が明瞭になるため、スラップなど高音域を活かした演奏スタイルに向いています。一方、静電容量の高いモノは低音域が強調され、重厚な音を求めるときにぴったりです。自分の好みの音が出せるシールドを選びましょう。
長さをチェック

By: amazon.co.jp
ベースシールドは、使用環境に合った長さのモノを選ぶことが大切です。自宅練習の場合は3〜5m程度が扱いやすく、スタジオやライブでは5〜7mがおすすめです。短すぎると行動範囲が制限され、長すぎるとケーブル管理が面倒になります。
長さは音質にも影響します。シールドが長くなるほど信号の減衰が大きくなり、特に高音域が失われやすくなるのが特徴。必要以上に長いシールドを使うと、ベース本来の音が変わってしまう可能性があります。演奏スタイルと会場のサイズを考慮して、必要最小限の長さを選びましょう。
プラグの形状をチェック
ストレート型

By: amazon.co.jp
ストレート型プラグは、名前の通りケーブルとプラグが一直線になっているタイプです。接続部分がすっきりとしており、ジャックに対して垂直に差し込むため、ケーブル重量によるプラグの傾きが発生しにくく、安定して接続できるのが特徴。特に、ジャックが楽器の前面に付いている場合に使いやすいタイプです。
ただし、側面にジャックが付いているベースを椅子や地べたに座って弾く場合には、シールドが当たって邪魔になることがあります。また、踏んだり引っ掛けたりすると、ジャックに物理的負担がかかりやすいのも注意点です。
L字型

By: amazon.co.jp
L字型プラグは、プラグ部分が90°に曲がっており、楽器のボディに沿ってケーブルが伸びるタイプです。ジャックから飛び出す部分が少なく、ケーブル部分への負担を軽減できます。床やソファに座って練習する方にもおすすめです。
L字型は、楽器のジャックが側面に付いている場合や、スペースが限られた環境での演奏に適しています。ケーブルがボディに沿って配置されるため、動きやすく、ケーブルが邪魔になりにくいのがメリット。ケーブル管理がしやすく断線リスクを減らせるため、自宅練習やライブなどさまざまな状況で使用する方におすすめです。
柔軟性・耐久性をチェック

By: amazon.co.jp
ベースシールドの柔軟性と耐久性は、演奏の快適さと長期使用に直結する重要な要素です。柔軟性の高いケーブルは取り回しがよく、絡まりにくいため、演奏中の動きを妨げにくいのが魅力です。
耐久性は、内部構造と外皮素材で決まります。二重または三重シールド構造のモノはノイズ耐性が高いのが魅力です。高品質な編組シールドは、雑音や混線が少ないのがポイント。外皮の素材はPVCやゴムが一般的ですが、なかにはメッシュ加工された頑丈なタイプもあります。頻繁に持ち運ぶ方は、断線に強く折り曲げに強い構造のシールドを選びましょう。
ベースシールドのおすすめメーカー
カナレ(CANARE)

By: amazon.co.jp
カナレ電気は、音響機器やケーブル製品を専門とする日本のメーカーです。アマチュアからプロフェッショナル向けの音響・映像関連製品を幅広く展開しています。
ベースシールドにおいては、フラットでナチュラルなサウンドが特徴。また、耐久性に優れているモノが多いのも魅力です。さらに、比較的安価で購入できのもポイント。コスパがよいモデルを探している方におすすめのメーカーです。
プロビデンス(Providence)

By: amazon.co.jp
プロビデンスは、楽器用エフェクターとケーブルに特化した日本のメーカーです。主に、ギタリストやベーシスト向けの製品を展開。多くのプロミュージシャンから支持を得ています。
ベースシールドにおいては、高密度シールド構造を採用し、ノイズを抑えたクリアな音質を実現。中低域の密度が濃く、太く腰の据わったサウンドを引き出す設計が特徴です。また、S×SやS×Lなど、用途に応じたプラグ形状のバリエーションも豊富。コネクター部分やケーブル自体の耐久性も高く、安心して使えるよう配慮されています。
ベルデン(Belden)

By: rakuten.co.jp
ベルデンは、1902年にジョセフ・C・ベルデン氏によって設立された米国の通信ネットワーク機器メーカーです。音響機器分野においては、高品質な配線と接続ソリューションを提供しています。
ベースシールド製品では、ファットな音やパワーのある音を実現するモデルが人気です。また、耐久性にも優れているモノが展開されているのもポイント。音質と耐久性を求めるプロフェッショナルなユーザーにおすすめのメーカーです。
ベースシールドのおすすめ
カナレ(CANARE) シールド GS-6
耐久性に優れたベースにも使えるシールド。編組シールドの内側に配置された導電ビニールにより、外部ノイズを防止すると謳われています。屈曲にも強く、安定した性能を発揮しやすいため、長期間の使用におすすめです。
ギターやベースの個性を活かした演奏が可能。127本のOFC線を使用した導体構造により断線リスクが低く、耐久性に優れています。
ベルデン(BELDEN) 1芯シールドケーブル 9395
プロも愛用するベースにも使えるシールド。クリーンからディストーションまで、バランスのよいサウンドを実現しています。
3mの使いやすい長さで、スタジオからライブまでさまざまなシーンに対応。特に、高音域の輪郭がはっきりしているのが魅力です。エッジの効いたサウンドを追求する方におすすめです。
プロビデンス(Providence) シールドケーブル LE501
プロビデンスで人気のモデルを踏襲して作られたおすすめのシールド。高音質かつノイズに強い作りで、スタジオだけでなくライブなどさまざまな環境で使用できます。
片側にL字型プラグを採用しているのもポイント。エフェクターボードでの配線がすっきり整理できます。また、カラー展開が豊富なのも魅力。ブラック・ブルー・レッド・イエローの4色より好みの色を選べます。
ヴォックス(VOX) Vintage Coil Cable VCC090
クラシックなデザインと高音質を両立させたベースにも使えるシールド。マルチゲージ構造により、各周波数帯域に最適化された豊かな音質を実現しています。ヴィンテージ感のあるコイル状のデザインを採用しているのもポイントです。
二重シールド構造を採用し、演奏中の不要なノイズを低減。また、最大9mまで伸びるコイル状の設計を採用しています。扱いやすさと音質の両方にこだわりたい方におすすめのシールドです。
ヴォックス(VOX) Class A Bass Cable VBC-13
低音域を明瞭かつ正確に伝送するプロフェッショナルなベース用シールドケーブル。99.99%純度の高品質OFC銅導体とマルチゲージ構造により、信号の損失や歪みを防ぎます。二重シールド設計でノイズや干渉を効果的にカットすると謳われているのも魅力です。
金メッキコネクターを採用し、伝導性と安定性を高めています。また、ポリエチレン絶縁体により、信号伝送の効率と音質を向上。クリアな低音が求められるライブやレコーディングでのベース演奏におすすめです。
ヴォックス(VOX) VOX Standard Rock Cable VGS030
純度99.99%のOFC銅を採用した音質重視のベースにも使えるケーブル。クリアかつ自然なミッドレンジを引き出します。ポリエチレン絶縁体による外部ノイズの遮断性能も優れているのも魅力です。
本製品は3mの使いやすい長さを実現。また、L字型プラグとストレート型クラブの組み合わせで、ステージでの動きを妨げにくいのもポイントです。24Kメッキ仕上げのコネクターで耐食性に優れ、長期的に使用できます。
エレコム(ELECOM) シールドケーブル DH-SH50
高純度OFC99.995%の無酸素銅を採用し、信号の歪みを抑えた伝送を実現するギター・ベース用シールド。22AWGの太い導線構造による、クリアで減衰の少ないバランスのよい音質が特徴です。
コネクター部分には抜き差しがしやすいローレット加工が施されており、快適な操作感を提供。5mの長さがあるため、ライブやスタジオでも動きやすく演奏に集中できます。フィラー内蔵で劣化が少ないのも魅力。音質にこだわるミュージシャンにおすすめのシールドです。
ヒストリー(HISTORY) ウルトラベース HC-735
中域〜低域の再現性を追求したベースにも使えるケーブル。AWG22規格のOFC銅線を60本使用した2芯構造により、周波数帯域が広いのが魅力です。φ8mmの極太ケーブルながら柔軟な「FLEXIBLE PVC JACKET」を採用し、ライブでの動きにも柔軟に対応可能。音ヤセが少ない設計が特徴です。
アメリカの企業「SWITCHCRAFT」のプラグを採用し、品質と耐久性に優れているのもポイント。ケーブルは3mと余裕ある長さで、自由度の高い演奏が可能です。音の太さとクリアさを求める方におすすめです。
オヤイデ(OYAIDE) QAC-222G L-S
ベースやギターの個性を引き出すために設計された、ベースにも使えるシールド。音響専用ハンダ「SS-47」を採用し、音の密度とレンジ感をコントロールしています。
真鍮削り出しプラグはダイレクトコンタクト構造で、芯のあるサウンドと耐久性を両立しているのが特徴。「Bullet」をモチーフにデザインされています。
際立つエッジ感と豊かな表現力を持ち合わせ、楽器本来のサウンドを引き立てます。レッドにゴールドの印字を施した高級感のある外観も魅力です。ステージパフォーマンスやレコーディングで、存在感のあるサウンドを求めるプレイヤーにおすすめです。
モンスターケーブル(MONSTER CABLE) ギターケーブル M ROCK2-3 600625
クリアな高音と鮮やかな倍音を実現するプロ仕様のシールド。特許取得済みの「マルチゲージ・ネットワーク構造」により、迫力のあるサウンドを届けます。24Kのゴールドコネクターとデュラフレックス保護ジャケット採用で、長期間安定した音質を維持できます。
約90cmの取り回しやすい長さも魅力。特に、高速トランジェントを活かした表現が可能です。ハムノイズを低減できる、おすすめのシールドです。
カスタムオーディオジャパン(CUSTOM AUDIO JAPAN) Legacy Cable I-L 5m 5YW
多くのプロミュージシャンに長年支持されてきた実績を持つギターケーブルの復刻版。プラグ形状はストレートで、ケーブルの長さは5mです。
付属の専用ケーブルタイを使えば、フックなどに掛けてきれいに保管できます。さらに、プラグキャップが端子の汚れや酸化を防ぎ、良好なコンディションを保つのに役立ちます。サウンドシステムにこだわりたいプレイヤーにおすすめです。
FEYCH ギターシールド
耐久性に優れたベースにも使えるシールド。ナイロン織りによる多層構造で摩耗や汚れなどに強く、断線リスクを軽減します。外部干渉に強いため、クリアなサウンドを安定して伝送できるのが魅力です。
3mの使いやすい長さと片側L字型プラグの組み合わせで、ライブやスタジオでの取り回しが快適。ギターやベース、キーボードなど、さまざまな楽器に対応しています。セッションやバンド練習で複数の楽器を使い分ける方におすすめです。
アイバニーズ(Ibanez) シールド SI10
スタンダードなギター・ベース用ケーブル。手軽に使える基本の1本としておすすめの製品です。
扱いやすい3.05mの長さを採用。両端はストレートプラグ仕様です。また、結束用のオリジナルストラップが付属。自宅での練習やスタジオでのリハーサルなど、さまざまな演奏シーンでおすすめのベース向けのシールドです。
micawber ベース シールド
クリアなサウンドを実現するギター・ベース用シールド。無酸素銅シールドを採用しており、外部干渉によるノイズを低減します。ケーブルを踏んだり引っ張ったりした場合に断線しにくい、耐久性に優れたオリジナルツイード織布を使用。軽量ながらも優れたレスポンス性で楽器本来の音質を忠実に伝達します。
ストレート型とL型のコネクターを組み合わせた設計も魅力。3mと十分な長さがあり、取り回しに優れています。ライブステージでの利用や、長時間のレコーディングセッションでの利用などにおすすめのシールドです。
イーエクスプロ(Ex-pro) ギターケーブル FL-3LS
独自素材「HIIIX」を採用したギター・ベース用シールドケーブル。世界最小クラスの線間容量50pF/mを実現し、長さ3mでも高域の減衰を軽減できます。ボリュームを絞ったときのハイ落ちや立ち上がりの鈍さが少ないのも魅力です。
柔軟な構造でステージでの激しい動きにも対応可能。L字型とストレート型を組み合わせたプラグデザインで接続も容易です。チップ部とパイプ部が一体化した設計で音抜けも向上しています。アコースティックからエレキギター、ベースまで幅広い楽器を使用する方におすすめです。
Syncwire ギターシールド SW-SC153

クリアな音を生み出せると謳われた、ベースにも使えるシールド。二重シールド構造により外部ノイズを効果的に低減しています。
編組ナイロン素材を採用しており、断線や接続不良が発生しにくくなっているのが特徴。折れにくく、絡みにくい設計で、使い勝手に優れています。
ギター・ベース・アンプ・電子ドラムなど、幅広い楽器と互換性があるのも魅力。さまざまな場面で活躍するおすすめのケーブルです。
ベースシールドは演奏性の向上だけでなく、自分好みの見た目を叶える際にも活躍するアイテムです。素材や形状によって、弾き心地や見た目の印象は変わります。取り付け方法もモデルによって異なるため、自分のベースに適合するか確認が必要。本記事を参考に、プレイスタイルや好みに合ったモノを見つけてみてください。