デザインに優れたパソコンと言えばAppleの「Mac」を思い浮かべる方が多いかと思いますが、最近ではWindowsマシンでもおしゃれなモデルが数多くラインナップされています。
なかでも注目は、Windowsの本家本元であるMicrosoftがリリースしている「Surface」シリーズ。洗練されたフォルムながらも、ハイスペックを搭載しているのが特長です。
そこで今回は2017年の秋冬モデルとして話題の「Surface Book 2」をピックアップ。ノートパソコンとタブレットを1台でまかなえるので、ワンランク上の便利さを求めている方は要チェックです。
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ビックカメラ 商品部 PC担当バイヤー
鈴木 淳さん
注目の製品について、大手家電量販店「ビックカメラ」のベテランバイヤーである鈴木さんにお話を伺いました。
Q:簡単に経歴を教えてください。
A:2001年4月入社で、バイヤー歴は8年です。2015年よりPC本体の配属になりまして、ビックカメラはもちろん、コジマやソフマップを含むグループ全体を担当しています。
Q:「Surface Book 2」のおすすめポイントはどこですか?
A:まずはキーボードによるタイピングだけでなく、タッチパネル操作やペン書きにも対応している点です。さらに、ノートパソコンながら動画編集やゲーミングもカバーできるパワフルさも魅力。また、解像度が高くて写真映りも良好なので、最近話題の「インスタ映え」にもしっかり対応できます。男女問わず幅広い世代に使ってほしい1台ですね。
すべてをこの1台に集約
https://www.youtube.com/watch?v=a5t7QJPHIFA
第8世代のCoreプロセッサーの登場とWindows 10の大型アップデートによって注目されている2017年秋冬モデルのノートパソコン。なかでも「Surface Book 2」はこれまでMicrosoftが培ってきた技術やノウハウはもちろん、細部にまでこだわること、忍耐強く妥協しないこと、完璧に仕上げるために時間をかけることを突き詰めた渾身作です。
細部をチェック
左側面
左側面はUSB type-Aが2ポートとSDカードスロットを搭載。WordやExcelなどはもちろん、一眼レフカメラなどで撮影した画像データの転送や取り込みもスムーズにできるので外出先でも快適に使えます。
また、本製品はノートパソコンを閉じた際に隙間があるのが特徴的ですが、これはキーボードを取り付けたままでも折りたたんで画面に書き込める「スタジオモード」を活用する際に便利。別途スタンドを用意せずともディスプレイに傾斜をつけることができるので、画面の見やすさだけでなくペンの書きやすさにも配慮しています。
右側面
右側面には充電やSurfaceドックなどを装着できる「SurfaceConnect」とUSB type-Cを搭載。当然、Wi-FiやBluetoothも完備しているほか、バッテリーの駆動時間は最大17時間とモバイル用途にもしっかり対応しています。
使い勝手が良好
画面タッチでスムーズに操作
トラックパッドはもちろん、画面タッチ操作にも対応。タブレット感覚で使えるので、サイトの閲覧や書類データのチェック程度であればスピーディーかつ快適に作業が進められます。
高精度なペンにも対応
アクセサリーの「Surface ペン」を活用すれば画面に直接書き込むことができます。現行モデルは筆圧検出4096段階・傾き検出・低遅延のペンで、手書きにしっかり対応。別途タブレットを用意する必要がないため、クリエイティブな作業もストレスなく進められます。
本体にはマグネットも付いているので常にセットで使えるのもメリット。ペン先もしっかりしているので書き心地は良好です。
タブレットへの切り替えもラクラク
キーボード右上部にはノートパソコンからディスプレイを取り外すためのボタンを配置。長押しをするとカチッと軽快な音がなり、聴覚からでも確認することができます。なお、静音性は高いので、カフェなどでも気にすることなく対応できるよう配慮されているのもポイントです。
ビジネスとプライベートのどちらでも使いやすい
ビジネス
「Surface Book 2」の強みはビジネスにおける隙のない便利さ。自由度の高いペン操作やタッチ操作で資料をサクッと作れるのはもちろん、オートフォーカス対応の800万画素背面カメラを活用することで撮影もスムーズに行えます。
なお、Microsoftが提供しているアプリ「Office Lens」を活用するとさらに便利。例えば、会議などの打ち合わせシーンでホワイトボードを撮影する際は、斜めからであっても自動で正面から見たイメージに修正をしてくれます。便利アプリなので、ぜひダウンロードしておきましょう。
プライベート
「Surface Book 2」は写真や動画の閲覧、編集作業はもちろん、ゲーミングにも対応できるほどハイスペック。ゲーム機にはない拡張性とスマホよりも充実している大画面でエンタメ分野を存分に楽しめるのは大きなポイントです。
マイクロソフト(Microsoft) Surface Book 2
「Surface Book 2」の現行ラインナップは4機種。サイズは13.5インチ、OSはWindows 10 Proに統一されているものの、製品はCPUと容量で分かれています。重量は1534〜1642gです。
もっともリーズナブルな価格帯はCor i5プロセッサ搭載したモデル。他はパフォーマンスがさらにアップしたCor i7プロセッサを搭載しており、ストレージとメモリの容量に比例して高価になります。
便利な周辺機器もチェック
マイクロソフト(Microsoft) Surface Pen
アイデアをイラスト化するのに便利なBluetooth対応のペン。本体の先端には消しゴムの役割を果たすパーツが付属しているのが特長です。サイズは約W9×H146×D9mm、重量は20g、電源は単6電池1本を使用。カラーはバーガンディ、ブラック、プラチナ、コバルト・ブルー、アクア(数量限定)の5色をラインナップしています。
マイクロソフト(Microsoft) Surface Dial
ショートカットなどがスムーズに行えるダイヤル型ツール。各アプリによってカスタマイズすることが可能で、ブラウザならスクロール、イラストを描く際は文字の太さの調節などに対応できます。電源は単4電池を2本使用。サイズは約W59×H30×D59mm、質量は電池を含めて約145gです。
マイクロソフト(Microsoft) Surface ドック
ノートパソコンを拡張する際に便利なアイテム。端子は「USB 3.0 ポート」が4つ、外部ディスプレイやプロジェクタに接続する「Mini DisplayPort」が2つ、さらに高速通信対応の「ギガビットイーサネットポート」や音声出力ポートもそれぞれ搭載。サイズは約W130×H30×D60mm、重量は550gです。
その他のPCラインナップ
マイクロソフト(Microsoft) Surface Pro
軽量ノートパソコンの代表格である「Surface Pro」。キーボードはもちろん、アクセサリーの「Surface ペン」と「Surface Dial」を活用することで、さらに便利に活用できるのが特長です。
サイズは12.3インチ。OSはWindows 10 Proを搭載しており、サイズは約W292×H8×D201mm、重さは約768〜782gです。ラインナップ製品はCPUが分かれており、Core m3・i5・i7の3種類。軽量ながらバッテリーの駆動時間は最大13.5時間と十分なので、幅広い用途に対応できるおすすめ機種です。
※タイプカバーとペンは別売りです。
マイクロソフト(Microsoft) Surface Laptop
13.5インチでタッチ操作対応のノートパソコン「Surface Laptop」。OSはWindows 10 Sを搭載しています。サイズはW308×H14×D223mm、重さは約1252〜1283g、バッテリーの駆動時間は最大14.5時間です。
製品はCPUが分かれており、Core i5とCore i7の2種類。また、カラーはバーガンディ・プラチナ・コバルトブルー・ゴールドの4色をラインナップしているので、スタイリッシュなノートパソコンを求めている方におすすめです。
最近、ノートパソコンがほしいと思っているユーザーの中には、なにかと“book”と名の付く製品が多いことに気がつくかも知れません。それもそのはず、Appleの「MacBook」はもちろん、Windowsマシンも同様で、東芝の「dynabook」や富士通の「FMV LIFEBOOK」、ASUSの「ZenBook」、Lenovoの「Yoga Book」などがあり、さらにはGoogleがOSを開発した「Chromebook」も含めると、市場はブックと名の付くノートパソコンで溢れ返っています。Microsoftの「Surface Book 2」もそのひとつではありますが、一歩先行く存在。ノートパソコンとタブレットの2台持ちをすることなく1台に集約できるのは便利です。ぜひ、体感してみてください。