ペダルがない自転車登場!
1817年にカール・フォン・ドライスによって発明された木製の二輪車。自転車の原型となったその乗り物にまたがって地面を蹴って走る姿は、現代の私たちにとっても非常に新鮮です。その19世紀の二輪車が現代に、今度はペダルのない自転車「fliz concept bicycle」としてよみがえりました。一体どのような乗り物なのでしょうか? さっそくご紹介しましょう!
ドライジーネが現代風に復活!
「ドライジーネ」として知られる19世紀の木製の足蹴り二輪車。それを現代風にアレンジして復活したのが今回ご紹介するfliz concept bicycle。ペダルはおろかサドルさえもない強烈なインパクトを与えるコンセプト自転車です!
宙吊り乗り
fliz concept bicycleのはじめにご紹介する特徴はその乗り方。ペダルなしで地面を蹴って進んでいるのは一目瞭然ですが、注目すべきは乗車姿勢です。なんと宙づりになっているのです。
現代のテクノロジーであるカーボンフレームから伸びる5点式バックルのベルトを体に装着することで、吊られた状態の前傾姿勢でハンドルを握ることに。そしてあとは地面を勢いよく蹴って、後輪近くのフットレストに足を載せるだけです。
気になる乗り心地
きになる乗り心地は、コンセプト自転車だけに開発チームとその関係者以外はまだ誰も体験したことがないかもしれません。ただ分かっていることは、”宙吊りベルト”にサスペンション効果があること。これだけでもかなり興味深いですね。
細いタイヤとディスクブレーキにより「ドライジーネ」のようなシンプルデザインを継承しているかのように見受けられるfliz concept bicycle。きっとみんなの視線を痛いほど感じることでしょう!
直線的なフォルムを特徴としていた19世紀の「ドライジーネ」に対して、カーボンを駆使した現代風「ドライジーネ」。その曲線を多用したフレームは見ているだけでも楽しくなってきますが、コンセプトバイクとはいえ、どれほどの剛性を獲得しているかも気になりますね。"宙吊りベルト"とカーボンフレームの相乗効果によるサスペンション効果が、経験したことのない"浮いた"乗り心地となるに違いありません!