居眠り防止の強い味方!
日本でのある調査では、全交通事故の原因の2割程度を占めると言われている居眠り運転。その中にはかなりの数の死亡事故が含まれているのは明らかです。もしもヒヤリとした経験があるなら、今回ご紹介する居眠り防止の強い味方であるスマートウェアラブル「STEER」は必見です。さっそく見てみましょう!
STEERとは?
STEERとは、眠気に襲われそうになると振動や電気ショックで目覚めさせてくれる腕に装着するタイプのウェアラブル。ガムやコーヒーでも撃退できない眠気もこれなら一発解決かもしれません!
2種類のセンサーでがっちりガード
ではSTEERはどのようにユーザーの眠気を検知するのでしょうか? 本体に搭載された16個のセンサーより、心拍数と皮膚コンダクタンス(皮膚の上の電気の流れやすさ)を測定します。
眠気に見舞われると2つの値は降下。ユーザーがSTEERを装着すると初めの1分間で通常時の心拍数と電気伝導の値を測定して、万が一の事態に備えることになります。
振動で
STEERでの眠気撃退法は2種類。まず心拍数が通常時の値にくらべて10低くなると、居眠りしそうになっていることを検知して本体の黄色のLEDランプを発光させながら強いバイブレーションで警告してくれます。
電気ショックで
次に上記の状態よりもさらに心拍数の値が3低くなり、皮膚コンダクタンスも下がり始めると、今度はやさしく電気ショックを加えることに。これは結構効くかもしれませんね。
このようにして刺激されたユーザーはセレトニンやノルアドレナリン、コルチゾールの分泌が促進され、逆に睡眠ホルモンであるメラトニンが減ることに。おかげで気分もスッキリ目覚めることができるとのことです。
ユーザーの生理学的な変化を逃さずとらえて眠気を撃退してくれる、1時間の充電で2週間使用できるSTEERは、Kickstarterで109ユーロです! 運転中の眠気に悩まされているドライバーの救世主となるかもしれません!
前述のとおり、心拍数や皮膚上の電気を測定することで居眠りの兆候を見逃さないSTEER。寝落ちしてから対処するというより、そうさせないのが心強いですね。また、眠気を取るためにコーヒーやエナジードリンクを飲むのは常套手段ですが、その過剰摂取が健康被害をもたらすことも報じられていることを考えると、STEERのような方法が安心です。