効率的かつスピーディーにお湯を沸かせるため、登山などのアウトドアシーンで重宝する「ジェットボイル」。調理に適したモノやソロ向け・グループ向けのモノなど、用途に合ったモデルがラインナップされています。
今回は、ジェットボイルのおすすめアイテムをご紹介。各モデルの特徴やオプションパーツについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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ジェットボイルとは?
ジェットボイルは、少量の燃料で調理や湯沸かしができるアウトドアアイテム。2001年に2人の創設者によって立ち上げられたブランド「ジェットボイル(JETBOIL)」から販売されているのが特徴です。
携帯性が高いのがジェットボイルの魅力。クッカー本体にすべてのパールが入る「オールインワン設計」で、リュックやバックパックでも持ち運べます。狭い場所に収納できるのもメリットです。
「サーモレギュレーター」を搭載したジェットボイルは、-6℃の低温環境でも安定した火力で調理が可能。冬のキャンプや登山を楽しむ方におすすめです。高性能バーナーにより火力調節を細かくできるため、煮込み料理にも活用できます。
ジェットボイルのメリット・デメリット
ジェットボイルのメリットは、少量の燃料で素早く湯沸かしや調理ができる点です。モデルよっては0.5Lのお湯を約100秒で沸かせるため、時短調理をしたい方におすすめ。付属のゴトクを取り付ければ、ほかのクッカーも使用できるので便利です。
付属品が充実しているのもポイント。「注ぎ口付きフタ」や「スタビライザー」を本体にセットすると快適に使えます。「オールインワン設計」により、すべてのパーツをクッカーに収納してコンパクトにできるのも魅力です。
ジェットボイルは、揚げ物や炒め物に使えないのがデメリット。液体を熱する目的で造られているため、水分の少ない食材の調理には不向きです。また、ジェットボイルのバーナーでは、他メーカーのガスカートリッジが使えないのも難点。燃料がなくなったら、専用ガスカートリッジを用意しましょう。
ジェットボイルの選び方
用途に合ったモデルを選ぶ
汎用性が高く軽量なスタッシュ
ジェットボイルのなかでも軽量な「スタッシュ」。クッカーの容量は0.8L、調理容量0.5Lとコンパクトなため、ソロ登山やソロキャンプに適しています。
収納時にはパーツ同士の隙間が少なく、移動時のガタつきが抑えられているので、持ち運びやすいアイテムを探している方にもおすすめです。
シングルバーナーを採用しているため、ジェットボイル以外のクッカーも使えて汎用性が高いのがメリット。大きめのクッカーを持参すれば複数人分の調理も可能です。
沸騰時間が早いフラッシュ
沸騰時間を優先したい方には「フラッシュ」がおすすめです。ジェットボイルのなかでも沸騰時間が早いため、飲み物やインスタント食品を素早く作りたいときに重宝します。
クッカーの容量は1Lで、お湯を注ぎやすい縦長のデザインが特徴。沸騰を色の変化で知らせるインジケーターも搭載しています。クッカー側面は断熱カバーで覆われており、調理中でもクッカーを素手で扱えるのもメリットです。
最小限の機能でOKならジップ
シンプルなアイテムが欲しい方には「ジップ」がおすすめ。搭載されている機能が絞られている分、リーズナブルに手に入るのがメリットです。
軽量かつコンパクトなため、持ち運びやすさを重視したい方にもピッタリ。バックパックに収納しやすく、ソロ登山やソロキャンプに適しています。
しかし、火力調節機能や自動点火装置は搭載されていないので、点火にはマッチやライターが必須。また、低温環境で火力を安定させるサーモレギュレーターも搭載されていないため、春〜秋シーズンや、低山ハイクでの使用がおすすめです。
コンパクトで携帯性の高いマイクロモ
携帯性に優れた「マイクロモ」は、ソロでの使用におすすめです。0.8Lのクッカーを採用し、小型化・軽量化を実現。-6℃の低温下でも安定した火力を発揮する「サーモレギュレーター」を搭載しているため、雪山登山や冬キャンプにもピッタリです。
細かい火力調節を可能にするバルブを搭載しているので、さまざまな料理に使えます。100gのガスボンベで約12Lの水を沸騰させられる効率のよさも魅力。自動点火装置も付いており、ジェットボイルの高次元の機能を盛り込んだハイエンドモデルです。
広口浅型で料理がしやすいミニモ
料理がしやすいモデルを探している方には「ミニモ」がおすすめ。料理や食事をしやすいよう、ほかのモデルより口が広く、底が浅いのが特徴です。
低温環境でも火力が安定するサーモレギュレーターを搭載しているため、雪山登山や冬キャンプにもピッタリ。操作性に優れたステンレス製のハンドルや、自動点火装置なども備えており、使い勝手に優れています。
カラーバリエーションが豊富なほか、着せ替え用の専用カバーもラインナップ。機能面だけでなく、デザイン面にこだわりたい方にもおすすめです。
2015年には、米国を代表するアウトドア専門誌「BACKPACKER」による「Editors’ Choice Award」を受賞。「Editors’ Choice Award」は悪天候下などでの厳しいフィールドテストを経て選ばれるため、アウトドア界で最も権威ある賞といわれています。
複数人での使用に適したスモー
グループやファミリーなど、複数人で使用したい方には「スモー」がピッタリです。1.8Lの大容量モデルで、1Lの水が約4分45秒で沸騰します。
サーモレギュレーターを搭載しているため、低温環境下でも安定した火力を発揮。雪山登山や冬キャンプで使えるモデルを探している方にもおすすめです。
しかし、大容量な分、深さがあり奥までかき混ぜにくいといった側面もあります。また、ジェットボイルシリーズのなかでは収納サイズ・重量ともに最大です。
使いやすい機能をチェック
スムーズに点火するなら自動点火装置付きを
スムーズに点火したい場合は、自動点火装置付きのモデルがおすすめ。フラッシュ・マイクロモ・ミニモ・スモーの4モデルが自動点火機能を搭載しています。
自動点火装置付きのモデルは、スイッチを押すだけで点火できるのが魅力。火元に手を近づける必要がなく、やけどのリスクを減らせるのもメリットです。
点火用のマッチやライターが不要なため荷物を減らせるほか、万が一ライターを忘れても使用できます。
しかし、標高が高い場所や気温が低い環境では、自動点火装置が正常に機能しないケースも。そのため、自動点火装置があるモデルを使用する場合でも、ライターを持参するのがおすすめです。
寒い場所での使用にはサーモレギュレーター搭載モデルが安心
寒い場所で使用したい場合は、サーモレギュレーター搭載モデルがおすすめです。サーモレギュレーターは、マイクロモ・ミニモ・スモーの3モデルに搭載されています。
サーモレギュレーター搭載モデルは、-6℃までの低温環境でも安定した火力を維持できるのが魅力。雪山登山や冬キャンプなどでも重宝するため、オールシーズン使えるモノが欲しい方にピッタリです。
また、火加減を細かく調節できるのも特徴。強火での急速沸騰はもちろん、小さい炎をキープするとろ火での煮込み料理にも便利なため、ジェットボイルでさまざまな料理を作りたい方にもおすすめです。
別売りクッカーが対応しているかチェック
オプションのクッカーが対応しているかもチェックしておきたいポイント。オプションのクッカーは「1.5Lセラミック フラックスリング クックポット」「1.5Lクッキングポット」「サミットスキレット」の3種類がラインナップされています。
「1.5Lセラミックフラックスリング クックポット」「1.5Lクッキングポット」は、スタッシュ以外のモデルで使用可能。「サミットスキレット」は、スタッシュではそのまま使用可能で、そのほかのモデルでも付属のゴトクを使用すれば使えます。
また、ジェットボイルには2種類のコーヒープレスもラインナップされています。湯切りざる・蒸し器・落としぶた・泡立て器としても使える便利なアイテム。直径9.5cmの「コーヒープレス」はフラッシュ・ジップ・マイクロモに、直径11.5cmの「グランデ コーヒープレス」はミニモ・スモー・スタッシュに対応しています。
ジェットボイルのおすすめ
ジェットボイル(JETBOIL) JETBOILスタッシュ
できるだけ軽いジェットボイルを使いたい方におすすめの製品です。バーナーとクッカーを合わせた重量が約200gと軽量なのが特徴。「オールインワン設計」でクッカーにパーツを収納できるので、楽に携帯できます。ソロキャンプの荷物を軽くしたい方にぴったりです。
クッカー底面の「フラックスリング」により、熱損失を抑えられるのがメリット。0.5Lのお湯を2分30秒で沸かせると謳われているため、コーヒーを飲みたいときに重宝します。直径20cm、容量1.5Lまでのクッカーやフライパンでも調理できるので便利です。
ジェットボイル(JETBOIL) JETBOILフラッシュ
0.5Lのお湯を約100秒で沸かせると謳われているジェットボイル。バーナーの出力性能を上げて火力とエネルギー効率を高めています。吸熱フィンの「フラックスリング」がクッカーに熱を閉じ込める役目を果たすため、屋外でも快適に調理可能。自動点火装置も搭載しています。
クッカーの容量は1Lで、数人分のスープを作ったりコーヒーのお湯を沸かしたりできるので便利です。湯温の上昇と共にオレンジ色に変化するインジケーターを搭載しており、一目で状態が分かります。キャンプや登山で時短調理をしたい方はチェックしてみてください。
ジェットボイル(JETBOIL) JETBOILジップ
手頃な価格のジェットボイルを使いたい方におすすめの製品です。機能がシンプルで使いやすいのがメリット。低価格ながら熱効率が高く、快適に湯沸かしや調理が可能です。約12Lの水を別売り燃料の「ジェットパワー100g」で沸かせるため、キャンプや登山で重宝します。
クッカーには断熱カバーの「コジー」が付いており、熱くても素手で扱えるので便利です。クッカー本体にすべてのパーツを収納できる「オールインワン設計」で、携帯しやすいのもポイント。コスパのよいジェットボイルを使いたい方に適した製品です。
ジェットボイル(JETBOIL) JETBOILマイクロモ
「サーモレギュレーター」により、-6℃の環境下でも安定した火力を保てるジェットボイルです。冬のキャンプや登山で快適に使えるのがメリット。容量は0.8Lでソロキャンプにも適しています。クッカーにすべてのパーツをひとまとめにできるので、楽に携帯が可能です。
「フラックスリング」が熱効率を高めるため、燃費がよく弱い火力でも素早くお湯を沸かせます。細かい火加減が可能で、強火で急速沸騰したりとろ火で煮込み料理を作ったりできるのもポイント。「クッカーハンドル」付きで手なじみがよいのも魅力です。
ジェットボイル(JETBOIL) JETBOILミニモ
調理がしやすいジェットボイルを使いたい方におすすめの製品です。クッカーが広口で高さが低く設計されているのが特徴。食材を入れたりかき混ぜたりしやすく、調理がスムーズにできます。料理が食べやすくてスプーンや箸を持つ手が触れにくいのもメリットです。
火力調節が細かくできるバルブを搭載。強火で急速沸騰したり、とろ火で食材を煮込んだりできます。「サーモレギュレーター」搭載で、-6℃の低温下でも火力が安定するのもポイント。「オールインワン設計」でパーツとクッカーをまとめられるため、携帯も楽にできます。
ジェットボイル(JETBOIL) JETBOILスモー
グループキャンプに便利な容量1.8Lのジェットボイル。1Lのお湯を4分45秒で沸かせると謳われているため、コーヒーをまとめて淹れられます。「サーモレギュレーター」搭載で、冬でも安定した火力で使えるのがメリット。とろ火にも調節できるので、炊飯や煮込み料理も可能です。
熱効率を高める「フラックスリング」を搭載。弱い火力でも素早く調理ができ、燃費がよいのも魅力です。付属の「スタビライザー」を取り付ければ、安定した状態で調理可能。「オールインワン設計」でコンパクトにまとまるので、バックパックでも携帯できます。
ジェットボイルの売れ筋ランキングをチェック
ジェットボイルのランキングをチェックしたい方はこちら。
ジェットボイルで作れるおすすめレシピ
梅にゅうめん
約3分で調理できる梅にゅうめんはアウトドアにぴったりなレシピです。粉末うどんスープ1袋と水0.4Lをジェットボイルに入れ、しっかりかき混ぜてから加熱します。フタをするとふきこぼれやすいので、フタを外して加熱するのがポイントです。
沸騰したら弱火に切り替えてそうめん1束を入れ、約1分間煮ます。火を止めたら梅干を入れましょう。器に盛り付けて三つ葉を添えれば完成です。さっぱりした味わいで食べやすいため、味が濃いアウトドア料理に飽きたら作ってみましょう。
栗ぜんざい
キャンプで食後に食べると体があたたまる栗ぜんざいです。ジェットボイルにつぶあん150gと水0.15Lを入れてかき混ぜ、全体が均一になったら弱火で加熱。沸騰したら薄くカットした餅を3枚入れて、約1分煮込みます。
餅の状態を確認して柔らかくなっていたら火を止め、皿に盛り付けて栗甘露煮1個を添えましょう。約5分で簡単に調理ができる栗ぜんざいは、子供や高齢者など多くの方も食べやすいおすすめのレシピです。
芋煮
寒い日に食べると体があたたまる芋煮です。事前に豚バラ肉50gを大さじ2の味噌で一晩漬けておきましょう。一口サイズに切った里芋4~5個とこんにゃくをジェットボイルで下茹でして取り出しておきます。
水400mlに粉末だしと人参・ごぼう・大根などの好きな根菜を入れて加熱。沸騰したら一晩漬けた豚バラ肉と下茹でした里芋とこんにゃくを入れます。好みで白菜やきのこを入れるのもおすすめです。
全体に火が通ったら長ネギを入れて醤油で味を調えます。辛い系が好きな場合は、食べる前に七味唐辛子をプラスしましょう。作り方も簡単で調理時間も短く、さまざまな栄養を摂取できるレシピです。
携行性に優れたモノや調理に適したモノなど、さまざまなタイプがラインナップされているジェットボイル。人数や作りたい料理など、使用シーンをイメージして選ぶのがポイントです。本記事を参考に、自分にピッタリのジェットボイルを見つけてみてください。