玄米をわずかに発芽させた「発芽玄米」。発芽させることで酵素が活性化し、玄米よりも栄養価が高くなるといわれています。しかし、商品によって特徴が異なるため、どれを選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、発芽玄米のおすすめをご紹介します。特別栽培農産物を使ったタイプや手軽に食べられるレトルトタイプまでピックアップしました。選び方も紹介しているので参考にしてみてください。
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発芽玄米と玄米の違いとは?
玄米とは、稲の実からもみ殻だけを取り除いたお米のことです。精米していないのでぬかや胚芽が残っており、白米よりも栄養価が高いのが特徴。ぬか部分が硬く、パサパサした食感に抵抗を持つ方もいますが、よく噛んで食べるとお米の甘みを味わえます。
一方、発芽玄米とは玄米に水分を与えて、少し発芽させたお米のことです。発芽する際に酵素が活性して栄養素をたくわえていくため、玄米よりも栄養価が高いのが特徴。やわらかくてモチモチとした食感で旨みを感じられるので、玄米が苦手な方でも食べやすいのが魅力です。
玄米と発芽玄米は共に、食物繊維・ミネラル・カルシウム・ビタミンEなどの栄養素が豊富。さらに発芽玄米は、玄米よりもGABAの量が2~3倍多く含まれているといわれています。発芽玄米は、食べやすさと栄養価の高さを重要視する方にぴったりです。
発芽玄米のおすすめ
アイリスフーズ やわらかおいしい発芽玄米
白米を炊く感覚で炊き上げられる発芽玄米です。白米よりも豊富な栄養価があります。発芽によってぬかがやわらかくなっており、食べやすいのもうれしいポイント。無洗米タイプなので、調理も簡単です。
白米や雑穀米と混ぜて食べてもおいしく楽しめます。容量は300g・700g・1500g。700gと1500gはスタンドチャック仕様なので、日常的に玄米を食べる方にもおすすめです。気軽に食べられる発芽玄米を探している方はチェックしてみてください。
ファンケル (FANCL) 発芽米
メーカーオリジナルの製法で発芽させた、発芽玄米です。ぬかに含有されるオリザノールやフェルラ酸といった栄養素をふんだんに摂取できるのが特徴。発芽によって甘さも感じられ、弾けるような食感を楽しめます。
発芽米だけで食べるのはもちろん、白米と混ぜて炊くのもおすすめ。原料の受け入れから選別、発芽の工程から出荷までを徹底した管理下で行っています。味や品質にこだわった発芽玄米が食べてみたい方は、検討してみてください。
はくばく もっちり美味しい発芽玄米
玄米よりも食べやすいと謳われる、発芽玄米です。はじめて玄米にチャレンジしたい方にぴったりの商品。メーカーオリジナルのスチーム製法を採用しており、食べやすいだけではなく洗わずに白米と同じモードで炊飯可能です。
弾力のある食感を楽しめます。食物繊維とGABAを摂取できるのも魅力。白米と同量を混ぜて炊き上げるのがおすすめの食べ方です。
冷めてもおいしく食べられる質感を追求しており、お弁当のおにぎりなどにもぴったり。容量は1kgです。健康に気を遣っている方は、ぜひチェックしてみてください。
渡辺米穀 特別栽培米 福井県産こしひかり 発芽玄米
福井県産コシヒカリの発芽玄米です。福井県認証のマークがついた、無農薬栽培の特別栽培米。原料となるお米は、コウノトリが飛んでくるといわれる田んぼで栽培されています。特別な発芽装置を使っており、アブシジン酸の検出がされていない商品です。食物繊維・ビタミンB群・GABAを豊富に含んでいます。メディアでも取り上げられた実績があるのもポイントです。
なお、無農薬栽培の発芽玄米なので、あたたかい時期は虫が湧きやすくなる点には注意が必要。本製品は購入した発芽玄米を涼しい場所で保管できる方におすすめです。発芽玄米の品質にこだわりたい方に適しています。
オーサワジャパン 有機活性発芽玄米 国産
製造工程でボイルしていないのが特徴の有機発芽玄米。農薬を使っていない期間は5年以上です。炊飯器で手軽に炊けるのが魅力。開封前であれば、常温で6ヵ月の保存が可能です。
滋味あふれる食事を基本とするマクロビオティックを重視するメーカーの商品。環境に配慮した生活を送りたい方や、マクロビオティックを実践している方におすすめです。
米夢の郷 ふっくら発芽玄米
会津産のコシヒカリを原料とした発芽玄米。メーカーが自社で栽培・加工しているのが特徴です。独自の精米方法を採用しているのがポイント。皮に細かな切れ込みを作ることで、吸水力の高い発芽玄米に仕上げています。
発芽玄米にありがちな食感の悪さは少なく、弾力のある食感を楽しめるのも魅力です。白米に比べて、GABA・食物繊維・ミネラル・ビタミンEがふんだんに含まれており、健康に気を遣っている方にもおすすめ。白米に対して、30%程度の分量を入れて炊くとおいしく炊き上がります。
全農パールライス 発芽玄米 茨城県産ミルキークイーン
茨城県産のミルキークイーンを原料にした発芽玄米です。弾力があり、低アミロース米としても知られるミルキークイーン。本商品はミルキークイーンの持つ個性を活かしながらも、食べやすく加工した発芽玄米です。
無洗米タイプなので、洗わずに白米と同じように炊けるのもうれしいポイント。食べやすい味わいで、はじめて玄米を取り入れる方にもぴったりです。チャック付きの袋を採用しています。容量は1kg。発芽玄米に使われているお米の品種にもこだわりたい方におすすめです。
ベストアメニティ 国内産ぷちぷち発芽青玄米
青玄米を用いた発芽玄米です。青玄米は育っている最中の若い玄米のこと。粒は小さく、外皮の占める割合が多い点が特徴です。外皮は食物繊維・ビタミンB1・ビタミンE・フィチン酸を含んでおり、外皮が多いことでより多くの栄養を摂取できます。
青玄米をメーカー独自の方法で発芽させているのがポイント。にがり水で発芽させることで、マグネシウム・GABA・アラニンを増加させています。玄米特有の臭いや硬さがなく、青玄米の状態でも食べやすいのが魅力です。
賞味期限は製造から1年半。300gと1050gをラインナップしています。発芽玄米のなかでも、青玄米を用いたモノが気になる方におすすめです。
発芽玄米 まるで白米食感 半生発芽玄米
白米のような食感にこだわった発芽玄米です。独自製法でアルファー化加工しているのが特徴。さらに、ソフト加工を施すことで独自の味わいを実現しています。やわらかく白米に近い食感に仕上げており、入っていても発芽玄米だと気づきにくいのがポイントです。
無洗米で漬け置きが不要なのも魅力。1袋120gでおよそ1合分に個包装されており、計量する手間が省けるのもメリットです。水加減を調節すれば、おかゆなどにも利用できます。賞味期限は、製造日から1年。保育園や高齢者施設、学校給食でも用いられている商品です。
日本盛 発芽玄米
秋田県産のあきたこまちを使った発芽玄米です。秋田産のあきたこまちは、美人米とも称されているのが特徴。発芽の工程は、東北地方の北上山系に湧く清流に浸して行っています。
通常の発芽玄米よりも、水分が多く含まれているのがポイント。乾燥してひび割れなどが起きるのを防いでいます。深みのある甘みと香り、弾力のある食感を楽しめるのが魅力。カルシウムとマグネシウムの摂取に適した栄養機能食品です。
GABAの含有量は白米の10倍程度。賞味期限は1年です。パッケージは真空パックを採用しています。あきたこまちを使った発芽玄米が気になる方はチェックしてみてください。
大潟村あきたこまち生産者協会 発芽玄米
大潟村産あきたこまちを使った発芽玄米です。秋田県認証制度の特別栽培米を厳選して使用しています。GABAや食物繊維がふんだんに含まれており、栄養価の高さがポイント。白米と同じように炊飯器の白米モードで炊き上げられます。原料の生産地である大潟村は、あきたこまちの生産者たちがお米を作るために干拓した場所です。
徹底した品質管理を行っているのが特徴で、質の高いお米を生産しています。生産地や生産者にも注目して発芽玄米を選びたい方におすすめです。
創健社 発芽玄米 元氣米
特別栽培米のコシヒカリを使った発芽玄米です。玄米を低温流水によって発芽させているのが特徴。発芽したあとは低温で乾燥させており、栄養を損ねることなく保存できるのもポイントです。GABAの含有量が増え、食感や甘さが強い発芽玄米に仕上がっています。
pH調整剤や殺菌剤は不使用。玄米の硬い部分を除去しており、食感に違和感が少なくと謳われています。炊く前の洗米が1回で完了するのもメリットです。
本商品は水に漬けると再度発芽状態になり栄養価が上昇すると謳われているため、水に数時間漬けてから炊くのもおすすめです。発芽の工程にこだわった発芽玄米が気になる方はチェックしてみてください。
JA全農ラドファ 発芽玄米ごはん 金のいぶき
胚芽が多く含まれている、栄養価の高い発芽玄米です。パックご飯でありながら、炊きたての味わいを実現する「ガス直火炊き」を採用。さらに、こだわりの食感を生み出す「シャリ切り製法」でおいしく仕上げているのがポイントです。
弾力のある食感を楽しめるのが魅力。原料は宮城県産のうるち米です。容量は150g。賞味期限は製造後12ヵ月です。保存料は使っておらず、素材の味を楽しめます。加熱時間も短く、気軽に発芽玄米を食卓に取り入れたい方におすすめです。
たかの 発芽玄米ごはん
うるち米をブレンドした発芽玄米です。新潟産コシヒカリの発芽玄米を50%配合しています。国産米と一緒に炊き上げた、レトルトタイプの発芽玄米。ごはんのおいしさをダイレクトに堪能できる、食べやすい味わいが魅力です。おにぎりやカレーをはじめ、さまざまな食べ方で楽しめます。
同メーカーは、原料の確保から製造まで品質管理を徹底しているのが特徴。さらに、官能検査を実施して、品質をチェックしています。内容量は180gです。開封前の賞味期限は製造より240日。発芽玄米と国産米をブレンドした、レトルトタイプの発芽玄米を食べたい方におすすめです。
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発芽玄米の選び方
安全性にこだわるなら「特別栽培農産物」を選ぼう
特別栽培農作物とは、「農薬」と「化学肥料」の使用量を地域が定める基準の半分以下に減らして作った農産物のことです。特別栽培農作物を購入する際は、袋の表示ラベルをチェックするのがおすすめ。特別栽培農作物であるかどうかはもちろん、農薬や化学肥料の使用状況や責任者情報などが記載されています。
特別栽培米は通常栽培米と比べると使う農薬や化学肥料が少ないため、安全性が気になる方におすすめ。ただし、農薬や肥料を抑えて栽培するので、生育不良や病害虫の発生リスクが高く、価格はやや割高になるのがデメリットです。安全性が気になる方は、特別栽培農作物の発芽玄米を選んでみてください。
不足しがちな栄養も摂るなら栄養機能食品をチェック
栄養機能食品とは、ビタミンやミネラルなど特定の栄養成分を補給するために利用できる食品のことです。栄養成分はそれぞれに1日あたりの摂取目安量があり、国によって基準値が定められています。一定の基準量を含む食品であれば、栄養機能食品と表示することが可能。栄養機能食品の発芽玄米も販売されています。
栄養機能食品として表示できる成分は、ビタミン類とミネラル類のほか、n-3系脂肪酸を含む3種類です。ビタミン類にはビタミンA・ビタミンB群・葉酸などがあり、ミネラル類は亜鉛・カリウム・鉄・カルシウムなど。1日あたりの摂取目安量と注意事項を確認し、不足している栄養を補うために役立ててみてください。
銘柄や産地をチェック
発芽玄米を選ぶときは、銘柄や産地に注目するのもおすすめ。こしひかりやあきたこまちが有名な銘柄です。こしひかりの産地としては新潟県の魚沼や福島県の白河のほか、兵庫県の丹波篠山などが人気。もっちりした食感と甘みのある味わいを楽しめます。
あきたこまちの産地としては秋田県が有名です。発芽玄米にしても粘り気が強く、甘みと香りを楽しめるのが特徴。秋田県だけで約40万トンも生産されています。
銘柄や産地により、味わいの特徴はさまざま。自分好みの発芽玄米を見つけてみてください。こだわりがない方は、有名な銘柄や産地の発芽玄米を試してみるのもおすすめです。
手軽さや便利さは価格を考慮して選ぼう
手軽さや便利さを求めている方には、レトルトタイプの発芽玄米がおすすめです。炊飯の手間がかからず、電子レンジや熱湯であたためるだけで食べられるのが魅力。発芽玄米をはじめて試す方でも、気軽に食べられます。
水で洗う手間を省きたい方には、無洗米タイプの発芽玄米もおすすめ。白米の無洗米と同じく、忙しいときや時間がないときにも重宝します。ただし、レトルトタイプや無洗米タイプの発芽玄米は手軽に準備できる分、割高なモノもあるので価格を考慮して選んでみてください。
発芽玄米のおいしい炊き方
無洗米でない発芽玄米の場合は、炊飯する前に水でしっかりと洗うのがおいしく炊くコツです。よく洗うことでヌカ臭さが抑えられ、香りよく炊けます。塩を少量入れて炊飯するのも、おいしく炊くためのポイントです。塩を加えることで玄米に含まれるカリウムの苦みが中和され、食感よく炊き上がります。
水は水道水でもミネラルウォーターでもかまいませんが、ミネラルウォーターを使用する場合は軟水を選ぶのがおすすめです。
食物繊維やミネラルなど、さまざまな栄養素が凝縮された発芽玄米。なかでもGABAは、白米の約10倍、玄米の2~3倍も含まれているとされています。さまざまな商品が販売されているので、ぜひ本記事を参考にお気に入りを見つけて、毎日の生活に取り入れてみてください。