巨大な未知の脅威に立ち向かう、ハラハラドキドキの展開が魅力の「怪獣漫画」。また、怪獣の出現や生態の謎を解く、ミステリー要素を含む作品が多いのも大きな特徴です。

そこで本記事では、圧倒的脅威と人間の関わりを描いた怪獣漫画の、おすすめ作品をご紹介していきます。ぜひ購入の際の参考にしてみてください。

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怪獣漫画のおすすめ

怪獣8号

集英社 著者:松本直也 既刊10巻

怪獣8号

怪獣となってしまった男が怪獣と戦う、人気怪獣漫画です。2020年7月から「少年ジャンプ+」にて連載中で、2024年4月からはアニメも放送予定。また、次にくるマンガ大賞2021では、Webマンガ部門で1位に輝きました。

災害として怪獣が発生する、怪獣大国・日本。敏腕隊長の亜白ミナがまとめあげる防衛隊第3部隊は、国民から英雄のように尊敬されていました。

一方で、討伐された怪獣を片付ける仕事をする32歳の日比野カフカは、防衛隊に入る夢を諦めモヤモヤする日々を送っています。しかし、彼の人生は、ある事件を境に大きく変わっていくのでした……。

32歳のカフカが、夢を叶えようと努力する姿に惹かれると話題の作品です。主人公の年齢が高く、大人でも自分を重ねて楽しめるのが特徴。ド派手なアクションに加えて、カフカの正体がいつバレるかというドキドキ感も魅力のおすすめ怪獣漫画です。

ジガ-ZIGA-

集英社 原作:佐野ロクロウ 作画:肥田野健太郎 全2巻完結

ジガ-ZIGA-

怪物と戦う少年と衝撃の真相を描く、王道の怪獣漫画です。2018年に「週刊少年ジャンプ」にて連載されていました。

明るく充実した学校生活を送っていた少年・蜂鐘コウには、ある悩みがありました。それは、毎晩怪物に潰される悪夢をみることです。毎晩悩みながらも幼馴染み・星羅と日々を過ごしていた彼の前に、万野と名乗る謎の男が現れます。「怪物は実在する」と話す彼の登場をきっかけに、コウの人生は一変します。

開始から怒涛の展開で、予想を裏切るストーリーだと評判の作品。全2巻と短めのため、一気に読みやすい怪獣漫画を探している方におすすめです。

スノウボールアース

小学館 著者:辻次夕日郎 既刊6巻

スノウボールアース

雪と氷に覆われた地球で主人公たちが奮闘する、近未来SFの怪獣漫画です。元々はスピリッツ賞を受賞した読切り作品で、2021年から「月刊!スピリッツ」にて連載されています。

人見知りの少年・鉄男と、彼の唯一の友達である巨大ロボット・ユキオ。彼らは銀河怪獣と激しい戦いを繰り広げ、地球の救世主となります。最後の戦いが終結し、鉄男は10年ぶりに地球に帰還しました。しかし、鉄男が守ったはずのそこは、彼が知っている地球とは違い、雪と氷に覆われた死の土地となっていたのです。

凍結地球(スノウボールアース)を舞台に、他人と話すのが苦手な主人公に焦点を当てた本作品。SF要素満載の世界観に、ドラマがうまく溶け込んでいると高い評価を得ています。ロボットが登場する、怪獣漫画に興味がある方におすすめです。

巨蟲列島

秋田書店 原作:藤見泰高 作画:廣瀬周 全6巻完結

巨蟲列島

巨大昆虫と対峙する人間を描く、パニックサバイバル作品です。「マンガクロス」にて2019年まで連載されていた作品で、完結後も続編『大巨蟲列島』が連載されています。また、2020年には劇場版化もされました。

旅客機が墜落し、島で遭難した織部睦美。彼女やクラスメイトが辿り着いたその島は、巨大な昆虫が食物連鎖の頂点に立つ場所でした。彼らは睦美の昆虫知識を頼りに、サバイバルを開始します。

設定の秀逸さが話題で、性描写やグロテスクな描写も含んだ漫画です。ダークな作風でありながら、昆虫の知識も豊富に盛り込んでいます。実在する生物を題材にした怪獣漫画を探している方におすすめです。

BUGS-捕食者たちの夏-

小学館 原作:七月鏡一 作画:藤原芳秀 全3巻完結

BUGS-捕食者たちの夏-

巨大昆虫と自衛隊の戦いを描いた、サバイバル冒険漫画です。2007年まで「週刊ヤングサンデー」で連載され、2012年からは続編『BUGS LAND』も連載されていました。実戦経験もある女性自衛官が主人公の作品です。

原子炉施設を襲撃し、山中のある村に潜伏したテロリスト集団。陸上自衛隊の特殊作戦群は、潜伏先の村で殺された住民を発見します。しかし、それはテロリストの仕業ではなく、突然変異で巨大化した虫の跡だったのです。

次々と登場する巨大化した虫が恐ろしいと話題の作品。自衛官を中心とした、ミリタリー漫画としても楽しめます。巨大生物と組織的に戦う怪獣漫画を探している方におすすめです。

ハカイジュウ

秋田書店 著者:本田真吾 全21巻完結

ハカイジュウ

東京に突如出現したモンスターとの攻防を描く、未知のパニックホラー作品です。1部が2014年まで、2部が2017年まで「月刊少年チャンピオン」にて連載されていました。

舞台は東京の立川。バスケに精を出す普通の高校生・鷹代陽は、いつも通りの平和な日常を送っていました。しかし、突然の地震をきっかけに、彼は同級生の死体の山とその側にいる怪物を目にします。

未知で強大なモンスターから、東京を縦横無尽に逃げまわるのが特徴。圧倒的な画力で描かれるモンスターが不気味で、スピード感のある展開も魅力です。モンスターパニック作品を読みたい方はチェックしてみてください。

乙女怪獣キャラメリゼ

KADOKAWA 著者:蒼木スピカ 既刊7巻

乙女怪獣キャラメリゼ

怪獣に変身してしまう少女の恋を追う、ファンタジーラブコメ漫画です。2018年から「月刊コミックアライブ」にて連載中の本作品。主人公は、ある特殊な悩みを持つ1人の少女です。

少女・赤石黒絵は、感情が昂ると体の一部が巨大化してしまう症状に悩んでいました。周囲から蔑まれながらも、根暗な振る舞いで目立たないように過ごしてきた黒絵。しかし、イケメン男子・新汰との接触で、彼女の昂りは最高潮に達してしまうのでした。

恋愛感情が昂ると、怪獣になってしまうという斬新な設定が魅力です。少女漫画らしい絵柄で、恋愛漫画としても楽しめます。かわいい主人公の恋愛要素もあるおすすめの怪獣漫画です。

怪獣自衛隊

新潮社 著者:井上淳哉 既刊12巻

怪獣自衛隊

巨大な怪獣と戦う、日本の組織を描いた怪獣漫画です。2020年から「月刊コミックバンチ」で連載しています。

令和X年の日本。海底の地滑りを原因とする大津波が、太平洋で発生します。しかし、その津波は、事件の始まりに過ぎませんでした。怪獣は発生しても、異次元の強さを持つヒーローはいない。リアリティのある日本の怪獣戦略を描写しています。

本作品は逃げたり戦ったりするわけでもない、怪獣が襲来した日本をリアルに描いています。現実に近いため、政治問題や国際問題をしっかりと絡めて展開しているのも特徴。ファンタジー過ぎない世界観を楽しみたい方におすすめの怪獣漫画です。

明日のエサ キミだから

講談社 著者:若杉公徳 全10巻完結

明日のエサ キミだから

モンスターによって孤立した学園を舞台に、人間が自ら明日のエサを決めるサバイバル作品です。「ヤンマガWeb」にて、2023年まで連載していました。

突如現れ、学園をパニックに陥らせたモンスター。このモンスターは1人の人間を食べれば腹が満たされ、必要以上に校舎に押し入らない様子。そのため、残った数人の生徒は、自分たちで1日に1人エサを決め命を繋いでいました。雑用係としてエサ役を逃れてきた主人公は、ついにこの日エサ役に任命されてしまうのです。

次々と人が死んでいく作品で、グロテスクな描写もあります。パニック作品ながら、ギャグ要素もあるのが特徴。また、謎が各所に散りばめられており、ミステリーとしても楽しめるおすすめの怪獣漫画です。

有害超獣

KADOKAWA 原作:Toy(e) 作画:Nykken 既刊2巻

有害超獣

巨大な獣から住民を守る組織の戦いを描く、怪獣漫画です。イラストレーターのToy(e)が、元々SNSに投稿していた人気シリーズをコミカライズした作品です。2022年から、「ヤングエースUP」で連載されています。

霧が一段と深い午後。山がゆっくりと動きだし、それは巨大な獣になりました。その獣の発生をきっかけに、次々と出現するようになった巨大生物。人類を守るため、対抗組織「区役所」が立ちあがります。

元々は超獣の画集であるため、超獣のデザインや迫力に定評がある作品です。主人公が心理学者なこともあり、物語も重厚に仕上がっています。謎が多く伏線もある怪獣漫画を探している方におすすめです。

怪獣の飼育委員

芳文社 著者:島崎無印 全2巻完結

怪獣の飼育委員

怪獣と共存する世界で、飼育委員に任命された少女の日常を描く怪獣漫画です。「まんがタイムきららフォワード」にて連載されていました。本作品は怪獣が出現して20年以上が経過した日本が舞台です。

怪獣と共生する道を選んだ人間は、怪獣を馴らす新たな職業「テイマー」を作ります。中学1年生の唯音は、テイマーを養成する多々来女学園に通う少女。そして彼女は、突如学校の裏の森に住み着いた怪獣の飼育委員を任されてしまうのです。

世界に現れた怪獣の存在を、違和感なく描いています。主人公が怪獣に怯えている姿にもリアルな共生を感じられると評判です。日常系の怪獣漫画を探している方におすすめです。

進撃の巨人

講談社 著者:諫山創 全34巻完結

進撃の巨人

人間を喰らう巨人と人間が戦う、ダークファンタジー漫画です。2021年まで「別冊少年マガジン」にて連載されていた人気作で、アニメ化や実写化など多くのメディアミックスを果たしています。また、講談社漫画賞少年部門を筆頭に、数々の賞も受賞しました。

三重に築かれた壁の中で、平和を謳歌する人類。壁の外には、人間を喰らう巨人が存在し、すべてを支配していました。ある日、超大型巨人と鎧の巨人の襲来によって、平和は突如終わりを迎えます。巨人に親を殺されたエレンは、復讐を誓うのでした。

巨人対人間の構図から始まり、次々と戦況が変化していく本作品。作品開始当初から数々の謎があり、明かされていく物語が面白いと評価が高いおすすめの漫画です。