影で暗躍する忍をテーマに、漫画好きの心を掴んで離さない「忍者漫画」。アクションのイメージが強いですが、ラブコメやギャグなどさまざまなジャンルの作品があるのも大きな特徴です。

本記事ではおすすめの忍者漫画をご紹介していきます。連載中の作品もあるので、あわせてチェックしてみてください。

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忍者漫画のおすすめ|最近

アンダーニンジャ

講談社 著者:花沢健吾 既刊10巻

アンダーニンジャ

現代日本を舞台に、密かに暗躍する忍者を描いた忍者漫画です。2018年から「週刊ヤングマガジン」で連載されています。また、2023年10月からはアニメの放送も始まる予定です。

活躍していた忍者たちは、戦後GHQによって解体され消滅したと思われていました。しかし、実は彼らは現代でも、暗躍を続けていたのです。とはいえ、末端忍者・雲隠九郎は、仕事がなくニートのような生活を送っています。そんな彼は、ある重大な「忍務」を任され……。

忍者らしいアクロバティックなアクションが楽しめる漫画です。また、独特のテンポで繰りだされるギャグやコメディも、注目されています。リアルな世界観の忍者漫画が読みたい方におすすめの作品です。

忍者と極道

講談社 著者:近藤信輔 既刊11巻

忍者と極道

宿敵である忍者と極道の戦いを描いた、バトル漫画。2020年に「コミックDAYS」で連載を開始した作品です。「次にくるマンガ大賞2021」のWebマンガ部門や、「第6回アニメ化してほしいマンガランキング」にもランクインしています。

300年続く、忍者と極道の争い。現代を生きる極道の間では、悪さをすると忍者が極道を殺しにやってくると噂されていました。そんななか、過去のトラウマから笑えない少年・多仲忍者(たなかしのは)と、エリートサラリーマン・輝村極道(きむらきわみ)は出会います。

敵同士であるにもかかわらず、友達となってしまった2人の行く末が気になる漫画。ついページをめくってしまう怒涛の展開を楽しみたい方におすすめです。

地獄楽

集英社 著者:賀来ゆうじ 全13巻完結

地獄楽

極楽浄土と噂される島でのサバイバルを描く、アクション漫画です。2018年から2021年に、「少年ジャンプ+」で連載されていました。アニメ化や舞台化されており、アニメも舞台も続編制作が決定している、連載終了後も人気が衰えない作品です。

抜け忍の罪で何度処刑されても、驚異的な身体能力で死なない男。心を持たないはずのがらんの画眉丸は、自分が死に抵抗する理由がわからず戸惑います。そして、彼は首斬り役人である山田浅ェ門佐切から無罪放免になる条件を突きつけられ……。

敵と戦うバトルが魅力で、忍だけでなく剣豪や盗賊など多種多様なキャラクターが登場します。また、島の謎が明らかになる過程を楽しめるのも魅力。バトルロイヤル系の忍者漫画を探している方におすすめの作品です。

NARUTO-ナルト-

集英社 著者:岸本斉史 全72巻完結

NARUTO―ナルト―

落ちこぼれ忍者の戦いと成長を描く、高い人気を有する忍者漫画です。1999年から2014年まで、「週刊少年ジャンプ」で連載されていました。アニメやゲーム、舞台と数々のメディアミックスも果たしており、続編である「BORUTO」は現在も連載中です。また、全世界の累計発行部数は、2億5000万部を突破しています。

木ノ葉隠れの里で暮らす少年・ナルトは、イタズラばかりしている問題児です。忍者学校の劣等生で、大人は彼に冷たい視線を向けます。里の長である火影を目指しているそんなナルトには、ある秘密があり……。

多種多様な忍術を使った、能力バトルが人気の作品です。バトルだけでなく、ストーリーの熱さや精神面での成長にも、重きを置いているのが大きな特徴。名作忍者漫画に興味がある方におすすめの作品です。

NINKU―忍空―

集英社 著者:桐山光侍 全6巻完結

NINKU―忍空―

不思議な武術「忍空」をテーマに、悪と戦う少年を描いたアクション漫画です。1993年に「週刊少年ジャンプ」で連載を開始した本作品ですが、数度の中断を経て2011年に「ウルトラジャンプ」で完結を迎えました。1995年にはアニメも放送されています。

何度目かの戦国時代を終了を迎え、平和な時代「EDO」になった日本。そこでは、戦で活躍した「忍空」使いが、悪事を働いていました。忍空とは、忍術と空手を融合させた強力な武術です。風助は忍空使いでありながら、かつての仲間と対峙します。

独特の絵柄でギャグも満載ですが、ストーリーは王道の熱い少年漫画です。悪に立ち向かう、強い風助の活躍が楽しめます。普通の忍術ではない戦い方をする忍者漫画を読みたい方におすすめの1作です。

忍者シノブさんの純情

小学館 著者:ゆずチリ 全5巻完結

忍者シノブさんの純情

本作品は「くノ一」と冴えない少年のラブコメを描く学園漫画です。2014年から2017年まで、「ゲッサン」で連載されていました。

くノ一には、ある掟がありました。くノ一は自分が忍者である事実を知られてはなりませんが、心に決めた人物にだけそれを教えられます。そんななか、ヒトヨシは自分の前では忍術を使いながら、なぜかほかの人の前では使わないシノブのせいで、変わった人扱いされ悩んでいました。

お人好しで真面目なヒトヨシと、素直ではないシノブ。2人の恋愛模様に癒されると評判の忍者漫画です。忍者がテーマの日常系作品を探している方におすすめです。

しのびがたき

小学館 著者:飛田ニキイチ 全5巻完結

しのびがたき

復讐に命を捧げる侍と、異形の力を持つ忍者の戦いを描いた忍者漫画です。2016年から2017年に、「裏サンデー」で連載されていました。

術を使い、体に魑魅魍魎を宿した「忍者」と、厳しい鍛錬の末、魂を込めた武具を用いて驚異的な力を振るう「侍」。忍を狩る侍・虎之助と忍者たちの戦いが始まります……。

硬派なテーマながら、個性的なキャラクターのやりとりが楽しめるのもポイント。描き込まれたリアルな絵も魅力的な作品です。

忍者漫画のおすすめ|古い

忍者ハットリくん

中央公論新社 著者:藤子不二雄A 全4巻完結

忍者ハットリくん

三葉家にやってきた忍者の少年を主人公とした、ギャグ漫画です。1964年から1968年に「少年」にて連載され、その後も小学館の雑誌に掲載されていた本作品。テレビアニメはもちろん、アニメ映画や実写映画が公開されています。

伊賀の里で修行をした、忍者・ハットリくん。そんな彼は修行の場所を東京に変え、ケンイチが住む三葉家の居候になります。ハットリくんはケンイチやその友達と共に過ごすなかで、さまざまな騒動に巻き込まれてしまうのでした。

突然押しかけてきたハットリくんとケンイチを中心に、ドタバタな日々を描いた作品。昭和の名作忍者漫画に興味がある方におすすめです。

・忍者ハットリくん 中公文庫 全2巻完結

ムジナ

小学館 著者:相原コージ 全9巻完結

ムジナ

非情な忍者集団のなかで、生き残るために奮闘する落ちこぼれ忍者を描いたアクション漫画です。1993年から1997年に、「週刊ヤングサンデー」で連載されていました。ギャグ漫画家として知られていた相原コージが、初めて描いたストーリー漫画です。

ダメ忍者を父に持つ、落ちこぼれ忍者であるムジナ。そんななか、裏切り者のシロべの始末をムジナが所属する組が命じられました。任務のなか追い詰められたムジナは父から教えられた秘術を使おうとし……。

青年漫画なだけあり、過激な描写も多い作品。しかし、ストーリーは正統派な忍者漫画で、作者の持ち味であるギャグも豊富に含まれています。一風変わった忍者漫画を探している方におすすめです。

伊賀野カバ丸

集英社 著者:亜月裕 全12巻完結

伊賀野カバ丸

学園に入学した忍者が起こす大騒動を描いた、学園ラブコメ漫画です。1979年から1981年に、「別冊マーガレット」で連載されていました。また、2015年には、続編『伊賀野カバ丸★そりから』が発表されています。

山奥で忍者として修行を受けて育ったカバ丸こと伊賀野影丸。彼は突然、東京の金玉学院に入学することになります。しかし、周りの人物はカバ丸の食欲と身体能力に驚くばかりで……。

大食漢のカバ丸を主人公に、振り切ったギャグが魅力的な忍者漫画。決めるところはしっかりと決めるカバ丸がカッコよく描かれているので、忍者が主人公の少女漫画に興味がある方におすすめです。

・伊賀野カバ丸 集英社文庫 コミック版 全4巻完結