太陽で浄水?
水の惑星である地球でも、飲用に適する水はわずか。世界は現在、深刻な水不足に悩まされています。簡単に飲料水を得ることは、もうできないのでしょうか? 今回ご紹介するのは、様々なインフラから切り離されたような場所でも、水さえ入手できれば浄水できる画期的なソーラーパワー浄水器 Parabosol です。
太陽があれば大丈夫
Parabosol の浄水システムは非常にシンプル。最高400度まで水を熱して浄水。太陽が照っていればいいのです。これなら、ほとんどの場所で浄水可能。
どんな仕組み?
まず、汲んできた水をParabosol に注水すると、砂などのゴミを一次フィルターで除去後タンクに貯められます。
そして、次にパラボラミラーの集光部分を通るパイプに達した水は沸騰し、浄水されます。最後は復水器を通った蒸気は冷却され、カーボンフィルターを通して浄水タンクへ。1回の使用で170リットル浄水できるので、適切な飲料水のない地域では本当に助かります。
ある調査によると、毎年180万人もの人が汚染された飲料水のために命を落としています。しかも、その大多数が子供だというので事態は深刻。このようなシステムが安価に普及してほしいです。日本でも水道のない遠隔地でキャンプを張る場合、重宝するでしょうね。
きれいな飲料水をいつでも入手できるということは基本的な人権、と言われます。Parabosol はそんな必要のために考えられたコンセプト。こんな素晴らしいプロダクトがどんどん出てほしいですね。