自転車、バイク、車など現代には色々な乗り物がありますよね。しかしどの乗り物にも良いところと悪いところがあります。例えば自転車なら、免許なども必要なく気軽に乗れますが、雨風のひどい日などには向いていません。対して車は、スピードも速く天候にも左右されませんが、維持費などお金がかかりがちです。そんな悩みを解決するために開発されたのが、自転車、バイク、車のいいとこどりをした新しい乗り物「Virtue Pedalist」。現在、クラウドファンディングサイトkickstarterにて出資を募集していますが、今回はその性能をいち早くご紹介します。

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このVirtue Pedalist、もっとも近い乗り物は電動自転車かもしれません。48V、32Aのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、一回の充電で80kmの走行が可能です。ですがなんといっても特徴的なのがこの近未来的な外観。タイヤは前に2輪、後ろに1輪の計3輪。全体を覆うようにして取り付けられたシェルには扉やフロントガラスもついているので、さながら車のようですが、縦から見た外観は非常に細く、車とも自転車とも似つかない様相を呈しています。

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操作モードは3種類から選ぶことができ、1つ目は自転車のように全て自身がペダルを漕いで進む自転車モード、2つ目はモーターの力を借りながらペダルを漕ぐ電動アシストモード、3つ目はモーターの力に任せる自動車モードと、状況に応じてモードを変えることが出来るのは面白いですね。

写真からでは良くわかりませんが、座席は大人2人に加え、赤ちゃん用の座席もとりつけられるとか。また、充電器を10個搭載するスペースもあるので、最高800kmの走行も可能になるそうです。

車に乗っているときにありがちな駐車場探しですが、横幅が90cm以下と細いため、下のような向きにも駐車が可能なので、停めるところを探すために街をうろうろする手間も省けます。

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日光や雨風から守ってくれて、車やバイクのように特別な免許も必要なく、登録や保険、メンテナンスなどにお金を費やす必要もありません。また、二酸化炭素も排出しないので環境にも優しく、健康志向な人にもピッタリ。現在サイトでは、3999ドルの出資で、Virtue Pedalistを一台ゲットできます。自転車や車に飽きてしまった人や、人と違ったものを持ってみたいという人にはいいアイテムかもしれません。