キャンプの醍醐味といえば、雄大な自然のなかでのびのびと過ごせること。しかし、ふとした瞬間に「家電が使えたらいいな……」なんて思ってしまうことも少なくありません。そんなときに便利なのが、手軽に持ち運んで使える「ポータブル電源」です。
Jackeryの「ポータブル電源 1000」は大容量でさまざまな家電を使えるのが魅力。1台備えていれば、オール家電キャンプも夢ではありません。そこで今回は、実際に「ジャクリ(Jackery) ポータブル電源 1000」を使ってオール家電キャンプを試してみました。
ジャクリ(Jackery) ポータブル電源 1000の詳細なスペックを詳しく知りたい方はこちら
家電利用でキャンプ飯もラクラク完成
IHコンロで自由に調理可能
最近では食事の準備用にカセットコンロを持っていく方も多いかと思いますが、せっかく電源が使えるので今回はIHコンロを持参。火器ではないため、テント内でも安心して使えます。
カセットコンロの使い勝手には劣りますが、替えのボンベが不要でかさばらない点や、使い終わったボンベがゴミにならない点が魅力。炭を起こしたり、バーナーで調理したりするときよりも火加減の調節が簡単で、しっかり美味しいキャンプ飯が作れます。
IHコンロはテントの外でも中でも使えるので、天気が微妙な日や冬場のキャンプにはもってこい。食事をサッと温め直すのにも使えて便利です。
炊飯器が使えるので食事の準備が手早く完了
いつものキャンプなら芯が残ってしまわないかドキドキしながら炊いていたごはんも、ポータブル電源があればボタンひとつで炊きあがり。炊飯器で炊いた、いつも通りの真っ白で程よい固さのごはんが食べられます。
お米を炊いている間におかずの調理ができるため、どちらかが冷めてしまうこともなく、最高の状態で食事に移れるのが嬉しいポイント。キャンプ場でごはんが上手に炊けなかった苦い思い出のある方や、クッカーに付きっきりでごはんを炊けないソロキャンプの方でも安心です。
ただし、クッカーで炊く際のお楽しみである「おこげ」は味わえないので、おこげにこだわりのある方は要注意。あくまでも手早くあたたかいごはんを食べたい方におすすめです。
本格的なコーヒーも淹れられる
インスタントコーヒーも手軽で魅力的ですが、朝の清澄な空気のなかで飲むドリップしたてのコーヒーの味は格別。ポータブル電源があれば、ケトルでお湯を沸かし、自分好みに豆を挽いてドリップしたコーヒーを楽しめます。
食後や朝にコーヒーを飲む習慣がある方も多いと思いますが、キャンプ場で豆にこだわった美味しいコーヒーが飲めるだけでも気分は大きく異なるもの。キャンプ翌日の朝に格別の一杯が味わえる喜びを知ってしまったので、ポータブル電源が手放せなくなりそうです。
寒い季節でも暖房器具が使えて安心
電気ヒーターですぐに暖をとれる
寒い季節のキャンプには暖房器具が必須。ハロゲンヒーターなどの速暖性が高い家電を使えば、火起こし不要ですぐに体をあたためられるので便利です。火起こしが完了するまでのつなぎとしても、薪を温存するための暖房としても活躍します。
また、非燃焼タイプのヒーターならば、テント内でも使用可能。テント内の酸素を使わず、一酸化炭素中毒などの心配がないため、安心して使用できます。冷え込む時期のキャンプには電気で動くヒーターを1台備えておくのがおすすめです。
車中泊でも電気毛布であたたかく過ごせる
車中泊ではおなじみの電気毛布が使えるのもポイント。車内で風はしのげますが、冬場は底冷えする寒さに眠れなくなることもあります。体をしっかり覆う寝袋を選んだとしても、凍えるような寒さにはかないません。
そんなときでも電気毛布が使えれば、すっぽりと体を覆って発熱させられるので便利。寒い夜もあたたかく過ごせるため、しっかり眠れて一日の疲れを癒せます。また、長時間の運転による手足の冷えなども電気毛布で対策できるので、快適です。
PCなどの精密機器も接続できる
PCやスマホ、Pocket Wi-Fiなどを繋げばキャンプワークも可能
働き方が徐々に変わりつつある昨今では、「アウトドアで仕事をしたい」という需要も高まってきています。ロングバッテリーのノートパソコンが増えてきたとはいえ、Wi-Fiを繋いで長時間使うとなると電源が欲しいところ。Jackeryのポータブル電源 1000は、家庭用コンセントと同じ波形の電流を使用しているため、PCなどの精密機器を接続しても安心です。
ポータブル電源 1000にはUSBポートが4基、ACポートが3基備わっており、複数端末への電力供給にも対応。PC・スマホ・Pocket Wi-Fiの3種類の機器を繋いでも安定して動作します。自然の中で仕事をすると、気分転換にもなっていつもと違うアイデアが浮かんでくるので、仕事にマンネリ感がある方にもおすすめです。
夜にはアウトドアシアターも楽しめる
キャンプ場にプロジェクターを持ち込んで映画などを観る「アウトドアシアター」も、ポータブル電源があれば本格的に楽しめます。モバイルプロジェクターよりも明るく解像度の高い製品が気軽に選べるので、画質にこだわりたい方は要チェックです。
アウトドアシアターでは映画だけでなく、好きなアーティストのライブやMVなどを観るのもおすすめ。高音質なスピーカーを接続すれば臨場感のある音が出せて、まるで野外ライブのような空間を作れるのも魅力です。
キャンプ場の開放感あふれるなかで観るお気に入りの映像は、自宅や映画館で観るのとはまた違った趣があります。食事をしながら楽しむもよし、映画を観ながら寝落ちるもよし。自分好みの動画を流しながらのんびり過ごす至福の時間をキャンプ場で味わいたい方はぜひ試してみてください。
夜間も小さな明かりを点けておける
夜間に小さな明かりをずっと点けておけるのもポータブル電源の魅力。大容量のポータブル電源があれば電池切れを心配することなく照明が使えるので、暗がりが苦手な方も安心です。車中泊の場合も、車内のライトではなく持ち込んだ照明を点けられるため、バッテリー上がりの心配がありません。
小さな明かりだけではなく、ランタンよりも明るいライトの持ち込みも可能。夜にテント内で細かい作業をする場合でも手元をしっかりと照らせます。間接照明などを持ち込めばキャンプシーンにおしゃれな雰囲気を演出できるため、ムードを重視したい方もぜひチェックしてみてください。
1台持っているだけでいつものキャンプが格段に快適になる「ポータブル電源 1000」。今回紹介したモノのほかにも、さまざまな家電をキャンプに持ち込んで使える便利なアイテムです。ただし、使用できるのが定格出力1000Wまでの機器であることには注意が必要。今回記事内で使用した機器はすべて定格出力1000W以内に収まる製品ですが、同じ種類のモノでも1000Wを超えてしまう製品があるので、使用前には必ず確認するようにしてください。