持ち運びが可能で、モバイルバッテリーよりも大量の電力を使用できる「ポータブル電源」。キャンプ時に扇風機を回したり、ケトルでお湯を沸かしたりと電力がない場所でも気軽に家電を使える便利なアイテムです。また、被災時など電力の供給が途絶えてしまった場合にも活躍します。
そこで今回は、アウトドア電源ソリューションに特化したメーカーJackeryの「ポータブル電源 1000」をご紹介。アウトドアシーンでの電源や、もしものときの備えにポータブル電源を探している方はぜひチェックしてみてください。
ポータブル電源メーカー「ジャクリ(Jackery)」とは
Jackeryは2012年にアメリカのシリコンバレーで設立されたアウトドア電源ソリューションメーカー。日本では2019年に事業展開を行い、徐々に知名度を上げています。
「地球環境の保全に貢献する」という基本理念のもと、ポータブル電源とソーラーパネルの製造を手掛けているのが特徴。ポータブル電源とソーラーパネルの併用により、発電時の二酸化炭素の排出を削減できます。また、ソーラーパネルで充電したポータブル電源を日常的に使用すれば節電も可能です。
製品の安全性にもこだわっており、安全基準の取得なども積極的に行っています。全製品に24か月の保証が付いているため、使用中に問題があった場合でも安心です。
Jackeryのポータブル電源の魅力
家庭用電源と同じ正弦波を採用
ポータブル電源のAC出力には「正弦波」「修正正弦波」「矩形波」の3種類がありますが、Jackeryでは「正弦波」を採用。正弦波の電力は家庭用の電源にも使われており、パソコンやスピーカーなどの精密機器も接続できるのが特徴です。
一般的な家電のアダプターは正弦波の電力を想定して作られており、ほかの波形の電力で使用するとノイズが発生したり、故障の原因になったりする可能性があります。それぞれの波形に対応した家電もありますが、使える家電が限られてしまうため注意が必要です。
Jackeryのポータブル電源は動作する家電を選ばず、安心して使えるのが魅力。故障のリスクなどを気にせず家電を使用したい方におすすめです。
各種安全基準を満たしているため安心して使える
Jackeryのポータブル電源は、安全性の高いリチウムイオン電池を採用しているのが特徴。FCC、RoHS、PSE、UN38.3といった各国が定める電気製品としての安全基準を満たしています。
また、バッテリーマネージメントシステムとNCM制御機能を搭載しているのもポイント。電圧・温度を適切に管理し、過充電や過放電を防止します。万が一誤操作が起きた場合でも、ショートや過負荷を検知して動作を停止するため安心です。
筐体には耐久性と放熱性に優れた素材を採用。使い過ぎによる爆発や火災のリスクも低減できるため、安全性を重視したい方におすすめです。
さまざまなシーンで活用できる「ポータブル電源 1000」
快適なキャンプ空間づくりに
「ポータブル電源 1000」は、USB Type-Cポートが2基、USB Type-Aポートが2基、DCポートが1基、AC出力が3口で、計8つの機器への同時給電が可能。扇風機や小型ヒーターなどの空調機器も使えるため、季節を問わず快適に過ごせます。
また、マルチクッカーなどの調理家電にも対応。火を起こしてのキャンプ飯だけでなく、火加減の重要な煮込み料理なども味わえます。ソロから友人同士を誘い合わせたキャンプまで、さまざまな場面で活用したい方におすすめです。
車中泊のおともに
定格出力1000W、瞬間最大出力2000Wのパワフル仕様も魅力。車載冷蔵庫や電気毛布などの出力が大きい家電も使用できるため、車中泊がグッと快適になります。
5Wのライトならば約76時間の連続使用が可能。バッテリー上がりを気にせず、一晩中でも車内を照らせるので安心して過ごせます。接続したデバイスの電力が10W未満の場合は12時間後に電源が自動でオフになるため、電源を切り忘れても安心です。
製品本体はシガーソケットからの充電にも対応。移動時にポータブル電源を充電しておけば、必要なタイミングですぐに電源を使えます。
長時間の撮影に
278400mAh/1002Whの大容量バッテリーも魅力。スマートフォンならば約100回、ノートパソコンならば約12.5回、カメラならば約42回、ドローンならば約17回の充電が可能です。
野外での撮影時にポータブル電源を持っていけば、カメラやドローンの電池が切れた場合でもすぐに充電して使えます。また、スマホやノートパソコンに撮影データを移行して確認したり、編集したりもできるため、撮影機材用のバッテリーとしておすすめです。
コンセントがない場所での作業に
アウトドアシーンだけではなく、ガレージや庭で電動工具を使用したい場合にも便利。定格出力が大きいため、インパクトドライバーや電気ドリル、芝刈り機などにも使用できます。
また、デスク周りにコンセントがない環境でのテレワークにも使用可能。家庭用コンセントと同じ感覚で使えるため、パソコンやモニターなどの精密機器を接続できます。
出力の大きい家電を複数接続しても安定して動作するので、DIYに電動ツールを導入したい方や、テレワーク環境を整えたい方にもおすすめです。
災害時の非常用電源に
「ポータブル電源 1000」は、災害などで停電してしまったときの非常用電源としても活躍します。QC3.0急速充電に対応したUSBポートを備えており、万が一スマホの電池が切れてしまった場合でも急いで充電ができるため安心です。
また、炊飯器やケトルなどの調理家電への給電にも対応。電気の供給が絶たれた環境でもあたたかい食事や飲み物を味わえるため、緊張感のあるなかでもほっと一息つくことができます。
避難が長期化するようであれば、ストレス発散用に携帯型ゲーム機を持ち込み、繰り返し充電しながら使うことも可能。防災用として1台持っておくと、行動の幅が広がるため便利です。
紹介製品
ジャクリ(Jackery) ポータブル電源 1000
その他ラインナップ
ジャクリ(Jackery) ポータブル電源 700
防災用途としてポータブル電源を探している方におすすめのモデル。防災のプロである一般社団法人防災安全協会による「防災製品等推奨品」として認定を受けているのが特徴です。
容量は19200mAh/700Whで、スマホなら約68回、ノートパソコンなら約10回の充電が可能。定格出力は500W、瞬間最大出力は1000Wとパワフルなので、電気毛布や直流炊飯器などでも使えます。冬場の避難時でも暖を取れて便利です。
サイズは約30×19×19cmで、重量6.3kg。取っ手が付いているため、力に自信のない方でも簡単に持ち運びができます。
ジャクリ(Jackery) ポータブル電源 400
長時間の撮影や電源がない場所でのテレワークにおすすめのモデルです。容量は115200mAh/400Whで、ノートパソコンならば約5.5回、カメラならば約19回、ドローンならば約7回の満充電が可能。1日中充電を切らすことなく電気機器を使用できます。
出力ポートはACが1口、USBが2基、DCが1基。同時に4つの機器に給電できます。最大200Wまでの機器に対応しており、電動工具なども扱えるため、DIYを楽しみたい方にもおすすめです。
サイズは約23×17×13cm、重量3.6kgで、取っ手が付いているため持ち運びも簡単。設置場所を取らず、手軽に使えるモデルなのもポイントです。
ジャクリ(Jackery) ポータブル電源 240
デイキャンプやバーベキューなどのちょっとしたアウトドアシーンにおすすめのモデルです。約23×13×17cmのコンパクトサイズで3.2kgと軽量なため、誰でも簡単に持ち運んで使用できます。
容量は67200mAh/240Whで、最大200Wまでの機器に給電可能。スピーカーなら約16時間の連続使用、スマホなら約24回、カメラなら約10回の満充電が可能です。
出力ポートは100VのAC出力を1口、USBポートを2基、DCポートを1基搭載。USBのスピーカーで音楽を流しながらサーキュレーターで周囲の空気を動かすなど、快適なパーティー空間を演出できます。
ジャクリ(Jackery) SolarSaga 100
ポータブル電源はソーラーパネルからの給電に対応しているため、あわせてソーラーパネルも購入しておくのがおすすめ。SolarSaga 100は最大出力100Wの折りたたみ式ソーラーパネルです。
太陽光を電力に変換する発電効率は、ソーラーパネルのなかでも高水準の23%。ポータブル電源 1000なら約17時間、700なら約14時間、400なら約7.5時間で満充電が可能です。ポータブル電源を使っていないタイミングでこまめに充電しておけば、電力の供給が途絶えたときにも安定して電気を使えます。
折りたたむと約61×53.5×3.5cmとコンパクトになるのもポイント。重さは約4.2kgと軽量で、簡単に持ち運べます。ポータブル電源だけでなくスマホやタブレットへの充電にも対応しているため、防災用に1台持っておくと安心です。
アウトドアからテレワーク、防災まで幅広い用途で使える「ポータブル電源 1000」。家庭用コンセントからの給電と同じ波形の電力を採用しているため、精密機器でも安心して使えるのが魅力です。快適なキャンプ空間を実現したい方や、防災用品としてポータブル電源を持っておきたい方は、ぜひ「Jackery ポータブル電源 1000」を活用してみてください。