日々のコーディネートをグッと小慣れた雰囲気に格上げしてくれるハット。人気アイテムだけにその年によって流行り廃りはありますが、これさえ持っておけば間違いないという普遍的なブランドは存在します! 今回は、そんなコーディネートに欠かせないアイテムのおすすめブランドを紹介。これであなたもハットを巧みに使うファッショニスタの仲間入りです!
ボルサリーノ(BORSALINO)
世界中の誰もが知っているイタリアのNo.1ハットブランド。創業から100年以上経った現在でも、熟練の職人による手作業で1つずつ丁寧に作られているのが特徴です。決して安くはない値段ですが、ファッション業界からハリウッドスターまでかぶっており、1つ持っておけばどんなスタイルでもラグジュアリーな雰囲気を確実に醸し出してくれることでしょう。
ステットソン(STETSON)
Made in Italyの代表がボルサリーノだとすれば、Made in USAの代表はステットソン。こちらも同じく100年以上続いている老舗ブランドですが、上品なものを作るボルサリーノに対して小ぶりで羽があしらわれたカジュアルなハットをデザインしています。普段からフォーマルな格好が多い人はボルサリーノで、アメカジ派な人はステットソンがおすすめです。
ラグ & ボーン(rag & bone)
ニューヨークコレクション常連ブランドであるラグ&ボーンのハットは、アメリカンというより洗練されたまさにニューヨークコレクションのような都会的なデザインです。上質な素材を使用してシンプルに作ることで有名なラグ&ボーンらしいハイエンドなものになっており、コレクションブランドのハットをサラッとかぶるだけで、粋な人と見られることもあるかもしれません。
カンゴール(KANGO)
ストリートシーンで大人気のこのブランドも忘れてはいけません! 1990年代のイギリスファッションを支えたカンゴールは、オーソドックスなフェルトハットではなく丸みを帯びた形をしたバミューダハットが大人気。ストリートファッションが好きな方、もしくは普通のハットが似合わないという方は、カンゴールのバミューダハットをかぶってみてはいかがでしょうか。
テシ(TESI)
ボルサリーノと同じイタリア産の帽子ブランド。元々はストローハットのみを生産していましたが、1時期倒産危機に直面したあたりからフェルトハットの生産も開始。それを機にフェルトハット・パナマハットを生産するブランドとなりました。つばの形にこだわりをもっており、上向きにしたり斜めにするなど、さまざまなツバのハットがたくさん見ることができます。
ポールスミス(Paul Smith)
イギリスのクラシックスタイルを牽引するポールスミスは、創設当時から作られているネクタイやテーラードなアイテムに目を向けがちですが、ぜひハットも1度見て欲しいです。ポールスミスのデザインの特徴であるカラフルな色使いと、トラディショナルなシルエットはハットにも上手く落とし込まれています。ブリティッシュスタイルは今流行りでもあるので、トレンド感を演出することもできますね。
ワコマリア(WACKO MARIA)
日本屈指のドメスティックブランドであるワコマリアは、音楽・映画・アートなどさまざまなカルチャーからインスピレーションを受けて、ファッションに落とし込まれます。そのため、このハットを見ても分かるファッションテイストに分けることが難しく独自の世界観を追求。その反面ブランドからではなく、カルチャーからファッションを学ぶ人にとってはたまらなブランドです。
自分のコーディネートを格上げしてくれるアイテムなので、こだわりを持って選びたいもの。メンズファッションは、洋服よりもハットや時計・靴のような小物がイケている人ほどおしゃれです。皆さんもこの春、自分だけのハットを選び抜いてください!