ストリートカルチャーを象徴する「スケートボード」。かつては遊び程度に思われていましたが、最近は競技化も進んでおり、「魅せるスポーツ」としても認知されてきています。一方で、日本国内では専用のパークがまだまだ少ないほか、コンクリートなどの路面状況をふまえると大手を振って滑れないのが現状です。
そこで今回は、通常の4輪タイプから進化した8輪タイプのスケートボードをご紹介。注目度の高いアイテムなので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
学生のアイデアから生まれた新アイテム
今回紹介する8輪スケートボード「ステアローバー(Stair-Rover)」は、台湾に本社を構える「オールローバー(Allrover)」のアイテム。もとを辿るとイギリス・ロンドンにある国立美術大学「ロイヤル・カレッジ・オブ・アート」の学生の卒業作品で、製作期間は2年以上、17台以上のプロトタイプを作り、2014年に製品化したという経緯があります。
企画スタート当時は学生であったため資金集めに難儀しましたが、クラウドファンディングで協力を募り、量産体制を確立。その後日本のビジネスパートナー「GROW」の協力もあってさらに改良を重ね、現在に至っています。
駆け下りるかのごとく滑降
本製品はロングタイプのスケートボードで、従来の4輪タイプと異なり、凸凹をスムーズに乗り越えられるのが特徴。階段下りも難なくクリアできます。
その理由は、特殊なボトム構造を採用することにより、路面からの衝撃を回避しているため。具体的には特許技術の「V-frame」と8個のウィールを上下に少しずつズラして配置することで、クッション性を確保しています。
日本国内・海外のスケーターも注目
「ステアローバー」は登場以来、数多くのメディアに取り上げられおり、日本国内・海外のスケーターも注目。「見た目より動きやすくて、個人的には自転車に乗るより楽で安定感もあったすごく良かったです」や、「最初は少し階段に対する恐怖心がありましたが、慣れてくればしっかりと膝を曲げ、ボードから絶対に降りない体勢を作って下ればかなりの確率で階段を快適に下りることが出来ます」など、実際に使用したコメントも寄せられています。
クラウドファンディング経由であれば割引対象に!
「ステアローバー」は、SAKIDORI Storeにて2020年3月までクラウドファンディング中。数量限定特価やセット割などお得なチケットが販売されています。購入を検討している方はお早めに!
本製品は2018年に開催されたボードカルチャー&ファッションのビジネス展示会「INTER STYLE 2018」に出展するなど、徐々に認知度が高まっています。 従来のスケボーのようにトリックを決めるのはもちろん、キックスケーターのように気軽な乗り物としても楽しめるので、購入したい方はぜひクラウドファンディングに参加してみてください。