我がSAKIDORI編集部に電動バイクの「BLAZE SMART EV(ブレイズスマートEV)」が届いてから早数日。そのスリムな形状とスタイリッシュなデザインから、しばらくはオフィスのインテリアとして活躍していましたが、暑さも落ち着いたということで、ついに試乗することになりました。

そこで今回は、話題の電動バイクを大検証。実際に乗ってみると「なかなかやるな」とポテンシャルを感じる1台でした。

見た目は折りたたみ自転車

試乗する前にまずは仕様を確認。見た目は折りたたみ自転車のようでありながら、車両区分としては「原動機付自転車」にあたります。そのため、運転免許証が必要となるほか、ナンバープレートの装着やヘルメットの着用が義務付けられているので注意しておきましょう。

パーツをチェック

ライトはLED式。ウインカーはミラーと一体化しています。モニターはスピードメーターや走行距離を表示するほか、バッテリーの充電状況や気温などもチェックすることが可能です。

タイヤサイズは315mmと、原付としてはかなり小さめ。駐車する際は、折りたたみ自転車と同じようにスタンドを使います。

バッテリーは取り外しが可能

動力はリチウムイオンバッテリーで、給電は家庭用のコンセントで対応できます。充電時間は3.5時間で、フル充電による走行可能距離は約30kmです。

実際に乗ってみた

今回の検証は会社近くで敢行。平地はもちろん、坂道も多いエリアで試乗しましたが、難なく乗れます。また、車の往来が激しい公道からちょっとした小道まで走り回りましたが、問題なし。機動力の高さを実感しました。

チョイ乗りに便利

電気代は1回の充電で約10円と低燃費。最高時速は30kmながら、エンジン音や振動などは少なく、スイスイと進みます。ブレーキは軽い操作感のディスクブレーキを採用しているので、スピードのコントロールも容易です。

坂道もへっちゃら

モーターはリアホイールの軸部分に搭載。定格出力は0.35kwとやや心もとない感じがしますが、勾配のキツい坂道も乗り越えることができました。何より便利に感じたのは、車体を持ち上げて簡単に定位置で方向転換ができること。

通常の原付バイクでは何度もハンドルを切ることになりますが、本製品は約18kgと軽いので、自転車感覚でクルッと向きを変えられます。今回実際に乗ってみて、この便利さがもっとも魅力だと感じました。

街中では注目度高め

乗車当初はやたらと歩行者と目が合い、特に信号待ちをしていると視線を感じますが、そこは慣れの問題。小回りが利くため、右折や左折は簡単です。なお、乗り続けていると「自分がバイクに乗っている」という意識が薄れます。快適さの裏返しともいえますが、あくまでも原付バイクなので、ウインカーの出し忘れなどは注意しましょう。

駐車は簡単で車載も可能

乗車時のサイズは全長約1200mm 、ハンドル部が約650mm、高さ約950mm。既存の原付と比べると、かなりコンパクトさを感じます。

折りたたみもスムーズ

ロックを外し、サドル部分を軽く引き上げれば、簡単に折りたたむことも可能。折り畳みサイズは全長約600mm、ハンドル部は約350mm、高さ約1200mmとスリムにまとまるので、部屋に置くのはもちろん、車載にも対応できます。

クラウドファンディング経由でお得な特典をゲット

「BLAZE SMART EV」は、SAKIDORI Storeにて2019年11月中旬までクラウドファンディング中。販売されているチケットを購入すると、本体のほか、特典として防水性に優れた専用カバーがプレゼントされます。このチャンス、お見逃しなく!