「シルク毛布」は、天然繊維の絹からできた毛布のこと。シルク独特の美しい光沢は高級感があり、なめらかな手触りは極上の寝心地を提供してくれます。吸湿と放湿性に優れ、保温性も抜群でポカポカ温かいのもシルク毛布の特徴です。

そこで今回は、肌寒い季節に役立つ人気のシルク毛布をピックアップしてご紹介。寒い冬を、シルク毛布でより快適に過ごしましょう。

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シルク毛布とは?

シルク毛布は、天然の繭から作られる絹糸でできています。絹はウールやカシミアと並ぶ、動物繊維の一種。非常に軽くて丈夫な上、細い糸の間にたっぷりと熱をため込めるので保温性に優れているのが特徴です。

また、手触りがつるつるで非常に心地よく、やわらかくなめらかなので身体の動きにピッタリフィットするのもポイント。優しいブラッシングで風合いが戻るため、肌触りのよさを長期間楽しめます。

シルク毛布のメリット

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シルク毛布のメリットは、合成繊維であるアクリルなどと比べてやわらかいこと。身体への密着度が高く、体温を逃しにくい高い保温性が特徴です。また、ウールに比べて軽いため、重い寝具が苦手な方や敷布団の上げ下ろしが多い方にも向いています。

一般的な毛布は、羽毛布団の上にかけることで保温性がアップしますが、シルク毛布はその風合いのよさを活かすため肌の一番近くで使うのがおすすめ。敷き毛布として使えば睡眠中の身体の動きにフィットし、身体から放出する熱を下から受け止めるので寒い日でも温かさをキープできます。

布団に入った瞬間の冷たさを緩和するので冷え性や寒がりの方にもおすすめ。もちろん、中掛け毛布として使っても満足感が高いのがシルク毛布の魅力です。

シルク毛布のデメリット

シルク毛布のデメリットは価格が高めなこと。天然繊維で生産個数が限られるため、アクリルなどの合成繊維に比べると高価なモノが多いのが特徴です。

また、摩擦や水に弱いため、自宅での洗濯が困難なモノが多いのもデメリット。洗濯が必要な場合は、クリーニングに出すのが適しています。とはいえ、シルク毛布は吸湿放湿性に優れているので通常は陰干しして洋服用のブラシでブラッシングする程度のお手入れで十分です。

さらに、たんぱく質を含む天然繊維である絹は、虫食いの害に遭う可能性が高いのも難点なので注意しましょう。

シルク毛布のおすすめ

東京西川 毛布 シルク100%

東京、大阪、京都にそれぞれ「西川」のロゴを掲げて商品展開をしている西川グループ。創業450年以上を誇る老舗で、その中でも東京西川は江戸時代初期に蚊帳を売るところから始まった歴史の長いメーカーです。3社はそれぞれをライバル視しながらも寝具業界を盛り上げており、寝具界のトップレベルの企業と言えます。

本製品は肌に触れる毛羽部分にシルクを100%使用。肌と同じたんぱく質を含むシルクは肌あたりが優しく、快適な寝心地を提供してくれます。上品な光沢を持ち、高級感も抜群。

また、自宅ではなかなか洗うのが困難なシルク毛布ですが、本製品は自宅での洗濯が可能なのもポイントです。シルク用の洗剤を使用し、押し洗いか手洗いで洗濯ができます。乾燥機の使用や天日干しを避け、形を整えて陰干ししましょう。

厳選された高品質の素材から作られたメイドインジャパンの本製品。日本製だからこその安全性と安心感があるおすすめのシルク毛布です。

京都西川 ローズシルク毛布

京都西川は京都をメインに展開している寝具メーカー。布団や枕はもちろん、敷きパッドなどあらゆる寝具を取り揃えており、快適で心地のよい睡眠をサポートしてくれます。

本製品はシルクの中でも毛足の長いタイプを採用しており、吸湿・保温・弾力性に優れているのが特徴。夏は涼しく冬は暖かく、1年中愛用できるシルク毛布です。静電気が起きにくい上、肌触りがよいのでチクチクとした不快感もありません。化学繊維で肌を傷めてしまう方や、敏感肌の方にもおすすめです。

また、蚕の中でも「野蚕(やさん)」と呼ばれる放し飼いされた蚕の糸を使用しているのもポイント。家畜化された蚕よりも強固な糸を吐き、丈夫な製品が作りやすいと言われています。素材にこだわったおすすめのシルク毛布です。

西川リビング シルク毛布 サビナス

西川リビングは西川グループの中でも大阪を中心に展開するメーカー。本製品は毛羽部分に絹を100%採用しており、「サビナス」と呼ばれるシール織のシルク毛布です。シール織とは、昔ながらの織り方で、綿毛布やシルク毛布に多く使われる技法のこと。仕上がりに光沢が出て、アザラシの毛皮に似ていることからこの名前が付きました。

シール織は糸が織物にしっかり組み込まれているため、糸抜けが少ないのが特徴。毛玉もできにくいため快適に使用できます。シルクの毛が散らばらないので掃除の手間がかからないのはもちろん、シルク毛布の持ちがよいのもポイントです。

ただ、非常に柔らかな手触りを実現するため、使い始めは多少の毛羽落ちを感じる場合があります。気になる方は優しくブラッシングしてから使うのがおすすめ。滑らかな肌触りである上、長く愛用できるおすすめのシルク毛布です。

シルクオーラ 匠プレミアム 掛け毛布

毛布の起毛にこだわりぬいた職人が開発した、「マザータッチ起毛」技術を採用した日本製のシルク毛布。家畜の蚕の中でもランクの高いペニーシルクを用い、何度も起毛を施して仕上げているのが特徴です。

ペニーシルクは絹の原料である蚕の中でも、非常に細く繊細な最上級のモノだけを厳選して使用。高級スーツやコートに使われる素材のB2ランクだけを採用し、細かいくずも極限まで取り去ることで、極上の風合いを生み出しています。

また、仕上げの柔軟にもこだわり、肌触りのやわらかさを実現。通常の毛布の6~7倍手間をかけて出来上がった、まさに匠の技術によって作られたアイテムと言えます。

本製品は手間のかかるシルク毛布なので1台の織り機が1日に作れる生地はわずか8mのみ。製造工程は約100にも及び、時間をかけてゆっくり丁寧に織って作られています。職人の技が生み出す究極のシルク毛布をぜひ体感してみてください。

三井毛織(MITSUIKEORI) 国産 シルク毛布

毛布の町と呼ばれる大阪府泉大津で、毛布を作り続けて60年以上の歴史を持つ老舗メーカーのシルク毛布です。老舗の技で織り上げられた毛布は今でも素晴らしいぬくもりを与えてくれると人気を集めています。

本製品はリーズナブルでありながら、非常に細い糸を持つ家蚕シルクを使用しているのが特徴。二重織りと呼ばれる古くから用いられている毛布の織り方を採用しており、1枚1枚丁寧に仕上げています。また、熱いお湯と石鹸を使い徹底的に洗浄しているため、動物繊維独特のニオイがないのもポイントです。

お手入れについては、家庭用の洗濯機で洗うと風合いを損なう可能性が高いためおすすめしません。メーカーもドライクリーニングを推奨しているので、ひどく汚れてしまった場合はクリーニングに出しましょう。

三井毛織 野蚕 シルク毛布

毛布をメインに扱うメーカー、三井毛織の日本製野蚕シルク毛布。家畜化した蚕ではなく、放し飼いにされた蚕の中でも柞蚕(さくさん)と呼ばれる野蚕からできる絹を使用しています。

そのため、蚕が持つ天然の色素がそのまま生かされた薄いベージュ色をしているのが特徴。家蚕に比べて糸の太さが2倍ほどあり、涼しげのあるシャリ感を持っているため、夏場にもおすすめのシルク毛布です。

起毛を何度も施したふっくらやわらかな製品に比べると、本製品はさらりとした肌触り。野蚕は繊維に非常に小さな穴が複数開いている多孔質繊維であり、穴の中にたっぷりと空気を含むため、保温性に優れているのもポイントです。

シルクと言えば、透き通るような光沢のある白い絹糸が有名ですが、ワイルドシルクとも呼ばれる野蚕の美しいベージュもまた違ったよさがあります。価格も比較的リーズナブルなので初めてシルク毛布を購入する方にもおすすめです。

三井毛織 洗える 家蚕 シルク毛布

自宅での洗濯が困難なモノが多いシルク毛布を、ウォッシャブル加工で仕上げた製品。繊細で細い糸を持つ家蚕の絹糸を毛羽部に100%使用し、やわらかく気持ちのよい手触りのシルク毛布です。

水に非常に弱い繊維である絹に、水に強くなる加工を施すことで手押し洗いなどの優しい洗い方に耐えられるようにできています。ただし、激しい水流では繊維そのものが傷んでしまうため、洗濯機で洗うのは避けましょう。日常のお手入れはブラッシングで、汚れが気になるときは押し洗いして汚れをリセットするのがおすすめ。老舗の三井毛織が作り出す美しい毛並みのシルク毛布を長く愛用できる製品です。

ニッケ(NIKKE) 日本製 シルク毛布

1896年創業の老舗メーカー、ニッケ。ウール製品をメインに扱っているメーカーで、動物繊維の分野に強く、シルク毛布も非常に人気の高いアイテムです。難燃性の毛布など機能性を持つ毛布も展開しており、災害面において高い信頼を得ている企業のひとつ。

本製品はシール織で作られた毛並みの美しさが特徴です。毛羽部分はシルクを100%採用しており、天然の色を活かしているため無着色で仕上げています。非常に優しい肌あたりで合成繊維に比べてソフトな肌触りが魅力。

シルクを織り上げる糸にはシルクによく似た繊維であるレーヨンも使われているため、とてもなめらかな風合いがあるおすすめのシルク毛布です。

ボーマ(BOMA) シルク毛布

リーズナブルな価格で取り入れやすいシルク毛布。毛羽部分に100%シルクを採用しており、しっとりとした肌触りが特徴です。いくつにも及ぶ工程から非常に丁寧に作られているのもポイント。

開封直後は天然の蚕特有のニオイを感じることがあるため、陰干ししておくのがおすすめです。漂白していないのでシルク毛布の色は真っ白ではなく、やや淡いクリーム色をしています。極上の肌触りと、より自然に近い風合いを求める方にぴったりの製品です。