浮遊感が楽しい。
「Levia」はLEDフィラメント電球を使ったレトロな雰囲気のランプ。電球とソケットに相当する部分との間に何もなく、宙に浮いたまま点灯している不思議な製品です。
マジックのようなランプ
Leviaはイタリアでデザイン・製造されたランプ。全体の高さは約39cm、台座部分は縦10×横10×厚さ4.5cmの大理石で、スイッチが1つあるだけのごくシンプルなデザインです。
磁石を使って何かを宙に浮かせるオブジェのようなものはたまに見かけますが、浮遊状態で点灯しているランプは珍しく、不思議な空間を演出してくれます。電源が落ちた場合も想定して、シンプルな見かけ以上の工夫が盛り込まれているのも特徴です。
工夫を凝らした仕組み
電子回路が組み込まれているのは、軽いタッチで動作するスイッチが付いた大理石の台座と支柱の先にある浮遊システム部分、LED電球部分の3箇所。
LEDフィラメント電球を下向きにして支柱の先に近づけていくと、あるところで磁力が電球を捉え、同時に点灯します。手を離すと、電球は点灯したまま宙に浮いた状態になる仕組み。
電球を点灯させる電力も電磁誘導によって供給されるので、内部に電池が入っているわけではありません。
再度台座のスイッチに触れると電球は浮遊したまま消灯。ただし、プラグを抜いたり、電球に何かが当たったり、停電したりすると、電球がソケット部に吸いついて落下しない仕組みなので安心です。
台座は高品質な大理石
台座の材料は2種類の大理石を採用しており、白はイタリアのカッラーラ産、黒はスペイン北部のマルキナ産。コンピューター制御で加工した石材を手作業で仕上げています。イタリアの伝統技法が生かされた台座です。
低消費電力と長い耐用年数
消費電力は約3Wで、LEDの点灯時間は約5万時間です。毎日8時間点灯させても17年間使える計算。
Leviaは現在、Indiegogoにて99ユーロ(約1万3000円)からの出資枠を公開中です。
Leviaを置いておけば部屋の雰囲気を一気におしゃれなものにしてくれるはず。赤っぽい色味の演出する暖かさに加えて、浮遊するイメージの不思議な感覚がなんとも楽しい明かりです。