キャンプや登山、バーベキューなどのアウトドアにはもちろん、防災用としても人気のファイヤースターター。マッチやライターなどの燃料を使用せずに着火できるので、使い方を覚えれば便利なアイテムです。
そこで今回は、おすすめのファイヤースターターをご紹介します。ファイヤ―スターターの仕組みやメリット、選び方のポイントも解説するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
- 目次
- ファイヤースターターとは?仕組みを解説
- ファイヤースターターのメリット
- ファイヤースターターの選び方
- ファイヤースターターのおすすめモデル
- ファイヤースターターの売れ筋ランキングをチェック
- 番外編:ファイヤースターターの使い方
ファイヤースターターとは?仕組みを解説

By: amazon.co.jp
ファイヤースターターとは、火打ち石のような使い方で火を起こせるアイテムのことです。別名でメタルマッチとも呼ばれています。
フェロセリウムやマグネシウムでできた「ロッド」という金属製の棒と、火打ち石のような役割をする「ストライカー」というアイテムがセットになっているのが特徴。ストライカーをロッドに何回か擦り付けることで発生する摩擦熱により、火打ち石のように火花を散らします。
使用方法は、まずストライカーでロッドを削り、ティッシュペーパーや新聞紙、ほぐした麻紐や乾いた杉の葉などの燃えやすいものに金属粉を集めます。そこに発生させた火花を着火させることで、火起こしをする仕組みです。
一見難しく思われがちですが、コツを掴んでしまえば簡単。小さな火種から火を育てていく楽しみを得られます。キャンプで焚き火の魅力をより感じられるのも、ファイヤースターターが人気の理由です。
ファイヤースターターのメリット

By: amazon.co.jp
ファイヤースターターのメリットは、燃料を使用せずに着火できることです。一般的に着火にはライターやマッチを使いますが、燃料切れでスムーズに着火できないこともあります。
ファイヤ―スターターは、ロッドとストライカーがあれば火起こし可能。ロッドは使うたびにすり減る消耗品ですが、残量を見た目で確認できるため燃料切れの心配が少なく済みます。数千回~数万回程度は使用できる製品が多いため、ライターやマッチよりも寿命が長く、コストパフォーマンスに優れている点でも人気です。
さらに、湿気や水に強いというメリットもあります。山の天気は変わりやすく、突然の雨に見舞われるケースも少なくありません。ライターやマッチは水没してしまうと使用できませんが、ファイヤースターターの場合は表面の水分をしっかりと拭き取れば使用可能。コンパクトに設計されているモノが多いので持ち運びやすく、登山やキャンプなどのアウトドアにおすすめです。
ファイヤースターターの選び方
ロッドの素材の違いをチェック
初心者にもおすすめの「フェロセリウム」

By: amazon.co.jp
ファイヤースターターをはじめて使う方には、フェロセリウム製のロッドがおすすめ。フェロセリウムとは鉄とセリウムの合金のことです。セリウムはマグネシウムよりも発火点が低いため、力を入れなくても多くの火花を散らせます。フェロセリウムから発生する火花は3000℃と高温なので、初心者でもスムーズな着火が可能です。
火起こしは、慣れるまでは難しく感じてしまうことも多いのが特徴。キャンプやバーベキューではじめてファイヤースターターを使用する方や、登山などのすばやく着火したいシチュエーションで使用する方は、フェロセリウム製のアイテムを選ぶのがおすすめです。
価格が安い「マグネシウム」

By: amazon.co.jp
ファイヤースターターの扱いに慣れている方や、コストパフォーマンスを重視する方には、マグネシウム製のロッドがおすすめです。
マグネシウムはフェロセリウムよりも発火点が高いので、発火させるためには力が必要。そのため、初心者の場合は火起こしに時間がかかってしまうこともあります。何度か使用してコツを掴めば、スムーズに着火できるようになります。
マグネシウム製のファイヤースターターは、フェロセリウム製に比べると安い価格で購入できる製品が多く、費用を抑えてキャンプなどのアウトドアを楽しみたい方にぴったりです。数百円程度で販売されているモノが多く、100円均一で販売されていることもあります。
気軽に購入しやすいので、試しに使ってみたい方にはマグネシウム製のファイヤースターターがおすすめです。
ロッドの長さと太さをチェック

By: amazon.co.jp
ロッドの長さや太さによって、火の起こしやすさが大きく変わってくるので、購入前にしっかりと確認しておきましょう。
長い製品ほど1回で削れる金属の量が増えるため、着火しやすくなります。あまり短すぎると火起こしが難しくなってしまうので、初心者は長めのロッドを選ぶのがおすすめです。
ファイヤースターターはロッドを削ることで火花を発生させる消耗品。そのため、ロッドが太い商品ほど削れる金属の量が多く、寿命が長くなります。また、太いほうが重量があり削る際に安定感が出るため、直径8mm以上の太めの製品を選ぶと扱いやすく便利です。
ストライカーの形状で選ぶ

By: amazon.co.jp
ストライカーの使い心地はファイヤースターターの使いやすさに影響するため、ストライカーの形状もしっかりとチェックしましょう。小さすぎるモノや握りにくいモノだと、安定して火花を散らすことが難しくなります。
ストライカー本体は金属製ですが、持ち手部分の素材は木やプラスチックなどアイテムによってさまざま。握りやすいように指に沿った形をしていたり、凹凸が施されていたりするなど、形状も異なります。手に馴染む使いやすい形状のモノを選びましょう。
また、ロッドとストライカーが紐で繋がっているタイプを選ぶと、どちらか片方を紛失してしまう心配が少ないのでおすすめです。
ホイッスルや栓抜きなどの付加機能もチェック

By: amazon.co.jp
ファイヤースターターには火起こしだけではなく、ホイッスルや栓抜きなど、キャンプや登山に役立つ付加機能が搭載された製品もあります。
ホイッスルは登山で怪我をして動けなくなったり遭難してしまったりした場合に、自分の居場所を知らせることが可能。キャンプやバーベキューなどで瓶のフタを開ける機会が多い方は、栓抜きの付加機能が付いたアイテムを選ぶことで、荷物を減らせます。
便利な付加機能をチェックして、自分のライフスタイルに合ったファイヤースターターを選んでみてください。
ファイヤースターターのおすすめモデル
sun’s hill ファイヤースターター
機能性に優れたファイヤースターター4点セット。火吹き棒・カラビナケース・ホイッスルが付属しています。コンパクトかつ軽量なため持ち運びに便利です。
マグネシウム製で雨風などの悪天候下でも着火可能。火吹き棒は丈夫なステンレス製で口に当たる部分は丸形状に加工されています。
ストライカーは栓抜き・定規としての機能も搭載。使用方法の動画を確認できるQRコードが付いているため、初心者の方でも使用できます。カラビナ付きで、リュックに取り付けて持ち運べるのもおすすめポイントです。
ZEN Camps ファイヤースターター
着火力に優れたファイヤースターター。1年以上の開発期間をかけて作り上げており、素材・硬度・形状にこだわった設計が特徴です。これまで火起こしがうまくできなかった方でも簡単に使用できます。
3000℃の火花を発生させるフェロセリウムの極太ロッドと、大型設計のストライカーを採用。6角形のロッド形状により摩擦熱の発生が容易なうえ、20000回以上のストロークに対応しています。ブッシュクラフトを楽しむ方や初めて火おこしに挑戦する方におすすめです。
NHAM 極太 ファイヤースターター
初心者でも扱いやすい大型サイズのファイヤースターター。露出部全長9.8cm、直径1cmのロッドにより、長いストロークで効率的に火花を発生させられます。一度に多くの火花が飛ぶため着火しやすいのが特徴です。
手作りの木製ハンドルは濡れても滑りにくいのがポイント。牛革ストラップは使い込むほど味わいが増します。燃料不要で水に濡れても軽く拭くだけで使用でき、気圧の影響も受けにくい仕様。キャンプや災害時などのシーンで、確実に火起こしができるモノが欲しい方におすすめです。
山麓工房 極太 ファイヤースターター

大量の火花で着火できるファイヤースターターです。極太のフェロセリウムロッドを採用しており、十分な火花量を生成できます。握りやすくい木製グリップを採用しているのが魅力です。
15000回もの使用に耐える高い耐久性を実現しています。重量約92gと軽量かつコンパクトな設計なので、キャンプやBBQへの持ち運びもしやすく便利。専用の収納ケースが付属しているのもおすすめポイントです。
Bush Craft スタッグボーンファイヤースチール 06-01-meta-0020
エゾシカの角をハンドル部分に使用しているファイヤースターターです。エゾシカ工芸家が加工した独自性のあるデザインが特徴。希少性の高い素材を使ったモノが気になる方におすすめです。
湿った環境や風の強い場所でも着火しやすいのが魅力。重さは約50〜100gです。キャンプなどのアウトドアを楽しむ方にぴったりです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ファイヤースターター UG-3257
有名アウトドアブランド「キャプテンスタッグ」が展開するファイヤースターター。マグネシウム合金の点火棒とプレートを擦って火花を発生させる仕組みを採用しています。重量50gの軽量設計で、キャンプやバーベキューへの持ち運びでも負担になりにくい仕様です。
燃えやすいティッシュなどと組み合わせることで、薪への着火が可能。アウトドアでの火起こしはもちろん、災害時の備品としても活躍するアイテムです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ハンディ ファイヤー スターター UG-3271
ライターがないときや緊急時に焚き火を起こせるファイヤースターター。マグネシウム合金の点火棒とステンレス鋼のプレートで構成され、火種がなくても着火が可能です。グリップにはABS樹脂を採用しています。
重さは28gで収納時は79mmとコンパクト。キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーン以外にも、防災用品としても重宝します。緊急時への備えをしたい方にもおすすめです。
ロゴス(LOGOS) ファイヤーストライカーセット 81064225
極太&ロングのロッドを採用したファイヤースターター。約直径1cm×長さ9cmのロッドが強力な火花を発生させ、確実な着火をサポートします。湿気や雨に強く、水に濡れてもすぐ火花を飛ばせるのが魅力。防災グッズとしてもおすすめです。
ストライカーには鋭いエッジを搭載し、初心者の方でも大きな火花を作りやすい設計。キャンプで本格的な火起こしができる、アウトドア好きな方におすすめのアイテムです。
クルピカ(KUPILKA) ファイヤースチール8 #3728018
約3000度の火花を生成できるファイヤースターター。フェロセリウム製ロッドと専用のスチール製ストライカーを組み合わせることで着火が可能です。オリジナル樹脂ハンドルにはトナカイ革ストラップを配しており、手に馴染みやすいデザインに仕上げています。
ロッド径8mmの太めサイズを採用しており、長期間の使用に対応。キャンプやバーベキュー、緊急時の火起こしツールとして活躍します。カラーバリエーションも豊富なので、好みに合わせて選べるのもおすすめポイントです。
Bush Craft ブッシュクラフト メタルマッチ プロ 2.0 50494
握りやすさと使いやすさを追求したファイヤースターターです。ストライカー部分をより握りやすいよう設計しているのが特徴。力を込めやすく、大きな火花を出しやすいのが魅力です。
収納時のサイズは10.8×2.7×2.3cmとコンパクト。アウトドアやキャンプでの確実に火起こしをしたい方におすすめのアイテムです。
MountBros ファイヤースターター
六角型のロッドを採用した、着火力に優れたファイヤースターター。直径1.27cmの極太フェロセリウムロッドにより大量の火花を発生させられます。ウッドグリップ付きの持ち手で滑りにくく、力を込めやすい設計が魅力です。
ストライカーは削れる範囲が広く、力の小さい方でも扱いやすいのがポイント。約2万回削れる耐久性を備えています。取扱説明書と解説動画も付属しているため、アウトドア初心者の方にもおすすめの製品です。
CURE ファイヤースターター CURE-FS1-B
マグネシウムを削って簡単に火を起こせるファイヤースターター。マグネシウム部は6.3cmと長さがあるため長期間使用できます。水に強く酸素と結合しやすいため、ライターやマッチでは難しい状況でも着火が可能です。
マグネシウムカバー先端にコンパスが搭載されているほか、定規部分には切れ込みが入っており缶オープナーとして使用できます。低酸素な高所や風雨にさらされる場所でも着火できるため、キャンプやハイキングなどのアウトドアシーンにおすすめ。災害時の備えとしても活躍します。
バーゴ(VARGO) アルティメットファイヤースターター T-467
ファイヤースパークが付属した多機能な火吹き棒。濡れた落ち葉や枯れ枝を使った焚き火にも対応できるため、火起こしに苦労しがちな方におすすめです。
火吹き棒はステンレス製のため耐久性に優れており、アウトドア環境でも安心して使用できます。使用時46.4cmで十分な長さを確保しつつ、収納時は15.2cmとコンパクトになるのが魅力。噴き出し口を小さく設計することで、長時間にわたって一定の空気を効率よく送り込むことが可能です。
Jialefu ファイヤースターター
ガス燃料を使わずに火起こしができるファイヤースターター。水濡れや強風といった厳しい環境でも着火でき、災害時の緊急信号としても活用できます。火打ち石は栓抜きや定規としても使える設計です。
長さ68mm以上のマグネシウム棒により、一度に多くの火花を発生させられるため初心者でも着火しやすいのが魅力。付属の火吹き棒は6段階で長さ調節できます。キャンプや防災時に活用できる製品を探している方におすすめです。
絆 ファイヤースターター
だれでも簡単に着火できるファイヤースターター。たっぷりのマグネシウムを採用しており、長く使い続けられるのが特徴です。木の削り屑などの燃えやすいモノの上にマグネシウムの削り屑をかけ、付属のブレードで火花を散らして着火するだけと簡単に操作可能です。
高所や雨天、風の強い環境でも安定した着火が可能。マグネシウムの明るい白火は遠くからでも確認でき、遭難時の救難信号としても活用できます。アウトドアや緊急時に備えたい方におすすめです。
ファイヤースターターの売れ筋ランキングをチェック
ファイヤースターターのランキングをチェックしたい方はこちら。
番外編:ファイヤースターターの使い方

By: amazon.co.jp
ファイヤースターターで火花を散らす前に、麻紐・ティッシュペーパー・枯れ葉・新聞紙などのように乾いていて燃えやすいモノを火口として用意しておきましょう。
麻紐を使う場合はそのままだと着火しにくいので、ほぐしておくのがポイント。麻紐は5cm程度、ティッシュペーパーであれば3枚ほど準備しておくのがおすすめです。
次に、ストライカーでロッドを削って、金属粉を火口の一点に集めます。金属粉が着火剤となるため、初心者は多めに削っておくとスムーズに着火しやすいのがメリット。また、火は上に向かって燃えるので、金属粉は燃やしたいモノの下に配置することが大切です。
あとは、ストライカーでロッドを強く擦って火花を散らして着火させます。狙った場所へ火花を飛ばしやすいよう、ロッドの先を火口に当てるのがコツ。着火したら火吹き棒などで酸素を送って、少しずつ火を大きくしましょう。
安い値段で購入できる製品が多く、燃料がなくても着火できる便利なファイヤースターター。マッチやライターを使用すると比較的簡単に火起こしができますが、小さな火花から育てた火で焚き火を楽しめるのがファイヤースターターの魅力です。ぜひ自分にぴったりのアイテムを探してみてください。