驚くべき2in1アイテム。
キャンプやハイキングなど、アウトドアに出かけるときには、「持ち歩く荷物をいかに少なくするか」ということが重要です。
そんなアウトドアの持ち物の中でも特に厄介なのが、「水」です。必要不可欠であるにもかかわらず、容積が大きくて重いということで、悩みのタネになっている方もきっと多いはず。そこで今回は、水を持ち歩く必要がなくなるトレッキングポール「PurTrek」をご紹介します!
PurTrekとは?
「PurTrek」は、内部に浄水システムを備えたトレッキングポールです。ちなみに、トレッキングポールと浄水システムの2in1は世界初だそうです。
長時間の移動による疲労も、水の調達も、アウトドアフィールドではどちらも死活問題。それらをサポートするトレッキングポールと浄水システムは、これまで別々に購入して持ち歩くものでした。
これらの機能がPurTrekという1つのプロダクトに備わったことにより、疲労軽減、水の調達と、持ち歩く荷物の削減が同時に実現できるようになるわけです。
給水はとてもカンタン!
給水はとても簡単に行うことができます。
まず、ポールの先についている矢印マークを合わせて、先端部分を引っ張ります。
次に、シリコンチューブをハンドル上部に挿して、川などの水源にポールを入れます。
あとはポンピングをして水を吸い上げるだけで、内部の浄水システムにより水が浄化され、きれいな水を手に入れることができます。
これまでは自ら水中に入らなければならなかったり、手の届きにくい水源からは水を取ることができず、苦労することもありましたが、PurTrekはポール状になっているので、どんな場所にもリーチしやすくなっています。
性能もお墨付き
PurTrekは便利なだけでなく、その性能にも妥協がありません。
1回のポンピングで、他社の浄水システムの3倍以上の吸い上げができ、フィルター1つにつき500Lの水を浄化できます。また、吸い上げた水は99.99%の微生物やマイクロプラスチックをカットするとのことで、衛生面でも安心です。
さらに、カーボンファイバー製で軽く、浄水システムが付いているにもかかわらず、普通のトレッキングポールと比べても4オンス(約113g)重いだけの17オンス(約482g)になっています。そのため、持ち歩きにも全く支障がありません。
カーボンファイバー製のトレッキングポールと、浄水システムを2つ別々に買おうとすると、250ドルほどかかると言われていますが、PurTrekはKickstarterで、1本99ドル(約1万1100円)から、出資を募っています。
クリエーターのKyleさんは、デザイナーやエンジニアたちの「オタクチーム」と共にPurTrekを開発したそうですが、このプロダクトに彼らがとても情熱を注いでいることが伝わってきます。Kyleさん自身が直面した課題を解決するためのプロダクトなので、同じ悩みを抱えている人たちは、きっとこのPurTrekに救われるのではないでしょうか。