ゴミ箱だってAI化!
「Oscar」は、世界初のAI機能搭載ゴミ箱です。ゴミ箱にAIを搭載してどうするんだ? と思われてしまうかもしれませんが、むしろゴミ箱だからこそAIとの連携が必要と言えるかもしれません。
地球を救うのは、やっぱりAI!?
ゴミの種類をAIが判別
Oscarのゴミ収納部はふたつ。リサイクル可能のゴミとそうでないゴミの分類です。
しかし、ゴミを入れる口はひとつしかありません。この真下は左右どちらにも動くベルトコンベアになっていて、Oscarは入れられたゴミの種類をカメラで認識。リサイクル可能のものかそうでないかを見極めてくれます。
ゴミの分別を自動でやってくれる、というわけです。
学習するAI
ですが、じつのところAIは完璧なものではありません。たまに間違えたりもします。
しかし同時に、AIは間違いすらも認識して学習する能力を持っています。どれがリサイクル可能なゴミか、ということを最初は使用者が手動ボタンで振り分けます。それを見たAIは、以後そのゴミを適切な収納部へ振り分けるという仕組みです。
日々学習し、完璧へ近づく。これこそがAI連携製品の真髄と言えます。
大きく広がる可能性
AIの学習速度は一定ではなく、ある日突然驚異的な進化を遂げることがあります。
世界中のOscar使用者からのデータを集めていけば、各地のリサイクル状況も判定できます。そう考えると、このOscarという製品は末恐ろしいまでの可能性を秘めた製品です。
Oscarはクラウドファンディング「Kickstarter」で199ドル(2万2000円)からの出資枠を設けています。
我々の身近な存在になりつつあるAI。さまざまな可能性を秘めたテクノロジーですが、ついにゴミ箱にもAI機能が搭載されるようになりました。ゴミが自動分別される時代は、すでに迫っています。