洗濯かごまでスマート化!
クラウドファンディング「Kickstarter」に登場した「LaunderPal」は、家にある洗濯物を電子データ化するデバイスです。洗濯かごがWi-Fiと接続し、すべての衣類の洗濯状況を逐次記録するというコンセプト。
これこそが未来の白物家電か?
RFIDタグで洗濯物を管理
白い服と黒い服を同時に洗濯機にかける人はいません。もちろんそれは、白い服に色が移るから。
しかし「洗うものを分ける」ということは、「まだ洗っていない服」と「すでに洗った服」が発生するということです。「今日着る予定のシャツの洗濯がまだだった!」ということも、当然ながら起こります。
LaunderPalはスマホアプリ、そしてシリコン製のRFIDタグと連携した製品。服にRFIDタグを貼り付け、LaunderPal本体にあるカードリーダーでそれを読み込みます。こうすることにより、アプリ上で全ての服のデータ管理が可能になるというわけです。
脱落しないタグ
服に取り付けるRFIDタグですが、その仕組みはクレジットカードと同じです。自己電力を必要としません。
「洗濯中に取れてしまうのでは?」という心配もあるかもしれませんが、開発者曰く「洗濯をしてもアイロンをかけても脱落することはない」とのこと。
ともかく、これさえあれば全ての服の洗濯状況を一目で把握することができます。
大所帯にはありがたい製品
家族が多ければ多いほど、服の管理が複雑になってしまいます。それをデータ管理することでより効率的な洗濯を実現させようというのが、LaunderPalのコンセプトです。
この製品はKickstarterで135オーストラリアドル(約1万1000円)からの出資枠を公開しています。
スマート化した洗濯機ならありますが、洗濯かごをスマート化するというのはこのLaunderPalが初めてです。ですが「洗濯物を電子管理する」という仕組みは確かに合理的で、洗濯仕事がよりはかどる製品であることに違いはありません。