遭難を防ぐ新型デバイス。
国土の大半が山林の日本では、非常に重宝するデバイスが登場しました。今回ご紹介する「GoHeart」は、携帯電話の電波が届かない場所での相互通信に特化した製品です。専用アプリを通じて、複数のユーザーと連絡を取ることができます。
スマホの電波が届かない場所でも
GoHeartの開発者は、かつて谷底に落下するという事故を経験した人だそうです。その際、携帯電話は全く役に立たないことに気がつきました。
GoHeartは、それを所有する人同士で通信する機能を有しています。チャットやボイスメッセージなどを送受信することで、山登りのメンバーが今どこにいるかということを常時把握することができます。
SOSボタンで場所を共有
事故に遭遇した時はSOSボタンを押しましょう。
このボタンひとつで、周囲のGoHeartユーザーに通知が届きます。それは位置情報付きです。SOS発信者がどこにいるかを、複数人で共有できるという仕組みです。
多様な用途
この仕組みを活かせば、山の中だけではなく多くの人が詰めかけるイベント会場での使用もできます。「今どこにいる?」という情報をシェアすることができます。
GoHeartはクラウドファンディング「Kickstarter」で1327香港ドル(約1万8500円)からの価格で入手できます。
日本は環太平洋火山帯に沿う山岳国。列島の中央に険しい山々があります。ゆえに山岳レジャーも盛んですが、毎年遭難事故が発生しているというのも事実。そういうときのために、自らの命を救うデバイスを持っておきたいものです。