コンサートに必須の新型耳栓!
音楽好きにとっての宿命とも言えるのが、難聴です。コンサート会場での大音量を頻繁に聞いているため、それが聴覚に悪影響を及ぼすということが頻繁にあります。
それを防ぐために開発されたのが「Loop」という製品です。
中空パイプで音を響かせる
Loopは耳栓です。しかし、音を完全に遮断するのが目的ではありません。
筆者は高校生の頃、吹奏楽部に所属していました。担当楽器はトロンボーンです。金管楽器というのは、唇の振動から出る音を中空構造のパイプで増幅させる仕組み。Loopの構造も、それと同じです。
リングのような形状の部位は、中が空洞になっています。そこに外から発生する振動を響かせ、より明確に音を伝えるという構造です。
音量を抑えつつ、音質を上げる
ですが、ここからがLoopの核心部分。「明確に音を伝える」ことと「音量を大きくする」ことはまた違います。Loopの場合、余計な音量を省いてくれるという仕組みを有しています。
つまり、耳に届く音量自体は小さくても、それがくっきりとした音質になるということです。
難聴防止の必需品
このLoopをコンサート会場やクラブで装着すれば、難聴の危険を防止しつつダイナミックなサウンドを楽しむということが可能になります。
こんな製品が存在したのか! この記事を書いている筆者も、大いに驚かされています。
Loopは現在、29ドル95セント(約3200円)の価格で販売されています。
https://youtu.be/HggHVoUq-_U
多くの人が楽しんでいる音楽。ですがそれが原因で難聴になってしまったら、元も子もありません。今回ご紹介したLoopは、難聴を防ぎつつ同時に音楽を楽しめるアイテムとして、世界中で注目されています。