ルーパーは、演奏したフレーズを録音し、繰り返し再生できるエフェクター。一人でのパフォーマンスに厚みを加えたり、作曲のアイデアを練ったりする際に重宝します。製品によって録音時間や機能などが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ルーパーのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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ルーパーとは?

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ルーパーとは、フレーズをサンプリングしてループ再生できる機材のことです。ルーパーを使うと、たとえば一人でギターの伴奏を録音し、その上にメロディーを重ねて演奏することもできます。一人でもアンサンブルのような厚みのあるパフォーマンスが可能です。
また、作曲のアイデアを練る際にも役立ちます。汎用性が高い機材です。
ルーパーの選び方
録音時間をチェック

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ルーパーを選ぶ際、どれくらいの時間録音できるかは大切なチェックポイントです。録音可能な時間は、主に機種ごとに設定された内蔵メモリ容量や、外部記録メディアの容量によって決まります。
また、電池で駆動するタイプのルーパーでは、バッテリーの持続時間も連続して録音できる時間に関わってきます。電池の持ちもあわせて確認しておくようにしましょう。
音質をチェック

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ルーパー選びでは、どれだけクリアな音で録音できるかという音質も重要です。音質は、録音時のファイル形式やビットレートなどの項目に左右されます。
たとえば、原音を忠実に残したい本格的な音楽録音には、非圧縮のWAV形式が適しています。一方、会議の議事録や長時間のインタビューなど、ファイルサイズを抑えつつ記録したい場合にはMP3形式が便利です。MP3形式でもビットレートを高めに設定すれば、比較的よい音質で保存できます。
電源方式をチェック

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ルーパーの電源方式も確認しておきたい項目のひとつです。多くのルーパーは、乾電池もしくはACアダプターで動作します。
乾電池の場合、使用する電池の種類や製品の省エネ性能によって、連続使用できる時間が異なります。外出先で長時間使いたい方は、予備の電池を用意したり、充電池と充電器をセットで持っておいたりすると安心です。
また、室内での長時間録音や、電池残量を気にせず使いたいという方には、ACアダプター経由で家庭用コンセントから給電できるモデルが向いています。使用シーンに合わせて、どちらの電源方式が自分に合っているか検討してみてください。
操作性をチェック

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ルーパーを初めて使う方にとっては、操作が分かりやすいかどうかが重要です。録音開始や停止、音量調整といった基本的な操作が、迷わず直感的に行えるシンプルなボタン配置のモノがおすすめです。録音したいと思った瞬間に、素早く準備できます。
なかには、ディスプレイを備えたモデルもあります。ループのステータスをひと目で確認しやすく、便利です。
入出力端子をチェック

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ルーパーを選ぶときには、どのような入出力端子が備わっているかも確認が必要。ヘッドホン端子が備わっていると、アンプなどを介さずモニタリングできて便利です。
また、ライン出力端子があれば、録音した音をオーディオインターフェースやミキサー、外部スピーカーなどに出力して再生できます。音楽制作で活用したい方や、大人数で音声を共有したい場合にぴったりです。
さらに、パソコンと接続するためのUSB端子があると録音データを手軽に転送できます。
その他の機能をチェック

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ルーパーには、基本的な録音機能以外にも、さまざまな便利機能が搭載されている場合があります。
たとえば、リバース再生は録音したループを逆再生する機能。1/2倍速再生は、オクターブは下がるもののスピードを2倍にして再生できる機能です。フレーズのアイデア出しなど、曲を作るときにも役立つため、気になる方はぜひチェックしてみてください。
本体サイズをチェック

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ルーパーを持ち運んで使いたい場合は、本体のサイズや重さも確認するようにしましょう。ポケットに入れて手軽に持ち運べるコンパクトなモノから、大きめサイズの多機能なモノまでさまざま。フィールド録音など屋外での使用が多い方は、携帯しやすい軽量モデルがおすすめです。
持ち運んで使うか、卓上に据え置きにするかなどを明確にして、自分にぴったりのサイズのルーパーを見つけてみてください。
ルーパーのおすすめ
ティーシーエレクトロニック(Tc Electronic) Ditto Looper
最大録音時間 | 5分 | 電源 | アダプター |
---|---|---|---|
消費電流 | – | 最大電池駆動時間 | – |
幅x高さx奥行 | 48x48x93 mm | 重量 | 122 g |
シンプルな操作でループ演奏を楽しめるルーパー。コンパクト設計のため、ボードにすっきり収まります。アナログドライスルー設計により、アナログのまま原音が出力されるのが特徴です。
24ビット非圧縮音質で上限5分間のループ録音に対応。小型設計ながら十分な基本性能を備えたおすすめモデルです。
ティーシーエレクトロニック(Tc Electronic) Ditto X2 Looper
最大録音時間 | 5分 | 電源 | アダプター/電池 |
---|---|---|---|
消費電流 | – | 最大電池駆動時間 | – |
幅x高さx奥行 | 135x54x113 mm | 重量 | 512 g |
24ビット非圧縮オーディオを採用したルーパー。ステレオ入出力を備えています。また、2つのフットスイッチを搭載し、ループのストップ・クリア、エフェクトのオン・オフを操作できるのも特徴です。
リバース再生や1/2倍速再生ができるのも魅力。上限5分間のループ時間と無制限オーバーダブにより、自由度の高い演奏を楽しめます。練習や作曲などでルーパーを活用したい方におすすめです。
ボス(BOSS) RC-1
最大録音時間 | 約12分 | 電源 | アルカリ電池(9V形) ACアダプター(PSA-100:別売) |
---|---|---|---|
消費電流 | 95mA | 最大電池駆動時間 | アルカリ電池=約3時間 (使用状態によって異なります) |
幅x高さx奥行 | 73×59×129 mm | 重量 | 430 g |
ペダルひとつで録音・再生・オーバーダブなどを操作できるシンプルなルーパーです。直感的な操作性と分かりやすいデザインが特徴。ボディカラーには鮮やかなレッドカラーを採用しています。
本製品は、最大約12分のループ録音が可能。円形インジケーターで録音状態を視覚的に把握できます。電源は9V電池もしくは別売りのアダプタから確保する仕様です。
ローウィン(ROWIN) LOOPER LEF-332
最大録音時間 | 最大10分 | 電源 | AC adapter 9V DC (センターマイナス) |
---|---|---|---|
消費電流 | 94mA | 最大電池駆動時間 | – |
幅x高さx奥行 | 45×53×95 mm | 重量 | – |
上限10分の録音時間を備えたルーパー。フットスイッチひとつで簡単に録音や再生が操作できます。
サイズは幅45×奥行95×高さ53mmとコンパクトで、ボードへの組み込みやすいのも魅力です。電源にはACアダプターを採用。USB端子を備えていますが、あくまでも本体のアップデート用で、電源の確保には使用できない点には注意が必要です。
NUX Loop Core Stereo
最大録音時間 | 最大6時間 | 電源 | アダプター |
---|---|---|---|
消費電流 | 120 mA | 最大電池駆動時間 | – |
幅x高さx奥行 | 72x48x122 mm | 重量 | 264 g |
液晶ディスプレイを搭載したルーパー。ステレオ入出力に対応しており、ステレオ出力に対応する機器を前段につなぐと豊かで広がりのあるサウンドを楽しめます。MIDIコントロール入力機能も搭載しています。
上限6時間の録音ができるほか、99個のメモリースロットを備えており、フレーズを保存可能。50種類のドラムパターンも搭載しているため、曲作りの幅を広げたい方におすすめです。
MOOER Groove Loop
最大録音時間 | 最大20分 | 電源 | アダプター |
---|---|---|---|
消費電流 | 120 mA | 最大電池駆動時間 | – |
幅x高さx奥行 | 42x52x93.5 mm | 重量 | 157 g |
ドラムマシンとルーパーを内蔵した製品。幅42×奥行93.5×高さ52mmの小型ボディにループとドラム機能を融合させており、ひとつで多彩な演奏表現が楽しめます。LOOPモード・DRUMモード・LOOPER+DRUMの3つのモードを備え、演奏スタイルに応じて変更できます。
上限20分の録音時間を確保。タップテンポ機能でグルーヴの速度も手軽に調整できます。さまざまな機能を備えた製品が欲しい方におすすめです。
ルーパーは、シンプルなモノから多機能なモノまで、幅広いラインナップがあります。持ち運び用や据え置き用など、用途に合わせて選ぶことが重要。自分のプレイスタイルや必要な機能を考慮して、自分に適した1台を探してみてください。