ノートパソコンの動作速度向上に役立つノートパソコン用メモリ。メモリ増設は手軽にPC性能を高める手段のひとつです。しかし、製品によって規格や容量などが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ノートパソコン用メモリのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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ノートパソコン用メモリの容量の目安

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ノートパソコンを選ぶとき、メモリ容量は大切なポイントです。用途によって適した容量は変わりますが、現在のノートパソコンだと4GBでは動作が重く感じる場合が多い傾向があります。
Webの閲覧や動画視聴、Officeソフトを使った書類作成といった一般的な使い方であれば、8GBでも対応可能です。複数の作業を同時にこなしたい方や、よりスムーズな動作を求める場合は16GBのモデルがおすすめ。ビジネスや学習用途でも快適に使えます。
動画編集や高画質な画像処理、ゲームなど負荷の高い作業がメインなら、32GB以上の大容量メモリがぴったりです。
ノートパソコン用メモリの選び方
規格をチェック

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ノートパソコンのメモリは、規格を確認しておくことが重要。現在の主流は「DDR4」と「DDR5」という2つの規格です。メモリの規格が異なると、ノートパソコンに取り付けられないので注意が必要です。
DDR4は、前の世代の規格ですが、安定した動作と手ごろな価格が魅力。多くのノートパソコンで採用されており、幅広い製品から選べます。一方、DDR5はDDR4よりもデータの転送速度が速く、より多くのデータを扱えるのが特徴です。最新の高性能なノートパソコンに搭載されるケースが増えています。
また、メモリの規格は、基盤部分であるマザーボードに合わせる必要がある点にも注意。DDR4対応のノートパソコンにDDR5のメモリは取り付けられません。購入前には、ノートパソコンがどちらの規格に対応しているかを必ず確認しましょう。
周波数をチェック

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周波数もチェックポイントのひとつです。周波数は、メモリがデータを処理する速さに関わる数値で、単位はMHz(メガヘルツ)で表されます。数値が大きいほど、理論上は処理速度が速くなります。
DDR4規格のメモリでは2400〜3200MHz程度、DDR5規格では4800〜6400MHz程度の周波数が一般的です。また、ノートパソコンのCPUやシステム全体との相性も大切なので、対応している周波数のメモリを選ぶようにしましょう。
ノートパソコン用メモリのおすすめ
クルーシャル(Crucial) 32GB Kit 16GBx2 DDR4-3200 SODIMM CT2K16G4SFRA32A
DDR4-3200規格に対応した、ノートパソコン用メモリです。16GB×2枚の32GBキットで、メモリ不足によるパフォーマンス低下を防ぎ、マルチタスク処理をスムーズに実行します。低電圧1.2V設計のため、バッテリー消費を抑えつつ安定した動作を実現できるのが特徴です。
PC4-25600の高速規格により、データ転送速度が向上します。また、260ピンSO-DIMM規格で多くのノートパソコンと互換性があり、さまざまな機種でのメモリ増設に向いています。
専門知識がなくても簡単に取り付けられ、メモリ増設作業に不慣れな方でも扱いやすいのも魅力です。
クルーシャル(Crucial) 32GB DDR4-3200 SODIMM CT32G4SFD832A
大容量32GBのノートパソコンメモリ。DDR4-3200規格を採用しており、PC4-25600の転送速度でアプリケーション起動やデータ処理を高速化します。SO-DIMMフォームファクタのため、多くのノートPCとの互換性も確保している点が特徴です。
専門知識がなくても簡単に取り付け可能。ビジネスソフト・動画編集・ゲームなど、メモリを多く使用するアプリケーションを利用する場合におすすめです。
クルーシャル(Crucial) 16GB DDR5-5600 SODIMM CT16G56C46S5
DDR5規格に対応した、ノートパソコン向け16GBメモリです。5600MT/sの高速転送速度を実現しており、従来のDDR4メモリと比較して約50%多くのデータ処理が可能と謳っています。DDR5対応のノートPCやコンパクトPCに使用できます。
1.1Vの低電圧設計で、省電力性に優れているのもポイントです。ファイル転送やアプリケーション起動の高速化を実現します。高品質なチップを採用しているため、安定した動作を長期間維持できるのも魅力です。
画像編集・動画処理などの高負荷作業を日常的に行う方にも適しています。
シーエフデー(CFD) Standard DDR4-3200 ノート用メモリ 1枚組 D4N3200CS-16G
高速処理を実現する、DDR4-3200規格対応のノートパソコン向けメモリ。16GBの大容量と3200MHzの高速動作で、複数アプリケーションの同時使用やデータ処理をスムーズに行えます。
SO-DIMMサイズでノートパソコンに適した設計で、コンパクトながらも優れたパフォーマンスを発揮する点が魅力。動画編集やマルチタスクを行う方などにもおすすめのメモリです。
コルセア(Corsair) VENGEANCE DDR5 SODIMM 32GB CMSX32GX5M2A4800C40
DDR5規格に対応した、ノートパソコン向け高性能メモリです。16GB×2枚構成の32GBデュアルチャネルキットを採用。4800MT/sの高速データ転送を実現し、パフォーマンスの向上が期待できます。262ピンSO-DIMM規格で、ゲーミングノートPCや小型PCに適合する設計です。
対応システムでは最大速度まで自動的に設定されるため、すばやいローディング時間やマルチタスク処理などが可能。また、Intel・AMD両方に対応しており、主要メーカーのノートパソコンとの互換性があるのもおすすめポイントです。
コルセア(Corsair) CMSX64GX4M2A3200C22
大量のデータ処理に対応する、ノートパソコン向けメモリです。32GB×2枚構成の64GBキットで、DDR4-3200MHzの高速動作が可能。260ピンのSO-DIMMフォームファクタを採用しており、ノートパソコンや小型デスクトップに適しています。
複数のアプリケーションを同時に使うマルチタスクや、処理負荷の高いソフトウェアを扱うシーンで、よりスムーズな動作をサポート。作業効率の向上に役立ちます。編集作業や快適なゲーミング環境を求める方におすすめです。
キングストン(Kingston) KF548S38IBK2-32
DDR5規格に対応した、ノートパソコン用メモリ。4800MT/sの動作速度で、システム全体の処理能力を高められます。16GB×2枚のデュアルチャネル構成で合計32GBを搭載。複数のアプリケーションでも快適な動作が可能です。
本製品はオンダイECC機能を搭載。チップ内部のエラーを自動的に検出・修正することで、安定したパフォーマンスを発揮します。
1.1Vで動作する省電力設計を採用。多くの処理能力を必要とする作業をしたい方におすすめです。
シリコンパワー(Silicon-Power) SP016GBSFU320B22
高速処理が可能なノートパソコン向けDDR4メモリです。3200MT/sの転送速度で、アプリケーション起動時間を短縮し、システム応答性を高めます。8GB×2枚で計16GBの容量を搭載。日常使用からビジネスまで、さまざまなシーンで活躍します。
JEDEC規格に準拠した設計で、さまざまなノートパソコンとの互換性に優れているのも特徴。取り付け後すぐに安定した動作が可能です。260ピンのSODIMMフォームファクターを採用。多くのノートパソコンに対応します。
1.2Vの低電圧で動作するため、省電力性能も良好。ノートパソコンの電力使用量を削減できます。
ギガストーン(Gigastone) GJDDR-4S8GB2666
安定した動作を実現するノートパソコン用メモリです。DDR4 2666MHzの動作周波数により、応答性の向上などを実現。長時間使用でも安定したパフォーマンスを維持しやすいのもポイントです。
幅広いメーカーの製品との互換性に優れており、さまざまなノートパソコンで利用可能。本製品は8GBを採用。オフィスソフトやWebブラウジング、動画視聴などを快適に行えます。
コストパフォーマンスを重視しつつPCの性能を向上させたい方や、初めてメモリ増設を行う方にも適したメモリです。
トランセンド(Transcend) JM2666HSE-16G
ノートパソコンの性能を向上させる、16GB容量のメモリ。2666MHzの高速動作クロックと最大21GB/sのバンド幅で、データ処理をスムーズに行います。有名ブランドのDRAMチップを採用しているのも特徴です。
1.2Vの低電圧駆動設計により、電力消費を抑えられるのもポイント。発熱や電気負荷も低減されるため、長時間使用しても安定した動作を維持します。
ノートパソコン用メモリを増設する際の注意点

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ノートパソコンのメモリを増設する際には、まず適切なメモリを選ぶことが重要です。ノートパソコンには「SO-DIMM」と呼ばれる専用形状のメモリが必要。さらに、お使いのパソコンがどのメモリ規格、容量などに対応しているかを、事前にしっかりと確認しましょう。
次に、ノートパソコンがメモリ増設に対応しているかを確認。機種によってはメモリが基板にはんだ付けされ増設できない場合もあります。また、増設用スロットの数や空き、OSのビット数による認識メモリ容量の上限も事前に調べておくと安心です。
ノートパソコン用メモリを選ぶ際は、まず手持ちのPCとの互換性を確認するのが大切です。次に、用途に合わせた容量や転送速度のメモリを選びましょう。ひと口にメモリといっても種類はさまざまです。ぜひ本記事を参考に、自分に適したモデルを探してみてください。