これは自動車か? 自転車か?
北欧の国ノルウェーの企業が、極めて斬新な乗り物を開発しました。「Podbike」というものですが、これをどう表現するべきか筆者も悩んでいます。
いずれにせよ、これぞ新型モビリティーと言うべき製品です。
人力で電力供給可能
Podbikeは四輪電動車。ですが運転席に自転車のようなペダルがついています。基本は充電バッテリーで走行しますが、いざとなったらこのペダルを漕いで電力を発生させるという仕組みです。
運転手の体力で燃料をまかなえるという、斜め上の発想を行く乗り物。ですが最高時速25km、最大移動距離60kmと、その性能は実用に適っています。
次世代の「電動スクーター」
ここで、ひとつ注意点。Podbikeのペダルは、自転車のように後輪とつながっているわけではありません。これはあくまでも発電するために存在します。ですから、Podbikeは「電力アシスト自転車」ではなく「電動スクーター」に近いものがあります。
また、太陽光で電力を供給するPodbike専用ガレージも開発しているとのこと。
プレオーダー開始間近か
現在の時点で、Podbikeはプレオーダーを開始していません。ですが公式サイトのプレオーダーページはすでに設けられていて、メールアドレスを登録すると製品情報が運営者から送られるようになっています。
実売価格は5万ノルウェークローネ(約68万円)を予定しています。
この製品を日本の公道で走行させるには、法律の問題を克服しなければならないでしょう。ですが環境に優しいパーソナルモビリティーの登場は、日本で開発されている同様コンセプトの製品にもその影響が波及するはずです。