静けさ×オフロード×ミニマリズム。

未舗装道を豪快なエンジン音とともに走破するオフロードバイク。スリル満点な走りに時は止まり、目を奪われます。そんな世界をガラリと変えるのが電動オフロードバイク。

聞こえるのはタイヤと地面の擦れる音とモーター音。静かに滑るように林道を駆け抜ける……。それが今回ご紹介するミニマリズムあふれる「Kalk」です!

新しいジャンル

開発チームいわく、Kalkは新しいジャンルとなるべく登場した電動オフロードバイク。使われている多くのパーツはこのバイクのために設計された専用品。じつに多くの特許申請がなされている、世の中に初めて披露されるマシンなのです。

オフロードを静かに疾走

けたたましい音を鳴らすエンジンの代わりの動力は51.8ボルト、50Ahのバッテリーで駆動する16馬力のモーター。オフロードバイクとしては軽量な70kg以下の車体を軽々と移動させます。

ライダーの経験や路面状況に合わせて選べるのは、コントローラによる3つのライディングモード。初心者でも走りを堪能できるセッティングが嬉しいですね。

静かなオフロード疾走を支える要のひとつは、専用に開発されたサスペンションです。ライダーや路面の状態に合わせて、ショックが伸びるときや沈み込むときの速さなどを調節できるのが本格的。動画をチェックするとその滑らかな走りを確認できます。


変速ギアはなくアクセルを回すだけの操作は、シンプルなだけに不思議なオフロード体験をもたらすはず。最高速度80km/hで最大航続距離80km、未舗装の荒れ地をロードノイズと風切り音だけで疾走する快感を一度味わうと、もう元には戻れないでしょう。

目を引くミニマルなボディ

オフロードバイクに“似つかわしくない”クリーンなデザインを誇るのがKalkの真骨頂。アルミニウムフレームに格納されたモーターなどの心臓部を覆うのはカーボンファイバー製のカバー、ミニマリズムがオフロードに出会った瞬間です。

モーターなどの動力部分のカバーのみならず、フェンダーなどの他の部分にも積極的にカーボンパーツを採用し、他の部品点数も減らすことにより軽量化に成功したKalk(初回限定版、Limited Edition)は14000ユーロ(約192万円)です!