窓から覗かなくても外の明るさがわかる。
何気ない存在であるにもかからわずさまざまな工夫が施されてきた掛け時計。今回は窓がない部屋であっても、外の明るさが直感的にわかるデザインクロック「DUSK」をご紹介します。さっそく詳細を見てみましょう!
時間とともに
DUSKは時間とともに時計自体の透明度が変化してゆく一種のからくり時計。時間という概念を時計の針に加えて、明るさでも表現する唯一無二のデザインクロックなのです!
12時間ごとに
DUSKのしくみに関して、開発チームによって明らかにされているのは2枚の偏光アクリルシートを使っているということのみ。それら2枚のシートの動きにより、透明に近い色から黒色までの変化をもたらしているようです。
色の変化のサイクルは12時間。たとえば、朝の起床時間に一番明るくなるようにセットしておくと、時間とともに暗くなってゆき、日が沈んでやがて時計も外も真っ黒&真っ暗に。
そこから再び、朝に向けて徐々に明るさを増していくというわけです。DUSKの明るさの変化のサイクルの始点をどの時点にするか、そのさじ加減による、ユーザーの時間の感覚の変化が興味深いですね。
サイズは直径30cmで重さ450g、単三電池1本で動くDUSKはKickstarterで60ユーロ(約8100円)です! ミニマルでスタイリッシュがこの上なく素晴らしい!
電波時計の登場により、1分1秒まで正確に時間を読む“道具”にもなっている掛け時計。現時点でDUSKは電波時計の機能もなく、文字盤も秒針もない超シンプルなデザイン。時間を読むというより、1日の変化を楽しむ余裕を感じさせる楽しいツールとなりそうです。