スマホやタブレットの普及に伴い、かつてよりタイピングの機会が減った昨今。そうした背景から既存のキーボードに不満を抱かないユーザーも多くいるかと思います。
とはいえ、ビジネスシーンにおいては効率化が求められ、クオリティ向上とスピードアップは大きな課題。これまでなんとなくやり過ごしたきた方は身の回りのアイテムから見つめ直してはいかがでしょうか。そこで今回は、ロジクールの新製品のキーボード「CRAFT(クラフト)」をご紹介します。
デザイン性と打ちやすさを兼ね備えたキーボード「CRAFT」
デスク環境の一翼を担う存在であると言っても過言ではないキーボード。ロジクールが新たにリリースする「CRAFT」はデザインがシンプルで、あらゆる趣のデスクや空間にフィットするプロダクトデザインです。
本製品は重厚かつ高級な雰囲気に仕上がっており、デスクに置くだけでクリエイティブな環境に様変わりするのが魅力。キーボードに手を近づけるとセンサーが反応して、キーの刻印がライトアップされる「スマートイルミネーション」機能を搭載し、間接照明などで光量を抑えた状況やキートップが見えにくい環境でも、快適にタイピングすることができます。
さらに、キーの中央部にくぼみを設けることでタイピングが向上。指がキーにピタッとフィットするので、使い勝手良好です。なお、打鍵感をスマートにする「パーフェクトキーストロークシステム」を採用することによって、長時間のデスクワークであっても快適で精確なタイピングが持続します。
あらゆるシーンで作業効率を向上させる新機能「クラウン」
「CRAFT」の特長は本体の左上部にあるダイヤル、通称“クラウン”。このパーツの優位性によって、ユーザーの作業効率を大幅にアップすることができます。アプリケーションやフォルダの切り替え、音声のボリュームコントロール、ファイルのスクロールなど、さまざまな操作に対応。クラウンのダイヤルを駆使することでスムーズに調整が行えます。
そして、「CRAFT」のポテンシャルがより発揮されるのは、「Photoshop」や「Illustrator」、「InDesign」など、Adobe CCを利用している時です。
本製品はプロダクト企画の段階からAdobe社のデザイナー、プロダクトマネージャー、エンジニアと協力しながら開発。そうした経緯から、各ソフトの作業内容や手順に対する要望をロジクール社が培ってきた技術とノウハウで具現化し、従来品のキーボードでは感じ得ない快適さを追求しています。
例えば、「Illustrator」や「Photoshop」においては、ブラシやペンなどのツール機能が「CRAFT」の機能内に割り当てられ、サイズの変更や透明度などのオプションの設定をダイヤルで調節することが可能。これらに加え、オブジェクトやフォントの変更、カラー調整、画像の明度やコントラスト調整など、さまざまな操作をユーザーの好みに合わせてカスタマイズすることもできます。
さらに、画面下に操作画面が掲載されることで無駄な視線の動きがなくなり、制作作業に没頭できるクリエイティブ環境が得られます。
なお、「Word」や「Excel」、「PowerPoint」などのOffice各種ソフト(Windows OSのみ)にも対応しているので、ビジネスマンの日常業務においても有意義。書類やプレゼン資料なども「CRAFT」なら、よりスムーズに作成することができます。
「CRAFT」はこれまでキーボードにはない「捻る」という動きが加わるので、操作に新たなバリエーションが加わります。あらゆるモノにとって“魅力的なデザイン”とは、ユーザーのニーズに合致した要素が絶妙なバランスで絡み合い、構成されているもの。それはパソコン周辺機器のキーボードであっても同じです。興味がある方は、ぜひ手に取ってみてください。