マウスなしでマウス操作。
手を失った人が機能や外観の回復のために装着する義手。世界中で非常にハイテクなものの開発が進んでいます。そんな中、ドイツにおいて、手を失った人のマウス操作を可能にするデバイス SHORTCUT が誕生! さっそく詳細を見てみましょう!
SHORTCUT とは?
SHORTCUT とは義手に装着し、筋肉の収縮時に発生する筋電位を検知する、別途装着されたセンサを通して、マウスに触れることなくPC操作が可能な、手を失った人の可能性を広げるウェアラブルデバイス。
どんなしくみ?
手足を失った人が、依然としてそれがあるかのように感じる幻肢。その失われた手足を動かす運動覚もあると言われています。SHORTCUT はその手を動かす”感覚”をワイヤレスセンサでの検知を通じて、細かいマウス操作を実現しました。
どんなことができるの?
マウスカーソルの移動は、SHORTCUT をデスクに接触させて動かせばOK。「右クリック」は中指と親指で、「左クリック」は人差し指と親指でそれぞれつまむ”動作”。
「ドラッグ&ドロップ」は人差し指と親指でつまんだまま移動、「上下スクロール」は手のひらを上下、手を握ったり開いたりすることで「ズームイン・アウト」ができるというのです!
従来の義手では無理だったPCのマウス操作を実現する SHORTCUT。このようなデバイスの開発にもっと多くの注目と資金が集まってほしいですね。
PC操作を格段に向上させる可能性のある SHORTCUT。このようなデバイスにより、あきらめていたかもしれない夢の実現につながることを願うばかりです。