冬の山は空気がきれいで、冬でしか見れない景色もたくさんあります。一度ハマるとやめられないという登山家もたくさんいます。しかし、一方で夏山を多く経験した人でも冬山となると装備の大変さ、危険の多さでためらってしまう人も多いようです。
今回は冬山に初めて挑戦する人におすすめの装備についてまとめてみました。ぜひチェックしてみてください。
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- 初心者におすすめの冬登山装備 登山靴
- 初心者におすすめの冬登山装備 ピッケル、トレッキングポール
- 初心者におすすめの冬登山装備 ジャケット
- 初心者におすすめの冬登山装備 トレッキングパンツ
- 初心者におすすめの冬登山装備 ウィンドブレーカー・雨具
- 初心者におすすめの冬登山装備 アイゼン
- 初心者におすすめの冬登山装備 帽子
- 初心者におすすめの冬登山装備 グローブ
- 初心者におすすめの冬登山装備 サングラス
- 初心者におすすめの冬登山装備 靴下
- 冬の登山、気をつけることは?
- 冬の登山装備はどうやって選ぶ?
初心者におすすめの冬登山装備 登山靴
モンベル(mont-bell) アルパインダウンジャケット 1101426
アウトドアブランドとして有名なモンベルの3000m級の冬季登山に対応する最高峰モデルです。3000m級の山や長期縦走などの本格的な冬の登山を目標にしている人におすすめです。足首部分は前後に動きやすいデザインで、冬季登山の過酷な状況でもとても歩きやすい作りとなってます。
アイゼンはワンタッチタイプ、セミワンタッチタイプどちらも装着が可能です。大変強度が強く非常に軽量で通気性もあるスーパーファブリック素材と防水耐久性・防風性・透湿性がとても世界最高レベルに強いといわれるゴアテックスファブリクス素材を組み合わせ、2.8mmもの厚さがあるスエードレザーを部分的に使用して補強されています。
スポルティバ(LA SPORTIVA) トランゴアルプエボ
スポルティバの雪山仕様の4シーズン登山靴、トランゴアルプエボゴアテックスです。中程度の雪山や残雪期などに利用するのに便利です。また、夏季も利用できる4シーズン対応のため、初心者向きといえるでしょう。
この靴の長所は何といっても軽さ。冬仕様の登山靴に慣れない方におすすめです。防寒については他冬専用の登山靴ほどではないのであくまでも高度が中程度の山、残雪期での使用にしておいたほうが無難だといえます。手軽に冬登山を始めたい人におすすめです。
初心者におすすめの冬登山装備 ピッケル、トレッキングポール
ブラックダイヤモンド(BlackDiamond) ベノムアッズウィズリーシュ+プロテクター
シンプルなロックダウンリーシュが組み合わさったアイスツールです。ロックダウンリーシュの締め具合を設定でき、使い勝手がとてもいいです。標準装備のベノムクラシックピックは硬い氷にも使うことができます。シャフトはベントタイプ。硬い素材柔らかい素材2種類を組み合わせたグリップにより、硬い氷や雪面にも打ち込みをしやすい構造となっています。
シナノ(SINANO) トレッキングポールダブルストック Fast‐125
スキーポールの国内トップブランド、シナノのトレッキングポール。上段に超軽量アルミ、中下段にカーボンが使われており、重心を手元に近いことが特徴。無駄な力を使わず、軽い力で操作でき、疲れにくいですよ。初心者でも扱いやすいおすすめのトレッキングポールです。レバーを開閉するだけで長さ調節もできます。
初心者におすすめの冬登山装備 ジャケット
アークテリクス(ARC’TERYX) アルファSVジャケット L06264900
カナダのアウトドアメーカーのアークテリクスのハードシェルジャケットです。冬登山に最適な素材と言われるGORE-TEX Proを使用しており、過酷な環境下で耐えられる強度と保温性を兼ね備えています。また、軽量で身動きしやすいですよ。本格的な登山を目標にしている人におすすめ。
モンベル(mont-bell) アルパインダウンジャケット 1101426
モンベルの超高品質の800フィルパワー・EXグースダウンを使用したダウンジャケットです。軽やかな着心地と高い保温力が魅力。表地には撥水加工を施しているため、雪が付着しにくいです。厳冬期登山の中級レベルの冬登山に十分発揮できます。またコンパクトに収納できるバックがついてるので、携行に便利です。
初心者におすすめの冬登山装備 トレッキングパンツ
パタゴニア(patagonia) M’s Simul Alpine Pants 83060
パタゴニアのトレッキングパンツです。雪がない低山を登るときにおすすめ。積雪や降雨のような悪天候でもレインウェアを上に着ることにより、中級程度の冬山でも十分使用できる保温性があります。適度なストレッチによる機動性・保温性・耐久性・透湿性・使いやすさがよく、おすすめできるオールマイティな傑作です。
モンベル(mont-bell) インシュレーテッドアルパインパンツ 1102446
モンベルのハードシェルのパンツ。冷えやすい尻とひざに、薄手でも抜群の保温力を発揮するシンサレートがされていることで、高い保温性を確保しています。厳冬期の過酷な環境にも対応できますが、スッキリとしたデザインで大変動きやすく計算されています。アイゼンを想定したエッジガードがついているので雪の中での登山にぴったり。
初心者におすすめの冬登山装備 ウィンドブレーカー・雨具
ロゴス(LOGOS) 透湿レインスーツチェスター 28654251
老舗アウトドアブランドのロゴスのレインスーツです。収納サックが付属しており携帯にとても便利です。裏面にメッシュ素材を使用しており、蒸れににくくなっています。登山の際には大変便利ですね。収納可能なフードもあるので、頭部の濡れもカバーしてくれますよ。ジャケット前後、パンツ裾に視認性を上げる再帰反射プリントもついています。
初心者におすすめの冬登山装備 アイゼン
マウンテンダックス(mountain dax) 6本爪アイゼン HG120
初心者が登ることが多い低山では雪が少ないためアイゼンの着脱の頻度が非常に高いです。そこでおすすめなのが、コンパクトに収納できる6本爪。中でもこのマウンテンダックスの6本爪アイゼンは特に着脱がしやすく軽量設計です。また、両サイドにワイヤーとチェーンを使用しているため、幅調整が不要です。
ブラックダイヤモンド(Black Diamond) セラックプロ BD33050
厳冬期の本格的な雪面での登山をしたい人はぜひ12本刃を用意したいもの。軽量、堅牢、防錆性に富むステンレスを材質に使用しています。軽さとフィット感が高いのが特徴です。各ポイントはやや短めなので初心者でも歩きやすいです。遮雪性、密閉性の高いABSを標準装備なので安心です。
初心者におすすめの冬登山装備 帽子
モンベル(mont-bell) チベタンキャップフォレスト 1108836
冬山で凍傷になりやすい場所の一つが、耳。耳の凍傷を防ぐためには、耳が覆われているタイプの帽子がおすすめ。表地と裏地を継ぎ目なく編み立ててあるので、優れたストレッチ性があります。手洗いによる洗濯が可能というのもうれしいポイント。登山のほかに普段も使用できそうですね。
初心者におすすめの冬登山装備 グローブ
アウトドアリサーチ(OUTDOOR RESEARCH) Men’s Arete Gloves
アメリカのシアトルに本拠を置くグローブが特に人気なブランド、アウトドアリサーチ。こちらはそんなアウトドアリサーチによる、冬のアウトドアにぴったりな定番グローブです。内部に取り外し可能なライナーがついているので、別のインナー手袋がなくても使用できます。また、軽量の100ウェートのフリース断熱材により、操作性のよさと断熱性の高さを両立しています。
初心者におすすめの冬登山装備 サングラス
フェリー(FERRY) 偏光レンズスポーツサングラスフルセット専用交換レンズ5枚
5枚のレンズがセットになったスポーツサングラスセット。乱反射を抑えてくれるレンズや眩しさを抑えてくれるレンズなど、状況によって使い分けることができます。スポーツ用のストラップもついているので、登山の利用時のずり落ちの心配が少ないです。冬山以外でも幅広く使用できる初心者におすすめのサングラスです。
初心者におすすめの冬登山装備 靴下
モンベル(mont-bell) メリノウール アルパイン ハイソックス 1108885
モンベルのメリノウール素材の超厚手の靴下です。厳冬期の縦走や中期登山などにも対応できるような靴下ですが、低山の場合も足先の保温は重要なので、これくらいの厚手の靴下を用意したほうが安心です。天然の抗菌防臭効果により、臭いの元となるバクテリアの発生を抑えてくれます。防縮加工で洗濯時縮みも防いでくれるのもうれしいですね。
冬登山用靴下といえばこれというおすすめの靴下です。
冬の登山、気をつけることは?
冬山は夏山にはない魅力がたくさんあります。しかし、その分夏にはない危険もたくさんあるのです。大きく分けて二つ。一つは寒さ、もう一つはルート確保の難しさです。
まずは寒さですが、山は気温が低く、平地とは比較にならないほど急激に気温、天候が変化します。そのため、登山装備は冬専用のものを選ぶ必要があります。山の高度によってはアイゼンやピッケルなど、夏とは違った装備が必要となります。
登山の数日前から天気状況や積雪状況などを確認し、登山の最中も携帯やスマートフォンで最新の情報を調べ、常に天気の移り変わりを把握しましょう。天候に応じた正しい判断を行い、場合によっては中止や延期も念頭において余裕のある計画をたてることをおすすめします。夏よりも日照時間が短いことにも注意が必要です。
次にルート確保の難しさ。冬の山は多くは雪山となり、雪で正しい道がわからなくなることがあります。さらに、悪天候でホワイトアウト(視界が白一色となり、方向感覚を失うこと)状態になることもあります。そのため、地図を見て、自分の現在地を正確に知る技術が必要となります。
また、歩行ができたとしても、雪の斜面は滑りやすいため、滑落の危険性も高まります。夏山に比べて、求められる知識や経験、技術の質が上がるところに、冬山登山の難しさがあるといえます。
実際に冬登山を行う際は必ず登山届の提出を行いましょう。登山届を提出しておくと万が一遭難してしまった場合に救出活動を効率よく行ってもらうことができます。その際の費用に備えるためにも山岳保険にも入っておくと安心です。
冬の登山装備はどうやって選ぶ?
冬山で心配されるのは低体温症と凍傷、滑落です。その二つを防ぎ快適に登山ができるウェアを選びましょう。
まず低体温症を防ぐには適切なウェアを選ぶことが大切です。通常、冬登山の時は、「アウターレイヤー」「ミドルレイヤー」「ベースレイヤー」の3グループに分けて重ね着します。これらを天候や運動量で着脱して温度調節を行います。雪山の行動時には「汗が出るか出ないか」くらいが一番よいといわれています。また、外からの雨、雪だけなく、汗をかくことにより衣類が濡れることも防がなければなりません。
アウターレイヤーは防水性、防風性が強化されたものを使います。体温を保ちながら発汗性のいい素材のものを着用しましょう。もし防水性が高いものを使用しない場合は防水性の強いウィンドブレーカーや雨具を用意する必要があります。
ミドルレイヤーは主に保温性の確保が目的です。気温・天気や運動量に応じて最適なウェアを選ぶようにしましょう。また、通気性が高く汗が出てもすぐ乾きやすく、動きやすい伸び縮みする素材というのも大切なポイントです。
ベースレイヤーは一般的には下着といわれるものに近いです。汗や結露によるウェア内の濡れを防ぐことを目的とするため、汗を素早く放出して肌をドライに保つ化学繊維や濡れても暖かいウール素材を選ぶとよいでしょう。
また、凍傷を防ぐためには手足や耳、鼻などの末端を、長時間冷気にさらさないことが重要です。そのために帽子やグローブなどの小物でしっかりと保温しましょう。靴ひもの締めすぎやアイゼン・スパッツの長時間の使用で血行が妨げられることが原因で凍傷を起こすこともあるので、ウェアや登山靴はサイズがしっかりあったものを選んでください。
登山靴は場合によってはアイゼンを付けることがあります。凍傷を防ぐためにも保温性が高く、冬用の適したものを選びましょう高度や雪の状態によってはワカン、スノーシューなどここでは紹介していない装備も必要な場合があります。初心者は経験者や登山ガイドなどに確認したほうが安心です。
装備の準備は冬山挑戦へのハードルの1つです。今回ご紹介した商品を参考にして、楽しく自分の気に入るアイテムを揃えてみてください。冬の登山は危険は多いですが、夏山にはない魅力がいっぱいです。万全の対策をとって安全に冬の登山を楽しんでくださいね。