自分の好きなスピードで、ゆっくり景色を楽しみながら移動できるというのが自転車旅行の最大の魅力です。目的地についた時の達成感は、飛行機や電車など、他の交通手段ではなかなか感じられないものです。今回は、自転車旅行を初心者でも楽しめるような持ち物を厳選して紹介します。
自転車旅行って何を持っていけばいいの?
荷物を運ぶバッグ
自転車旅行で荷物を持っていく方法には大きく分けて2つあります。1つはリュックを背負う方法です。自転車旅行の際には、ダボッとしたリュックよりも、フィット感のあるものがおすすめです。2つ目に自転車にセットするタイプがあります。フロントに取り付けるタイプ、フレームにつけるタイプ、専用パーツでタイヤの左右にバッグをつけるタイプなど、種類はさまざまです。バッグ自体が軽く縫製がしっかりしたものだと安心ですね。
自転車のメンテナンスグッズと輪行バッグ
メンテナンスグッズは旅行だけでなく自転車で走るときは常に携帯しておきたいものです。郊外ではお店の数も少なく、パンクを自力で解決しなくてはいけないこともあります。パンク修理用のノリやパッチなどがあると安心です。また、替えのタイヤチューブを1本持っていくのもおすすめ。
また、自走だけでなく電車に乗っていくことも可能な輪行バックは、1つ持っておくと便利ですよ。怪我や悪天候などのアクシデントで走り続けることができなくなる場合でも、輪行バックがあると電車に乗ることもできるので、自転車旅行初心者の方は持ち物に入れておくことをおすすめします。
長距離快適に走るためのグッズ
ハンガーノックという言葉をご存じでしょうか。長時間の運動などでいわゆるガス欠状態になってしまうことです。血糖値が下がってしまい、飲み物や食事などカロリーを吸収する力が弱くなることが原因です。そのような状態を避けるために、移動中でも快適に水分を補給できる専用のボトルや、食べやすいゼリーやスナックバーなどを持っていくことをおすすめします。
安全走行の為のグッズ
トンネルだけでなく、山間部や峠などは日中でも暗く視界が悪いことがあります。日中しか走行しないという場合でも、必ずライトを持っていくようにしましょう。視界をよくするだけでなく、車や歩行者に自転車の存在を知らせることもできますよ。
防風防寒対策用グッズ
快適に長距離を走るためには、紫外線対策や防風対策をしっかり行い、体への負担と疲れを軽減する必要があります。体調を保つために、吸湿速乾力の高いインナーと紫外線と風をカットするウェアが1枚あると安心です。また、ジップタイプのパーカーやジャケットがあると、気軽に温度調整を行えますよ。
自転車旅行に欠かせない持ち物10選
メルローズ(MALEROADS) 多機能バックパック
軽量で多機能なことで人気のメルローズのバックパックです。メインとなる収納部分はファスナーの開口が広く、中にいくつかポケットがあるので、荷物整理して収納できますよ。両サイドにもメッシュのポケットがあり、ティッシュや小物などを管理しやすくなっています。
また、ショルダー部分だけでなく、腰のベルトにもサポート力があるので、サイクリング時の身体への負担が少なくなっています。レインカバー付きなので、急な雨でも安心ですね。
モンベル(mont-bell) フロントバッグ
こちらは、ハンドルバーにストラップで留めるタイプのフロント用バッグです。自転車のフレームに3箇所ストラップを固定することで、バッグが左右にぶれることがなく、安定した走りができるようになっています。両サイドのファスナーの開口が広く、出し入れしやすいのもうれしいポイント。
また、車のライトなどに反射する特殊な加工が施されているので、自転車旅行で夜間も走るという方におすすめです。
パナレーサー(Panaracer) タイヤレバー&パンク修理パッチキット
急なパンクというトラブルの時には修理キットがあると安心です。タイヤレバーは握りやすく、滑りづらい加工されれおち、ツメの両端部はチューブを傷めない丸い形状に改良されています。また、スポークにひっかける溝も広くなっており、エアロスポークにも対応できます。
紙ヤスリ、粘着剤不要のイージーパッチもセットされているので、急なアクシデントにも素早く応急処置ができますよ。郊外や、人通りのない山道を走る時におすすめのアイテムです。
トピーク(TOPEAK) Hexus II
167gと軽量でコンパクトなツールセット。プラスマイナスのドライバーを始め、スポークレンチおよび六角レンチは、2mmサイズから8mmサイズのものまで、ラインナップも多く安心です。アーレン4mmが2本あるので、ツールの保守調整ができますよ。トルクスレンチは特に使用頻度の高いT25がセットされています。自転車旅行の持ち物として揃えておきたいアイテムの1つです。初心者の方は、出かける前に一度手順を確認しておくことをおすすめします。
パナレーサー(Panaracer) ミニフロアポンプ
軽量でコンパクトなパナレーサーの携帯ポンプです。本体をフットステップで固定して、手押しで空気を入れるタイプです。米英仏バルブに対応しています。本体を自転車のフレームに取りつけるクリップタイプのアタッチメント付きなので、自転車旅行には持ってこいですね。
ドッペルギャンガー(DOPPELGANGER) マルチユースキャリングバッグ
ドッペルギャンガーの輪行バッグです。防水リップストップ素材による高い防水性と強固な縫製が人気の秘密。前輪を固定できるタイベルトが3本付属しており、移動時にバッグ内でしっかり固定でき安心です。また、持ち手はステムとシートポストに固定するので、バッグ本体に負荷がかからず傷みづらい仕様となっています。
本体表面のファスナーを利用すれば、W300×H210×D80mmというコンパクトサイズになります。もしものときのためにバッグに必ず入れておきたいアイテムです。
キャメルバック(CAMELBAK) ポディウムビッグチル保冷ボトル
二重構造で保冷性に優れたサイクルボトルです。寒い季節には暖かい飲み物の保温もできるようになっています。柔らかい素材でできているので、移動中でも軽く握るだけで水分補給ができますよ。また、キャップはストレスなく自動で開け閉めでき、飲料の飛び散りがありません。内部に嫌な臭いが発生しないように加工されているのもうれしいポイント。
上部のキャップが簡単に取り外せるのでお手入れも簡単。容量は750mlと市販のペットボトルの飲料を詰め替えても余裕がありますよ。
自転車LTEヘッドライト 800-BY001
高輝度、低輝度、点滅の切り替えが可能なLEDライト。ライトの先端部分を回転させると光の拡散を調整できる仕様です。USB電源に接続して充電ができるので、モバイルバッテリーを持っていくと安心ですね。また、電池残量の目安がテール部分の光の色で確認できるので、突然切れるという心配もありません。
本体はワンタッチで取り外しが可能。夜間は取り外して持ち歩けるので、ハンドライトとしても活躍します。泊まりがけの自転車旅行の持ち物におすすめです。
ミレー(Millet) BARETTI COMPOSIT JKT
シンプルなデザインながら高機能なミレーのマウンテンスポーツ用ジャケットです。素材は軽いだけでなく、耐久性とストレッチ性に優れています。また、フロントジップには、上まで閉めた際に顎にあたらないガードを搭載。GPSやスマートフォンなどをいれておけるインナーポケットがあるのも魅力の1つ。自転車旅行の道中に気温の変わりやすい山間部があるなら持ち物に必ず含めたいおすすめのアイテムです。
自転車旅行の計画はそれ自体がわくわくして気持ちが盛り上がります。持ち物を万全にしておけば、旅行がより快適で楽しいものになること間違いなしです。今回の記事を参考にして、自分のお気に入りのアイテムを備えた楽しい自転車旅行に出掛けてみてはいかがでしょうか。