ニア・スペースをもっと身近に。
大気圏と宇宙の境界となる高度20-100kmのニア・スペース。その領域の物理的な優位性のために、今のところ、軍事利用の研究開発の競争の場となっている。でも、国際宇宙大学の学生たちは、そのいまだ未踏に近い領域を、もっと身近に活用したい! と考え、実験用プラットフォームを飛ばすことにしました。ではさっそく、Kickstarterのそのプロジェクトをご紹介いたします。
そのミッション
このプロジェクトにはどんなミッションがあるのでしょうか?
それは、Universal Near Space Platform (UNSP)というプラットフォームを打ち上げ、誰でも、どこからでも、質の高い実験をニア・スペースで実施できるようにすること。
実験用プラットフォームってどんな感じ?
このプラットフォームは特別な気球が4つあるトラス構造物。その先端には、機体のコントロールのためだと思われるプロペラ4基を装備。
その設計により、さまざまな器材などが比較的重量物であっても搭載でき、長期間にわたる実験が可能です。
まずVRカメラから
どのような実験計画があるのか、現段階では詳細が明らかにされていませんが、まずは、VRカメラを搭載する予定とのこと。
Kickstarterのプロジェクトへの出資者が早期に見ることができるVR映像。VRヘッドセットで”体感”するニア・スペースの世界はどんな感じなのでしょう?
足元には地球、目を上げると大気がうっすらと見えるかも。その上方には漆黒の宇宙空間が広がっています。きっと、想像を絶する光景なのでしょうね!
メイキング・ストーリー本や新着情報、VR映像への早期アクセス権などのベーシックなセットの出資額が25ドルのUNSPプロジェクト。
子どもに宇宙への興味をもってもらうための第1歩になるかもしれません!
宇宙を"毎日のひとコマ"くらいに身近なものにしたい…という思いの開発チーム。このファンディングに成功して、さらに楽しいスペースプロジェクトを企画してほしいですね!