クリスマスやお正月などのイベントや誕生日などの記念日は、家族や友人などさまざまな年齢の人が集まってパーティーを開きやすいタイミング。そんなパーティーシーンにおすすめしたいのが、アメリカの玩具メーカーから販売されているボードゲーム「モノポリー」です。
今回は2019年に発売された、人気のモノポリー4種類をご紹介。運要素と知的要素を兼ね備えたゲーム性は、プレイしている人も見ている人も熱中してしまうこと間違いなしです!
モノポリーとは?
世界100か国以上でプレイされる超人気ボードゲーム
モノポリーは1930年代のアメリカで誕生した、「独占」という意味を持つボードゲーム。プレイヤーは2つのサイコロを使って盤上を周回しながら、盤上のマスに設置された不動産を独占していきます。
自分が所有している不動産にほかのプレイヤーが止まると「レンタル料」を徴収可能。持っている土地に家やホテルといった建物を建造するとより高額なレンタル料を徴収できるため、どのタイミングで建物を建てるかも戦略のひとつです。
勝利条件は不動産の取引を駆使して対戦相手を破産させること。勝利のためには運だけではなく交渉力や戦略などの知的要素も重要となる奥の深さも相まって、世界大会が開催されたこともあるほどに人気のボードゲームです。
お金の使い方を遊びながら学べる
モノポリーは不動産の売買やレンタル料のやり取りによって自分の資産を増やし、対戦相手を破産させることが目的のゲーム。1ターンごとにお金が動いていくので、自然と計算に強くなっていきます。
また、「借金」がゲームの要素として盛り込まれているのもポイント。ターンごとに利息をとられたり、抵当に入れた土地のレンタル料は徴収できなかったりとリアリティーがあるため、お金の使い方を遊びながら学べるのが魅力です。
戦略や交渉力で盤面が大きく変化する
盤上を巡っているときに停止した土地は誰かしらが購入しなければならないルールですが、自分の止まった土地を購入しないというのも戦略のひとつ。自分に必要のない土地であれば、競売にかけることができます。
また、他人の持っている土地が欲しい場合には「売ってくれませんか」と交渉を持ちかけることが可能。自分の土地の価値を上げるためには同じ色のマスを揃えて独占する必要があるため、どの土地を所有しておくのかは重要なポイントです。
自分の欲しい土地が手に入るかは対戦相手の財政を見極める洞察力と交渉力にかかっています。また、直接交渉を行う必要があるので、自然とコミュニケーション能力が身につくのも魅力です。
人気製品の魅力をご紹介
ハズブロ(Hasbro) モノポリー アルティメイトバンキング
「バンクカード」と呼ばれる1枚のカードで自分の資産をすべて管理するモノポリー。不動産の売買やレンタル料の支払いなどは、付属の「バンキングユニット」にカードをタップするだけで完了し、従来のモノポリーのように紙幣を何度もやり取りする必要がありません。
計算はすべてバンキングユニットが行ってくれるため計算ミスがなく、スムーズにゲーム進行できるのが魅力。オークションや刑務所への支払い、GOマス通過時の給料支給などもすべてユニットを通して行えるので、バンカー役を立てずにプレイヤーだけで楽しめるのもポイントです。
おすすめプレイ人数は「4人」
モノポリー アルティメイトバンキングの推奨プレイヤー人数は2~4人。カラフルでかわいい車・船・ヘリコプター・飛行機のコマを操って、盤上を自在に行き来しましょう。1対1の真剣勝負ももちろん楽しめますが、おすすめなのはやはり4人プレイ。コマを動かす人数が多ければ多いほどお金の動きが活発になり、ゲームの流れを作りやすくなります。
基本の遊び方はクラシックタイプと同じ
細かなルールは異なりますが、2つのサイコロを振ってコマを動かし、盤上の不動産を独占して遊ぶというゲーム性は通常のモノポリーと変わりません。不動産のほかにもレンタル料の増減に関わるイベントマスや、欲しいマスまで自由に移動できるロケーションマスなどもあり、運要素は健在。サイコロを振るたびにワクワク感やドキドキ感を味わえます。
不動産の購入やレンタル料の支払いも計算いらず
不動産の購入やレンタル料の支払いはすべてバンキングユニットで行えます。権利書をタップすれば不動産の持ち主とレンタル料が表示され、続けてバンクカードをタップすれば支払いは完了。シャキンとかっこいい音が鳴って支払い前後の金額が表示されるのは、なかなかテンションが上がる光景です。
イベントカードを有効活用して勝利を目指そう
イベントマスに止まった際は盤上に置いたイベントカードの山から1枚を取り、その内容をバンキングユニットに読ませて実行します。支払い時同様カードを読ませると音が鳴るのですが、イベントカードに設定されている音はユニークな音ばかり。風邪が流行る内容なら咳の音、子供が生まれる内容なら赤ちゃんの泣き声が流れるので、どんな音が収録されているのかを楽しめるのも魅力のひとつです。
バンキングユニットは電池式なので注意
バンキングユニットの動力源はアルカリ単四乾電池3本。フタ部分はプラスネジで厳重に締められており、プレイ中に誤って落としたときでも電池が飛び出してしまうのを防げます。電池はパッケージ内に含まれず別売りのモノを購入する必要があるので、プレイの際には注意しましょう。
そのほかのおすすめモノポリー3選
5歳から楽しめる入門編「モノポリー ジュニア」
子供でもプレイしやすいように設計された入門編のモノポリー。通常のモノポリーよりマス数が少なく、サイコロも1つ、紙幣も1モノポリードルのみと単純化されています。家やホテルといった建物もないため、説明書を一読しただけでもプレイしやすいのが特徴です。
大人と子供が一緒にプレイすることで、どんなシーンでお金を使い、どんな戦略を立て、どうコミュニケーションをとれば勝ち上がれるのかを直接的に教えられるのが魅力。年齢を問わず対等な立場で戦えるため、さまざまな年代の方が集まるパーティーシーンにおすすめの製品です。
“チート”で欺き欺かれ。一風変わった「モノポリー チーターズエディション」
「反則」という意味を持つチートが推奨されているモノポリー。対戦相手に気づかれないようにズルをしながらプレイするのが特徴です。全員がいつでも挑戦できるように設置される「チートカード」や、チートのチャンスを提供してくれる「チャンスカード」「共同基金カード」などを使いながら、対戦相手を欺いて勝利を目指します。
チートには自分を有利にしたり、報酬を得られたりといったメリットがありますが、デメリットの存在も忘れてはいけません。チートに失敗した場合は全員に一定額のお金を配布し、プラスチック製の手錠をかけて刑務所に入らなければならないというルールがあります。通常のモノポリーとは一味違ったスリルを味わいながら楽しみたい方におすすめです。
短時間のスピードゲームにはカード型の「モノポリー ディール」
サイコロやコマ、ゲームボードなどを使わず、すべてカードのみでプレイを行うカード型のモノポリー。各プレイヤー5枚ずつのカードからスタートし、異なる色の権利書を3セット揃えた人が勝利というシンプルなルールです。
モノポリーディールで重要になってくるのがアクションカードの使い方。ほかのプレイヤーと強制的に土地を交換したり、賃貸料を徴収したりと、さまざまなアクションを行えます。かさばらず持ち運びにも便利なので、新幹線や車での移動中も気軽にプレイ可能。さくっと短時間でモノポリーを楽しみたい方におすすめです。
モノポリーは細かいルールも多く難しそうに感じますが、その分よく頭を使い、知育要素も満載で子供から大人まで楽しめるゲームです。何度も繰り返しプレイすることでより一層楽しめるようになっていくので、コミュニケーションを活発にしたいパーティーシーンにはもってこい。ただし、一度プレイを始めると1時間、2時間とあっという間に時間が過ぎてしまうため、夢中になりすぎないように注意しましょう。