聴覚障害のための新しいコミュニケーションツール。
聴覚障害はコミュニケーション障害だといわれます。たとえば、視界にいない家族が少し口走る言葉が聞こえず、ちょっとした会話が成立しないことも。そのような問題を理解しているニューヨーク市のティーンエイジャー! からなるチームが、聴覚障害者のための新たなコミュニケーションツール LTCCS を開発しました。では、見てみましょう。
視界にテロップを流す
LTCCS はメガネに装着するウェアラブルデバイスで、目のほうを向いた小型ディスプレイを通して、周りで話されている会話がテレビのようにテロップとして映し出されます。
どんなしくみ?
LTCCS は、服に付けるマイクとポケットなどに入るマイクロコンピューターがセットになっています。
念入りな調整がなされたマイクが聞き取った音声は、マイクロコンピューターからワイヤレスで LTCCS に送信。
このコンピューターの機能はスムーズに音声をテロップに変換することに特化され、ユーザーの会話が途切れないように配慮されているそうです。
食事中に家族の他のメンバーどうしが話している内容もテロップで表示されるので、何らかの方法で会話に加わることも可能ですね。
開発チームが VR ヘッドセットなどのウェアラブルディスプレイの普及からアイデアを発展させたという LTCCS。ぜひ Indiegogo でのファンディングを成功させてほしいです。
開発チームメンバーは15-18歳のティーンエージャーですが、このプロジェクトにもうすでに2年間を費やしているとのこと。才能をいかしてがんばってほしいですね。!