自宅でビールを作れるスマート家電!
日本では、製造免許が必要とされるビール醸造。自宅で誰もが醸造できるわけではありません。
しかし、アメリカやヨーロッパ諸国では、自分で原料を調達してビールを作る文化が存在します。自分たちで飲む程度なら、免許は必要ないのだとか。
この記事で紹介するのは、そんな自家製ビールの文化が根強い、アメリカ・コロラド州の企業が開発したスマートビール醸造マシン「BEERMKR」です。
クラフトビール作りを自動管理
BEERMKRの売りは、簡単な設定。自分でビールを作る場合、大がかりな作業になりがちですが、BEERMKRはたった5分で設定できます。
スマホアプリから好みのテイストに合わせた原料を注文し、それをBEERMKR本体に投入します。あとはBEERMKRが自動で管理・醸造してくれるという仕組みです。最短1週間でクラフトビールが完成します。
作業工程をプッシュ通知
クラフトビール作りには、温度やCO2、酵母の管理が欠かせません。
もちろん、それもBEERMKRが行います。常時Wi-Fiに接続されているため、酵母の投入や現在の温度、ビールができたことなどをスマホに通知可能です。
日本ではライセンスが必要
さらにBEERMKRでは、別途ビールを注ぐためのディスペンサーも用意。ビールの入ったパックをこちらに移し、CO2カートリッジを使ってビールを炭酸化します。
簡単にビールが作れるBEERMKRですが、日本で使用するには、ビールを作るためのライセンスが必要です。BEERMKRを使用した無許可のビール醸造は、最悪検挙の可能性があるので、注意しましょう。
BEERMKRは現在、クラウドファンディング「Kickstarter」で299ドル(約3万3700円)からの出資枠を公開中です。
日本では導入が難しいBEERMKRですが、欧米のクラフトビール文化とIoTを掛け合わせた製品として、注目に値します。もしかしたら今後、日本でも法律が変わってBEERMKRのようなものを家庭に導入できる時代になるかも……?