これぞ近未来のウォレット。
国際語になった日本語というものがあります。古くは「寿司」「刺し身」「酒」、最近では「オタク」や「可愛い」も英語圏で通じたりします。そこに「財布」という単語が加わるかもしれません。
電子決済サービスが進化する昨今、次世代の財布「OraSaifu」が日本から登場しました。
すべてのカードを1枚に
キャッシュレス時代とは言っても、財布の中には常にたくさんのカードが入っています。クレジットカード、デビットカード、キャッシュカード、ポイントカード……。
それらを一つにできたら、これ以上便利なことはありません。そこでOraSaifuはいかがでしょうか。これは、4.13インチの画面を持つスマートウォレット。「Saifu」はそのまま「財布」と読みます。
自分が所有している各種カードの情報を読み取り、NFC決済を可能にするという製品。クレジットカードの場合は、その情報をNFC認識で記録させます。液晶画面に認識したカードの情報が出てくるので、必要に応じて各カードを切り替えることができます。
仮想通貨ウォレットにも
また、OraSaifuは航空券や職場のIDカードを認識することも可能。いざという時の紛失に備えることもできます。
そして最大の特徴は、仮想通貨ウォレット機能。大手銘柄の残高情報を読み取り、そのままOraSaifuでの仮想通貨決済に移行することが可能です。
お金を払うのに、スマホすらも必要なくなります。
「財布」が「Saifu」になる日
こうした製品が日本から登場するのは、何とも嬉しい限りです。これは本当に、「財布」が国際語になるかもしれません。
OraSaifuはクラウドファンディング「Indiegogo」で169ドル(約1万8800円)での出資を受け付けています。
今や大きな長財布は必要なく、カードが数枚入るだけのサイズのものが求められるようになりました。ですが今後は、そうした財布すらも必要なくなるかもしれません。OraSaifuはたくさんのカードを一括管理するスマートウォレットです。