PCRという言葉を聞いてすぐにそれがなんのことだかわかる人ってそんなに多くないですよね。PCRとは簡単に言えば細胞の中にあるDNAを指数関数的に増幅させる技術です。

この技術によって、例えば食品内に特定の細菌が存在するかどうかを見分けることができます。でも従来のPCR機器ってものすごく高価なもので、手が届きにくいものだったんですよ。

ましてや、感染症などが発症しやすい発展途上国など、この機械を最も必要とするところでも金額的になかなか手を出せないという状況です。

しかしこのOpen qPCRは従来のPCR機器の1/10以下の金額で同等またはそれ以上の能力を発揮してくれるんです。研究の用途にはもちろん、食品の細菌保有の有無や病原菌の検出にも活用できます。

データの出力も科学者レベルの知識がなくてもわかるようなユーザーがわかりやすい表示だし、反応系の設計も視覚的にカスタマイズすることができます。マシンとともに充実したスターターキットもあるので、すぐに実験可能です。