スマートウォッチはスタンドアローン型の時代へ!

現在販売されているスマートウォッチの大半は、スマートフォンとペアリングすることを前提に設計されています。言い換えれば、スマートウォッチが独立した通信機器として成立しているという例はまだ少ないということ。Wi-FiかBluetoothがなければ、それはただのデジタル時計です。

「X1 Watch」は、自力での通信を目指した新型スマートウォッチです。

スタンドアローン型スマートウォッチ

スタンドアローンという単語は、この機会に覚えておくべきかもしれません。

要するに、他の機器に依存せずすべての機能を自己完結できるもの。たとえばX1 WatchはFacebook MessengerやSkypeに対応しており、それらを使ってビデオ通話ができます。その際の通信はWi-Fiではなく、3G回線を使用。その場にあるWi-Fi設備に依存しない、ということですね。

3G回線を使うということは、X1 WatchにSIMカードを設置するということ。もちろんWi-FiやBluetoothにも接続できますが、街中のすべての建物にそれがあるというわけではありません。いざという時、3G回線で安定した通信を得ることができます。

30分で満充電に

X1 Watchはフィットネストラッカーとして、消費カロリーや歩数などを計測できる機能もあります。

対応アプリの一覧表を見てみると、YouTubeはもちろんながらNetflixも視聴可能。小さな画面でNetflixを観るというのは、なんとも不思議な気分です。IP67の防塵防水規格も取得し、わずか30分の充電でバッテリーを満タンにできます。

バッテリー持続時間は短いものの

動画ストリーミングの際、バッテリーの持続時間は1~2時間。これは正直、物足りない数字です。しかし待機状態では2~3日、また先述の通り30分で満充電にできるという部分が弱点を補っています。

X1 Watchはクラウドファンディング「Kickstarter」で177ドル(約1万9700円)から。