いざという時に頼れる腕時計。
「Bovaro」は、現代人の生活に即した機能を内蔵する新型腕時計です。たとえば、重要な場面でスマートフォンの電力がなくなっているという場合。その場にモバイルバッテリーがあればいいのですが、そうでなければ最悪「充電難民」になってしまいます。
そうなったら、腕時計から電力を補充すればいいじゃないか!
スマホの電力をチャージ
Bovaroにはモバイル充電のためのワイヤーとアダプタが内蔵されています。いざという時はこれを引っ張り出し、スマホに接続。iPhone 8ならば約40%の電力チャージができます。
モバイルバッテリーとして見れば、決して大きなキャパシティーを持っているというわけではありません。しかし、それを補って余りある携帯性があります。何しろ、これは腕時計ですから。
ちなみに、Bovaro自体への充電はワイヤレス。専用スタンドが用意されています。
照明として活用も
また、Bovaroには2ヶ所にLEDライトが搭載されています。暗がりの道では非常に役立つはずですし、これを自転車の照明として使用することもできます。
ここまで書くとBovaroはスマートウォッチではないかと思われるかもしれません。ですがこの製品は、時計としてはアナログムーブメント。スマホとの連携機能はありません。
ステンレス素材を利用した高級感溢れる設計で、フォーマルの場でも十分に活用できるアナログ腕時計なのです。
3種類のアダプタが付属
なお、スマホに接続するアダプタはあらかじめ3種類用意されています。Micro USB、USB-C、そしてApple製品専用のLightningです。
Bovaroはクラウドファンディング「Kickstarter」で、112ユーロ(約1万4800円)からのプレオーダーを実施しています。
モバイルバッテリーはいつでも携帯できるモノでなくてはなりません。ですがBovaroの場合は、腕時計という誰もが日常携帯しているモノにモバイルバッテリー機能を持たせています。これさえあれば、電力の枯渇という最悪の事態は免れそうです。