世界初のスマートそろばん!
スマートフォンが普及し、コンピューターが日常のものになった現代。しかしそれゆえに、そろばんというアナログ計算機が見直されています。
今回ご紹介するのは、クラウドファンディング「Kickstarter」に出展されたアプリ連動そろばん「iBrain」というものです。
そろばんはコンピューターの基礎
コンピューターエンジニアは、当然ながらコンピューターを使わなくとも複雑な暗算ができます。世界的IT企業の社員は、そうしたことをよく分かっているため、自分の子どもに早いうちからスマホを与えることはなく、代わりに頭と手先を使うアナログ機器を触らせるということがあるそうです。
その中でもそろばんは、暗算というエンジニアにとっての基礎知識を子供に身につけさせます。iBrainはスマホやタブレットにインストールしたアプリと連動するスマートそろばん。Bluetoothでコネクトし、アプリに収録されている計算ゲームを実際の珠算でこなしていくという仕組みです。
珠の動きをモニター
このゲームというのが、案外難しい!
たとえば、上から下へ落ちていく玉を消化していくゲーム。玉の中には数字が書いてあり、iBrainでその数字通りに珠算していくというルールです。これは正確さと同時に速度も求められます。
珠を弾くと、アプリ上の珠もそれに反応して同じ動きをします。端末がそろばんをモニターしてくれる、というわけです。
こうして日常そろばんと接することで、子どもに暗算を覚えさせようというコンセプトが見て取れます。
親子で楽しめる製品
もちろん、純粋に計算目的でiBrainを使用することもできます。この計算式はどうやって解いたらいいのか、親子で語り合いながら正解を探っていく。そうした使い方が望まれる製品です。
iBrainは69ドル(約7300円)からの出資で提供されます。配送は6月から。
時代は変われど、そろばんの重要性は決して変わることはありません。むしろ、テクノロジーの進化とともにそろばんという器具の位置付けが再認識されているようです。