アウター選びに悩む秋冬において、男らしさと無骨さで人気を得るデッキジャケット。流行に左右されないシンプルかつタフなデザインが、多くのおしゃれ好きから支持されています。

現在、デッキジャケットは老舗から最新ブランドまで多くのブランドからリリースされています。そこで今回は、メンズを格上に仕上げるデッキジャケットブランドをご紹介。長年愛用できるお気に入りのデッキジャケットを見つけてください。

デッキジャケットとは?

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現在ファションアイテムとして知られるデッキジャケットですが、元々は1940年代から50年代にかけてアメリカ海軍(U.S. NAVY)の海兵たちに支給されていた防寒着が由来です。雨風や波しぶきなどが激しい船の甲板(デッキ)での作業に耐えられる防寒・防風に優れた頑丈なジャケットとして使用されていました。

デッキジャケットには「A-1」「A-2」などいくつかの種類が存在しますが、特に襟にボアの付いた「N-1」というタイプが有名で現在もさまざまなブランドから販売されています。デッキジャケットの特徴である防風・防水や、保温性の高さ、耐久性の高さなどの優れた機能面は、現代においても実用性の高いアウターとして人気。男らしく無骨なデザイン面も人気を集める特徴のひとつです。

流行に左右されない長年愛用できる定番のミリタリーアウターとして、アメカジユーザーからミリタリーマニア、バイカーまで幅広い層の男性から愛され続けています。

デッキジャケットの魅力

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デッキジャケットのもっとも大きな魅力は、機能性の高さ。防風・防水や、保温性の高さ、耐久性の高さと様々な機能を兼ね備えています。表素材には撥水性の高い素材が使われており、高い防水機能を発揮。

前身頃はジッパーとボタンの二重構造と袖口内側のリブによって、外気が中に入り込むことを防ぎます。裏地には保温性に優れたアルパカの毛が使用されていることが特徴で、抜群の保温性で寒さを凌ぐことが可能。

また、肉厚で丈夫な作りも魅力的で、10年近く愛用する方もいるほどです。元来、雨風や波しぶきに常にさらされる海軍の海兵たちを守るために生み出された防寒着であるということが、機能性の高さを証明しています。

近頃、販売されているデッキジャケットはシルエットにもこだわりが見られ、細身でダボっとしないスタイルのものがほとんどです。上半身にジャストの身幅と丈感は、自然体で飾らない落ちついた雰囲気を演出します。

デッキジャケットのおすすめブランド

ヒューストン(HOUSTON)

1972年にスタートした、日本が誇る老舗ミリタリーブランド。日本で初めてオリジナルのフライトジャケットを製造したブランドで、カジュアルなファッションにミリタリーアイテムを取り入れるという習慣を浸透させました。

今では当たり前となったミリタリーアイテムの流行に大きく貢献しています。現在も「モッズコート」と呼ばれる「M-51」や「MA-1」など、さまざまなミリタリーアイテムを製造。

国内製造を貫いており、日本製らしいしっかりとした縫製とディティールが特徴です。素材から自社で作るなど、徹底的こだわった商品開発を常日頃から行っています。

ヒューストン(HOUSTON) N-1デッキジャケット 5N-1

ヒューストン(HOUSTON) N-1デッキジャケット 5N-1

ヒューストンを代表する定番モデルです。米海軍で使用されていたオリジナルの「N-1 デッキジャケット」を細部まで忠実に再現しています。

表地には「ヒューストン」オリジナルのヘビーピケ素材が使用されており、肉厚で頑丈な仕上がりです。抜群の耐久性の高さで長く愛用できます。また、着続けることで経年変化も楽しめる大人の1着です。

内側は、保温性と着心地に優れたアクリルボアを採用。アルパカなどの天然皮革に比べ、メンテナンスも簡単に行うことができます。

大きめのボタンやジッパーも特徴的で、手袋をしたままでも開閉がしやすいよう配慮されているのもポイント。さらに、裾の内側のドローコードで下から入ってくる冷気を防げるなど、細かいディティールにもしっかりこだわりが感じられます。シンプルなデザインのため、初心者におすすめのデッキジャケットです。

アルファ(ALPHA)

アメリカ軍に納入するフライトジャケットの製造からスタートし、これまでアメリカ国防総省に4千万点以上の納品実績を持つブランド。本物のミリタリーウェアを製造し続けています。

MA-1や、M-65、N-3Bなどのミリタリージャケットは多くのファンから人気です。また、トムクルーズが映画『トップガン』でフライトジャケットを着用したことでも有名。世界的に知名度の高いミリタリーブランドで、アメカジやミリタリー好きでは定番のブランドです。

アルファ(ALPHA) N-1デッキジャケット

アルファ(ALPHA) N-1デッキジャケット

本物のミリタリーウェアを製造し続けるアルファが手がけるN-1デッキジャケット。ジャングルクロスと呼ばれる高密度に織られた分厚い生地で、真冬でも風を通しません。また、ジャングルクロスはキャンバス生地のように耐久性にも優れています。デザインは、派手すぎない独特の光沢を放っていて、無骨な雰囲気を醸し出しています。

襟と身頃裏は、肌触りがよく扱いやすいボアです。袖裏地はボアではなく滑りのよいキルト仕様になっており、重ね着してもゴワつかず袖の通りをよくしてくれます。

中綿の量を少量に調整することでモコモコ感がなくなり、全体的にタイトなシルエットを実現。着用感もすっきりとスタイリッシュな印象で、ジーンズはもちろん、細めのチノパンなどどんなスタイルにも対応も可能です。

裾内側のドローコードで絞り具合を調節できることや、風を通さない袖口リブ、脇下に設置された湿気逃しのためのアイレットなど、細かいところまで海軍のデッキジャケットを再現しています。

フェローズ(FELLOWS)

フェローズは、日本を代表する老舗アメカジブランド。1991年にザ・リアルマッコイズ設立メンバーのひとりである志村昌洋氏によって設立されました。「流行に左右されないモノ創り」「10年、20年後にヴィンテージと呼ばれるモノ創り」をポリシーに掲げています。

ヴィンテージスウェットやフライトジャケットの復刻をしてきたブランドで、現在はウエスタン系や、ミリタリー系、サーフ系などテーマ別に数種類のブランドを展開。多岐にわたってカジュアルウェアを手掛けています。

フェローズ(FELLOWS) 17W-PNXs-P N-1

フェローズ(FELLOWS) 17W-PNXs-P N-1

N-1デッキジャケットの基本的なデザインと機能性は再現しつつ、オリジナルの細かいデザインや機能が追加されています。左右に配置された大きなパッチタイプのポケットの丸いデザインは、米軍後期のデッキジャケットを再現。左胸の縦タイプのジップポケット、左袖にペンやタバコを収納できるポケットなど優れたデザイン性と機能性が魅力です。

また、左胸のワッペンも大きな特徴で、魚雷艇第35中隊のスコードロンが取り入れられています。フロントボタンはフックタイプになっていることで、より無骨な印象を演出。内側ボアは、ウールとアルパカの混紡で米軍オリジナルのN-1デッキジャケットにも採用されていた素材です。

表地の防風性、防寒性の高いジャングルクロス、防風ができる袖のリブなど細かいディテールもしっかり再現されています。

クライミー(CRIMIE)

2002年に東京でスタートしたブランド。ロサンゼルスでも影響力の大きいメキシコカルチャーと普遍のアメカジカルチャーをうまく融合させたスタイルを貫いています。

メキシコカルチャーの遊び心や男らしさをストレートに映した不変の格好よさを追求。さらに、音楽や映画などのカルチャーに感じられる、アメカジの不良な雰囲気や男の色気をデザインに落とし込んでいます。

クライミーは古くからのスラングで「悪いこともした仲間」という意味。そこから「過去から未来へ、ブランドを手にとる様々な人たち全てが大切な存在である」という意味合いが込められています。

クライミー(CRIMIE) N-1 LEATHER SLEEVE JACKET

クライミー(CRIMIE) N-1 LEATHER SLEEVE JACKET

クライミーの男らしいブランドコンセプトがしっかり落とし込まれたデッキジャケットです。1番の特徴である袖で切り替えられたレザーが大きく目を惹きます。袖のカウレザーにより、男らしさのなかに上品さや色気のある雰囲気を演出。非常に柔らかいカレザーを使用しているので、着用感も抜群です。

裏地のボアにあしらわれたレオパード柄など、見えないところへのこだわりもポイントです。ちらっとレオパード柄が見え隠れすることで、大人の余裕を感じます。

襟には、米軍オリジナルのN-1デッキジャケット同様、アルパカボアを使用。首元までしっかり保温性を高めています。また、肉厚で編み目をぎっしりと詰まった生地で耐久性も非常に高いため、長く愛用することが可能。随所にこだわりが詰まったおしゃれなデザインは、逸品と呼べるジャケットです。

バズリクソンズ(BUZZ RICKSON’S)

アメカジウェアの老舗として知られる「東洋エンタープライズ」が手掛けるミリタリーブランドで、歴史上に実在するバズリクソン大佐がブランド名の由来。実物のフライトジャケットを徹底的に検証し、製品化することで、本物に限りなく近いミリタリーウェアを作り続けています。

どれも完璧に復元されるミリタリーウェアの出来栄えは、ミリタリー愛好家たちからも評判です。また、ミリタリーウェアの機能性と美しいデザインをモチーフにしつつも、サイズを日本規格にしているほか、カジュアルのテイストをプラスしタウンユース向けに製造されています。

バズリクソンズ(BUZZ RICKSON’S) N-1 デッキジャケット 40’s MODEL

バズリクソンズ(BUZZ RICKSON'S) N-1 デッキジャケット 40's MODEL

40年代~50年代に着用されていた米海軍の規格を忠実に再現されたモデル。より本物に近いデッキジャケットを求める方に非常におすすめです。表素材には通称「ジャングルクロス」と呼ばれる肉厚で耐久性の高いコットングログランを使用。防寒・防水に優れた素材で、ボディを守ります。

裏地は、ウール40%、アルパカ35%、コットン25%の天然素材混紡アルパカウールパイルを採用。保温性の高さだけでなく、包み込まれるような肌触りとフィット感が特徴です。

採用されているジッパーは、コンマージッパーと呼ばれる40年代前半の布製のフライトジャケットに多く使用されていたもの。さらに、首元裏地のネームタグも当時のN-1デッキジャケットを忠実に再現されていて、サイズ表記もそのままです。

ひとつひとつのディティールまで忠実に復刻されていることが最大の魅力。価格は少し高めですが、それ相応のクオリティと再現性でミリタリー好きにはたまらないデッキジャケットです。

アヴィレックス(AVIREX)

1975年に設立のアヴィレックスは、米軍のフライトジャケットを正規支給品として納入してきた歴史を持ちます。米軍が設ける細かい規格を満たすだけの高品質がアヴィレックスの特徴です。

そして、その高品質を保つ技術と機能的なデザインで、タウンユースの製品作りも行ってきました。現在では、ミリタリーブランドの代表的存在のブラントと言えます。

新品の製品をあえて着古したように見せる加工技術であるエイジング加工を開発したのも、アヴィレックス。ハリウッドスターたちが着用していることも多く、日本のミリタリーファンにもおなじみのブランドです。

アヴィレックス(AVIREX) N-1 デッキジャケット PLAIN 6182174

アヴィレックス(AVIREX) N-1 デッキジャケット PLAIN 6182174

アヴィレックスの持つ高い技術で生み出された高品質なモデルです。しっかりとしたコットン生地が採用されており、頑丈で男らしいタフなデザインに仕上がっています。

裏地にはアクリルファーを採用しており、リアルファーと比べ扱いやすいのが特徴です。保温性にも優れていて肌触りもよいので、真冬でもストレスなく防寒できます。また、襟元のボアにはリアルムートンが採用されており、撥水性が高く汚れが染み込みにくいのがポイント。

どんなスタイルにも野暮ったくならないので、初めてN-1 デッキジャケットを購入するという方におすすめです。

トイズマッコイ(TOYS McCOY)

リアルマッコイズの創設者の一人である、岡本博氏が1996年に創設したブランド。高品質なレプリカフライトジャケットをメインにミリタリー、モーターサイクルをベースとしたウェアアイテムを展開しています。

単なるヴィンテージアイテムのレプリカではなく、機能性をしっかり考慮したハイクオリティな製品作りが評判。また、ヴィンテージと違い、時代に合ったサイズに調整されていることも特徴です。

デザインのよさはもちろん、 素材やサイズ感、着心地などクオリティ面の高さがマニアから絶賛されています。

トイズマッコイ(TOYS McCOY) N-1 デッキジャケット マリリンモンロー MISS TORPEDO

トイズマッコイ(TOYS McCOY) N-1 デッキジャケット マリリンモンロー『MISS TORPEDO』

トイズマッコイらしい、クオリティとカルチャーがふんだんに詰まったモデル。マリリンモンローのバックプリントが、印象的なデザインです。

第二次大戦中に陸軍の工場で働いていた際にスカウトされたこと、駆逐艦「U.S.S.HENLEY」を表敬訪問したことなど、マリリンモンローと海軍に関するストーリーをモチーフにデザインされています。デザイン面にアメリカの歴史やストーリーを落とし込むアイデアは、トイズマッコイならではです。

機能性も充実しており、頑丈でタフなコットングログランの表地、ウール50% アルパカ50%で保温性に非常に優れた裏地のボアを採用。また、袖口の裏側にまでアルパカボアが備えられており、細部にまで高いクオリティを実感できます。

価格は高くなってしまいますが、抜群の耐久性と着れば着るほど出てくる味わいを楽しめるアイテムです。

デッキジャケットのおすすめコーデ

アメカジスタイルでいつの時代でも映える定番デッキジャケットコーデ

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これぞアメカジというデッキジャケットの定番コーデ。デッキジャケット、デニム、ブーツの相性が抜群です。

この3つのアイテムを合わせればどんな方でも、それなりのコーデに仕上げることができます。インナーの1おすすめは、チェックシャツ。チェックシャツのカラーリングで、よりアメカジテイストが強くなるので、全体的にまとまりがでます。

他にもインナーは、スウェットシャツならよりカジュアルな印象、サーマルシャツならより無骨な印象を演出。他人と違いを出したいなら、帽子のチョイスでアクセントをつけてもよいでしょう。

ストリートスタイルでラフなデッキジャケットコーデ

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全体的なルーズめなシルエットで、ラフな雰囲気を演出しています。ネイビーのデッキジャケットにネイビーのパンツを合わせていることもポイント。小慣れた印象を与えています。

ネイビー中心のコーデにインナーのチェックシャツを取り入れることで、シンプルになりすぎません。さらに、赤系のチェックシャツと同じカラーのスニーカーを合わせることで、より全体的にまとまりが出ています。VANSのスニーカーをチョイスすることで、よりストリートっぽい印象に。

また、無骨な印象のシルバーのキーホルダーやサングラスで、よりルーズな雰囲気がプラスされます。

無骨さかつスタイリッシュな細身デッキジャケットコーデ

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黒系を中心にし、男らしいデッキジャケットを全面に押し出したコーデ。デッキジャケットのかっこよさを十分に活かすため、どれもシンプルなアイテムをチョイスしています。また、使用するカラーを黒と白にすることで、シックな雰囲気を演出。

ポイントは重たい印象のデッキジャケットに対して、9分丈のクロップドパンツを合わせること。足元に軽さを出すことで、程よい抜け感も感じることができます。ブーツを合わせてもスニーカーを合わせても、かっこよいコーデに仕上げることが可能です。

インナーはTシャツやサーマルなど、シンプルなものを選びましょう。帽子やサングラスで遊び心をプラスすると少し変わった雰囲気を楽しめます。

ビッグハットで上品さを演出するデッキジャケットコーデ

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無骨で重たい印象のデッキジャケットをすっきり上品に着こなしています。ポイントは、品のある大きめのハットとキレイめなジャストサイズのチノパン。デッキジャケットとは対照的なビックハットの存在感で、デッキジャケットの存在感がよい意味で軽くなります。

さらに、シルエットと素材の質感がキレイなチノパンが大人っぽい雰囲気を演出。太過ぎない裾幅と足元ぴったりの丈感が、ファッション上級者の雰囲気を醸し出します。サイズ感を間違えると野暮ったくなってしまうので、サイズ感に注意が必要です。

足元には真っ黒のブーツを合わせることで、全体が一気に引き締まります。一味違う着こなしをしたい大人の男性におすすめのコーデです。