自然のなかで自由にのびのびと過ごせるキャンプ。せっかくならおしゃれなギアを使い、快適に過ごしてみたいという方もいるのではないでしょうか。そこで今回、SAKIDORI編集部ではおしゃれと快適性をとことん追求したキャンプを実現してみました。

まず、キャンプギアは編集部員が所有する、各国の軍で実際に使われていたレアなミリタリーキャンプギアを使用。ミリタリーは武骨な雰囲気がおしゃれで、キャンパーの間で高い人気を誇っています。次に、ポータブル電源ととソーラーパネルのセット製品「Jackery Solar Generator 1000Pro」を使い、キャンプの少し不便な部分を解消してみました。

Jackeryの新製品「Jackery Solar Generator 1000Pro」が登場

スタイリッシュさに磨きがかかったおしゃれなデザイン

大容量のポータブル電源や太陽エネルギー製品を展開するブランド「ジャクリ」。新発売の「Jackery Solar Generator 1000Pro」は「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」と、ソーラーパネル「Jackery SolarSaga 80」1枚もしくは「Jackery SolarSaga 200」4枚を組み合わせたセットです。

セット内容のひとつで人気モデル「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」のデザインは従来モデルに比べると、よりスタイリッシュな印象を受けました。

ジャクリのポータブル電源といえば、ブラックにオレンジのボディーが印象的。本モデルはパネルやポート、コンセント部分など前面が全体的にブラックで、上部のJackeryロゴが映えるデザインです。

最速1.8時間と充電速度がアップ

「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」はAC充電、もしくは「Jackery SolarSaga 200」4枚使用時に、最速1.8時間でのフル充電が可能。ソーラーパネルからの入力W数が、従来の最高180Wから最高800Wにアップし、ソーラーパネルの最大接続枚数が従来の2枚から4枚に増えています。

従来モデルの満充電時間がAC充電で7.5時間だったのに比べ、4倍以上充電速度がアップしているのが魅力。また、シガーソケットを使うと4.37時間で充電ができます。

使い勝手のよさがアップ

1002Whと大容量ながら、約11.5kgとポータブル電源としては軽量なのも魅力の「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」。荷物が多いキャンプでは特に嬉しいポイントです。ハンドルもすべりにくい仕様で、持ち運びやすく感じました。

操作はボタンひとつでできる簡単仕様。サイクル回数は従来モデルの500回から大幅にアップし、1000回とより長寿命になりました。

また、充電時に出る音は45db以下と、静音設計なのもポイント。静かなオフィス環境程度のため、充電音がほとんど気になりませんでした。

安全性も従来モデルよりさらに進化

「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」は、安全性が従来モデルよりもさらに向上しているのが魅力です。業界のなかでも最高水準といわれる、60℃高温保護設定によりしっかり放熱。また、難燃性を示すUL94規格では、米国最高水準のV-0のため、キャンプ場のような火を扱う場所の近くでも安心して使えます。

ほかにも、過充電・過放電を防止する「バッテリーマネージメントシステム」が搭載。さらに、耐衝撃性レベル9で強い振動や衝撃にも耐えられるため、まさにキャンプにぴったりなポータブル電源です。

千葉県君津市にある最高のロケ地でこだわりのテントを設営

最高のキャンプをする際、ロケーションは非常に重要。今回は、編集部員が個人所有する千葉県君津市の山で、キャンプを決行することになりました。

そして、今回はミリタリーキャンプギアを使用したおしゃれキャンプということで、編集部員私物の「USバップテント」を持参。1986年アメリカ製の、今ではほとんど手に入らないレアモノです。

バップテントとは、2人での使用を想定して作られた軍隊用の小さいテントのこと。コットン素材を使用しており、難燃性が高いメリットがあります。設置は約10分と非常に短時間ででき、さすが軍隊での機能性を重視した作りだと感心しました。

ミリタリーで揃えたキャンプギアとともに

今回はUSバップテントのほかにも、さまざまなミリタリーキャンプギアを持参しました。アメリカ軍のウォータージャグや1979年製ルーマニア軍のチェア、水受けとして利用するフランス陸軍の鍋など、実際の軍隊で使用されていた希少なモノばかりです。

周囲の木を切ったり薪を割ったりするのに使う道具は、ONTARIO社製のU.Sマリーンコンバットナイフ。元々は戦闘用ナイフですが、バトニングなどをできるよう、ハマグリ刃仕様に研ぎ直してあります。

また、今回ギアを収納しているのは、重厚感のあるドイツ製ZARGES社のアルミコンテナケース。180Lと大容量で、堅牢性や防滴性能が高く、折りたたみできるといったメリットがあります。特に、今回持参したモデルは1960年代にドイツ駐留のアメリカ軍に向けて製造された希少なタイプです。

ポータブル電源にサーキュレーターを繋ぎ暑いキャンプを快適に

9月といえどもまだまだ蒸し暑く、特にテントを設営した後は涼みたいもの。そこで、「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」を持参したサーキュレーターに繋ぎ、テント内で涼むことに。電池残量などを気にせず、大風量のサーキュレーターを繋げるので、快適に過ごせました。

キャンプをしながら極上の空間で仕事もできる

「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」にはAC出力ポート3口、USB-Aポート2口、USB-Cポート2口を搭載。もちろん、サーキュレーターを繋げた状態でスマホやパソコンなども充電できるため、快適に仕事をしながらキャンプができました。スマホは約55回、パソコンは約12回満充電できます。

また、USB-AポートはQuick Charge3.0、USB-CポートはUSB PDと、それぞれ急速充電規格に対応。スマホなどをすぐに使いたいときにもおすすめです。

サバイバル感あふれる武骨なUSバップテント内で、涼みながらパソコンで優雅に仕事をしているというのは、なかなか不思議な気持ちでした。

お昼ご飯は本気のキャンプ飯

お昼ご飯は薪に肉を巻きつけ、豪快なキャンプ飯を作ることにしました。まず、調理に使用するグッズはフランス軍のメスキット。中に3点スタッキングされており、フライパン・飯ごう・鍋・皿などの使い方ができます。

もう1点、ロシア軍空挺部隊で使われていたメスキットとキャンティーンも使用しました。こちらも、水筒・フライパン・飯ごうがスタッキングされているため、ひとつでさまざまな調理ができる便利なグッズです。

火にかける際はスウェーデン軍のアルコールバーナー、風防はスウェーデン軍のモノを使用。風防の中に五徳が付いており、火を起こして飯ごうをセットするだけでご飯が炊ける構造です。

今回使用したカトラリーは、東ドイツ軍のモノ。ナイフ・スプーン・フォーク・缶切りがスタッキングされています。コップはフランス軍で使われていたアルミ製のモノで、直火でも使用可能です。

編集部員が持ってきたキャンプギアはどれをとっても、軍で使われていただけあって携行性に優れ、無駄がないモノばかりで非常にかっこよく感じました。

今回使用した調理器具やカトラリーはこちら。

デザートにクレープメーカーを使いクレープを作ってみた

武骨なキャンプ飯の後には、かわいらしくクレープパーティーを決行。「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」にクレープメーカーを繋ぎ、クレープを量産しました。

ポータブル電源を使用する際は定格出力の確認をし、消費電力が定格出力以下の家電を繋ぐ必要があります。本製品の定格出力は1000Wのため、消費電力500Wのクレープメーカーでは問題なく使用できました。

日が暮れてきたらおしゃれな灯りで落ち着く空間を楽しむ

日が暮れてきたところで、持参したランタンや焚き火台などを取り入れ、キャンプサイトをおしゃれに演出してみました。

ランタンは、多くのキャンパーが憧れ「アウトドアランタンの王様」ともいわれる、Petromax社のケロシンランタンを使用。ドイツ軍が実際に使用していたモノで、1967年式「HK500」のドイツ連邦軍仕様という非常にレアなビンテージアイテムです。

なお、チャークロスやファイヤースターターなどの火起こし道具を入れているのは、ドイツ軍で兵士がバターなどを入れていたケースです。

夜ご飯は電気圧力鍋でビーフシチューを作ってみた

せっかくポータブル電源があるならと、夜は電気圧力鍋を使ってビーフシチューを作ることに。今回使用した電気圧力鍋は消費電力が650W。「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」を使い、約1時間の調理・食事になりましたが、問題なく使い続けられました。

あたたかいコーヒーとプロジェクターで優雅な夜を

キャンプの夜にも大活躍の「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」。夜ご飯を食べ終わったら、ケトルでお湯を沸かしてコーヒーを淹れ、プロジェクターで映画鑑賞タイムです。

ポータブル電源があれば、大型のプロジェクターを繋ぐことも可能。モバイルプロジェクターよりも大画面で美しい映像を見られます。立派なアウトドアシアターを設営でき、快適なひとときを過ごせました。

今回使用したのは「ベンキュー(BenQ) アウトドア対応LEDモバイルプロジェクター GS50」。重量は約2.3kg、サイズは186×154×146mmと軽量コンパクトです。また、IPX2の防滴仕様と70cmの落下衝撃耐性があり、キャンプ地へ持っていくのにぴったり。解像度は1080pフルHDのため、鮮明な映像を見られました。

夜のキャンプ場の冷え込みには暖房器具を活用

朝晩の気温差が激しく、キャンプ場では特に夜は冷え込みます。そこで、就寝時は「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」に電気毛布を繋いで使用することで、快適に眠れました。満充電時に、40~50Wの電気毛布を繋いだ場合、約34時間使用できます。一晩寝るのはもちろん、キャンプの間ずっと使い続けることも可能です。

バッテリーの残量をチェック

今回のキャンプでは、サーキュレーター・パソコン・スマホ・クレープメーカー・LEDランタン・電気圧力鍋・電気毛布などを使っていますが、「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」のバッテリー残量はまだ36%ありました。

「Jackery SolarSaga 80」で充電しつつ使用していたため、コンセントで充電しなおすことはしていません。「Jackery Solar Generator 1000 Pro」ひとつで、キャンプを快適に過ごせることが分かりました。

また、ディスプレイはカラー表示で、バッテリー残量が大きく表示されます。暗い場所でも、ぱっと見でバッテリー残量が確認できるのも便利なポイントでした。

ソーラーパネル「Jackery SolarSaga 80」でソーラー充電の速度も検証

今回は、充電を0%にした「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」に、「Jackery SolarSaga 80」を使い、何時間で本体を充電できるのかを検証しました。本製品はパネル両面で発電ができ、発電効率が従来より25%アップしています。

この日は少し曇っている時間もありましたが、7時間で約30%まで充電できました。日当たりのよい場所に置いた場合、満充電までの所要時間は約17時間。電源が確保しにくいキャンプ地でも使えるのは嬉しいポイントです。

紹介製品

ジャクリ(Jackery) Jackery Solar Generator 1000 Pro 80W ポータブル電源 ソーラーパネル セット

「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」に「Jackery SolarSaga 80」1枚を組み合わせたセット商品です。

ジャクリ(Jackery) Jackery Solar Generator 1000 Pro 800W ポータブル電源 ソーラーパネル セット

「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」に高速充電ができる「Jackery SolarSaga 200」4枚を組み合わせたセット商品です。