ファッションとロボットの融合。
人間だけが追求してきたファッションと最先端テクノロジーの代表格であるロボット。両者とも進化が止まりません。それらを融合させる実験が行われていることをご存知でしょうか? 今回ご紹介するのは、人がファッションに身を包む時の無意識にしていた行動をロボットが代わりにする時代を予感させる、ウェアラブルロボットZipperbotです。
ジッパーが自動開閉するという発想
熱によって色が変わったりする生地を使用した服など、ファッションの世界では開発される最新のテクノロジーを取り入れることがますます盛んになっています。ロボットを「着る」という発想が生まれ、それが実際に形になったのです。それが、Zipperbot。
名前からも容易に想像できますが、ジッパー自体が自分で動き、自動で開閉するというわけです。自分の服の色んなところのジッパー(いわゆるチャック)をスマホで開閉操作。クール!…かな。この開発は、もしかするとテクノロジーをまとった最先端ファッションの領域にととまらず、社会貢献になるかもしれません。身体障害のある方で開閉に困難を覚える場合に役に立つ可能性があります。
ロボット技術とファッションの融合というのは、想定外の効果をもたらすことになるかもしれませんね。
たとえば、ウィンタースポーツの場合ですが、温度調節のためにウェアのチャックの微妙な開閉の量とタイミングをウェア自体が判断する、というのはどうでしょう。よりスポーツに集中できそうでしょうか?