スーベニアジャケットの名でも知られる「スカジャン」はインパクトのある刺繍が特徴で、数あるアウターのなかでも存在感のあるアイテム。コーデにうまく取り入れることにより、個性の光るワンランク上のおしゃれが楽しめます。
今回は、スカジャンのおすすめブランドと注目アイテムをピックアップ。おしゃれなコーデもあわせてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
スカジャンとは?

By: zozo.jp
「スカジャン」とは、「横須賀ジャンパー」を略した呼び名で、発祥は第2次世界大戦が終わって間もない時期。横須賀市の周辺に駐留していたアメリカ兵たちが、ジャンパーに鷹・虎・龍などの刺繍を入れたことから生まれた衣服とされています。
生地には、サテンや「綿ビロード」とも呼ばれる別珍(ベッチン)を用いるのが一般的。肌寒い時期にサッと羽織れる薄手生地のモノが主流ですが、なかには防寒性の高い中綿入りアイテムも発売されています。
スカジャンの選び方
色や刺繍デザインで選ぶ

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スカジャンは胸元や背面に大きな刺繍が施されているモノが多く、インパクトの強いアイテム。コーデに馴染ませる難易度はやや高めなので、初めてトライする方であれば、ブラックやネイビーをベースにした落ち着いた色味のスカジャンを選ぶのがおすすめです。
また、刺繍のデザインも選ぶうえで重要なポイント。スカジャンらしさを重視するなら、定番の龍・虎・鷹などの絵柄がおすすめです。逆にいかつさを軽減したい場合は、きれいめな絵柄やユニークなモチーフの刺繍が施されたアイテムを検討してみましょう。
素材で選ぶ

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スカジャンの基本素材はサテンと別珍です。サテンは滑らかな質感とやわらかさ、強い光沢が特徴。スカジャンの王道的なアイテムを探している場合は、サテン生地のモノを中心にチェックしてみましょう。
一方、別珍はベルベットに似た起毛感のある素材。光沢はあるものの落ち着いた印象で、上品な着こなしにも合わせやすいのが魅力。やや厚手なので、秋冬のコーデにもおすすめの素材です。
リバーシブルタイプかどうかもチェック

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スカジャンは、リバーシブルタイプのアイテムが多いのも特徴。1着で2通りのデザインが楽しめるので、着こなしの幅を広げたい方におすすめです。
両面ともスカジャンらしさのあるモノから、裏面だけ表情を変えたアイテムまで、バリエーションは豊富。手持ちの服や自分のファッションスタイルとの相性も考慮しつつ、使いやすい1着を探してみてください。
スカジャンのおすすめブランド
テーラー東洋(TAILOR TOYO)
半世紀以上にもわたってスカジャンを作り続けている「テーラー東洋」。スカジャンを一過性の流行として捉えるのではなく、文化として継承する姿勢を高く評価されているブランドです。ヴィンテージ品ならではの魅力を再現した、本格派のスカジャンを手掛けています。
テーラー東洋(TAILOR TOYO) スカジャン YOKOSUKA DRAGONxJAPAN MAP
表地にヴィンテージ品を思わせるウールギャバジンを採用しており、高級感が魅力のスカジャン。背面や胸元には緻密な竜の刺繍をあしらい、インパクトのあるデザインに仕上げています。
日本の地図・富士山・駆逐艦の刺繍が施された裏面をリバーシブルで着用可能。表側がダークネイビー、裏側がブラックで、落ち着きのあるデザインを好む方におすすめです。
ショット(Schott)
「ショット」は1913年にニューヨークで創業したファッションブランド。フロントジッパー付きのライダースジャケットを初めて発売するなど、革新的なアイテム作りで知られています。ブランドならではのロックテイストを落とし込んだ、おしゃれなデザインのスカジャンで人気です。
ショット(Schott) リバーシブル スーベニアジャケット
外側に別珍、内側にレーヨンサテンを使用した、リバーシブル仕様のスカジャン。1着でさまざまなコーディネートを楽しめるようなスカジャンを探している方におすすめです。
袖に入った竜や蛇の大きな刺繍がデザインのアクセント。また、胸元にはブランドの創業年である1913年がモチーフの刺繍が施されています。
グラム(glamb)
「グラム」は2003年に設立された、日本のファッションブランドです。グランジロックをベースに、ワークやトラッドをはじめとするさまざまな要素を取り入れたスタイルが特徴。インパクトのある刺繍や柄をあしらわれた、存在感のあるデザインのスカジャンで人気です。
グラム(glamb) ジェイクスカジャケット
ブランドならではのロックテイストの刺繍が背面に大きく施されたスカジャン。インパクトのあるデザインが特徴で、コーディネートの主役として活躍するスカジャンを探している方におすすめです。
胸元にも背面と同じモチーフの刺繍をあしらうことで、独自の世界観を完成させているのがポイント。また、襟・袖口・裾に付いたラインリブがデザインのアクセントとして効いています。
グラム(glamb) レオパードスカジャンパー
シンプルな無地タイプの表面に対して、裏面にはレオパード柄を大胆に配したスカジャン。リバーシブルで着用が可能で、1着あれば着こなしの幅が広がります。
肩に馴染みやすいラグランスリーブを採用しており、オーバーサイズで着用しやすいのが特徴。素材は両面ともにポリエステルで、肌寒い季節に活躍するライトアウターを探している方におすすめのスカジャンです。
アヴィレックス(AVIREX)
「アヴィレックス」は1975年にスタートした、アメリカのミリタリーウェアブランド。アメリカ軍にも納品したフライトジャケットを筆頭に、機能性に優れたウェアを手掛けています。1着で幅広い着こなしを楽しめる、リバーシブル仕様のスカジャンを探している方におすすめです。
アヴィレックス(AVIREX) スカ ジャケット USMC
アメリカ海兵隊をモチーフにした刺繍が背面に大きくあしらわれたスカジャン。素材は独特のドレープ感が魅力のレーヨンで、肌寒い日に羽織るライトアウターとして重宝するアイテムです。
竜や虎といった和柄の刺繍が入った裏面をリバーシブルで着用できるのがポイント。1着でコーディネートの幅が広がるようなスカジャンを探している方におすすめです。
アヴィレックス×テーラー東洋(AVIREX×TAILOR TOYO) スーベニア ジャケット ファーイーストクルーズ

アメリカ軍の艦船に加えて、鷲・虎・竜といったオリエンタルな柄の刺繍が施されたスカジャン。海軍をイメージして表側を鮮やかなブルーで仕上げており、コーディネートの主役として活躍するアイテムです。
黒単色のボディに白い虎の刺繍を配した、クラシカルなデザインの裏面をリバーシブルで着用可能。スカジャンならではの定番デザインを好む方におすすめです。
ディーゼル(DIESEL)
「ディーゼル」はイタリアのプレミアムカジュアルブランド。看板アイテムのデニムをはじめとするウェアのほか、シューズ・バッグ・アクセサリー・時計・フレグランスなどをトータルで展開しています。大胆な配色が目を引く、インパクトのあるデザインのスカジャンで人気です。
ディーゼル(DIESEL) J-CRUST JACKET
背面や胸元にオリエンタルな柄の刺繍が施されたスカジャン。袖部分のカラーをビビッドなイエローで切り替えることで、インパクトのあるデザインを完成させています。
鮮やかなブルーの背面をリバーシブルで着用可能で、1着でさまざまな着こなしを楽しめるのがポイント。素材はポリエステルで、春や秋に活躍するスカジャンを探している方におすすめです。
ステュディオダルチザン(STUDIO D’ARTISAN)
「ステュディオダルチザン」は本格的なレプリカデニムで有名なファッションブランド。オリジナルのヴィンテージ品に敬意を払いながらも、独自のアレンジを加えるアイテム作りを支持されています。個性的な刺繍が施された、遊び心のあるデザインのスカジャンを探している方におすすめです。
ステュディオダルチザン(STUDIO D’ARTISAN) リバーシブルスカジャン 大坂×ミリタリーモチーフ
戦闘機と巨大なタコを組み合わせた刺繍を背面や胸元にあしらうことで、ユーモアのあるデザインに仕上げたスカジャン。戦車や東京タワーの刺繍が施された裏面をリバーシブルで着用できます。
関西をモチーフにした表側に対して、裏側は関東をテーマにしているのがポイント。表裏の両面ともに発色がよく、コーディネートの主役として活躍するスカジャンを探している方におすすめです。
ステュディオダルチザン(STUDIO D’ARTISAN) シン・ウルトラマン 別注スカジャン
映画「シン・ウルトラマン」とのコラボレーションによって誕生したスカジャン。表地の素材はあたたかみのある別珍で、秋冬シーズンのコーディネートで活躍するスカジャンを探している方におすすめです。
中綿が入っているため、保温力に優れているのがポイント。艶やかなサテン生地を使用した裏面をリバーシブルで着用可能で、ワードローブに加えれば着こなしの幅が広がるスカジャンです。
ヴァンキッシュ(VANQUISH)
「ヴァンキッシュ」は日本のファッションブランド。洗練されたデザインや程よいトレンド感が魅力のアイテムを手掛けています。ウェアだけでなく、シルバーアクセサリー・シューズ・バッグなどを幅広く展開しているのが特徴。渋谷をモチーフにした、ブランド独自の刺繍が施されたスカジャンで人気です。
ヴァンキッシュ(VANQUISH) シブヤ スーベニア ジャケット

渋谷を中心としたマップの刺繍を背面に大きくあしらうことで、インパクトのあるデザインに仕上げたスカジャン。胸元には定番の待ち合わせ場所として知られるハチ公の刺繍を配し、遊び心を表現しています。
MA-1仕様の裏側をリバーシブルで着用可能で、着回しの利くスカジャンを探している方におすすめ。サイズ感はゆったりめで、インナーの上からラフに羽織りやすいのが魅力です。
フラットヘッド(THE FLAT HEAD)
「フラットヘッド」は日本のファッションブランド。ミッドセンチュリー期のアメリカ文化と日本ならではのモノ作りをミックスした、独自のスタイルで支持を集めています。緻密な刺繍が施された、高級感のあるデザインのスカジャンで人気です。
フラットヘッド(THE FLAT HEAD) スカジャン
背面に大きな虎の刺繍を配した、インパクトのあるデザインのスカジャン。刺繍は熟練の職人によって施されており、立体的で迫力があります。
軽量で保温力に優れた中綿が入っているため、寒い季節に着用するアウターとして活躍するようなスカジャンを探している方におすすめ。また、シルクのような質感が魅力の裏面をリバーシブルで着用可能です。
ローター(ROTAR)
「ローター」は2000年の夏にスタートしたファッションブランド。スケートボードやモーターサイクルといったカルチャーをベースに、ユニークなデザインのアイテムを展開しています。日常のコーディネートに取り入れやすい、おしゃれなスカジャンを探している方におすすめです。
ローター(ROTAR) Vitality Velveteen Skajan
お酒をあがめる竜をモチーフにした、ユーモアのある刺繍が背面に施されたスカジャン。表地の素材に上質な別珍を使用しており、クラシカルなデザインを好む方におすすめです。
襟・袖口・裾にはウール混のリブが付いているため、内部に風が浸入しにくいのがポイント。秋から春にかけてのロングシーズンにわたって活躍するスカジャンです。
ローター(ROTAR) TIGER Souvenir Jacket
品のよい光沢感が印象的な別珍素材で仕立てられたスカジャン。虎がモチーフの刺繍を背面に程よい大きさであしらい、洗練されたデザインを完成させています。主張が強すぎず、さまざまなコーディネートに取り入れやすいアイテムです。
胸元に配した、コミカルな表情の虎の刺繍がデザインのアクセント。カラーにはシックな印象のブラックに加えて、発色のよいブルーやブラウンが用意されています。
レアセル(rehacer)
「レアセル」は2003年にスタートした、日本のファッションブランド。”塗り替える”という意味のデンマーク語がブランドネームの由来で、独自の感性でデザインにアレンジを加えることを得意としています。デザインはもちろん仕立てにまでこだわった、着心地のよいスカジャンが人気です。
レアセル(rehacer) リトルタイガー SKA-1
肌触りのよさや品のよい光沢感が魅力のベロア素材で仕立てられたスカジャン。左袖のシガレットポケットをはじめとするMA-1ジャケットのディテールを取り入れることで、ミリタリーテイストのデザインに仕上げています。
サーカスの虎をモチーフにした、両胸の刺繍がデザインのアクセント。肩のラインが落ちたドロップショルダー仕様で、ゆったりとした着心地を好む方におすすめです。カラーにはワインレッド・ブラック・カーキの3色が用意されています。
レアセル(rehacer) ドルマンスリーブワイド スーベニア ジャケット
肩のラインがないドルマンスリーブを採用しており、着用した際に野暮ったさが出にくいスカジャン。身幅を広めに設定しており、カーディガン感覚でラフに羽織れるスカジャンを探している方におすすめです。
胸元に東洋風の虎の刺繍をあしらうことで、デザインにアクセントをプラス。あたたかみのあるベロア素材を使用しているため、秋冬シーズンに重宝するスカジャンです。
カンビオ(CAMBIO)
「カンビオ」は日本のファッションブランド。ブランドネームの由来は”変化”を意味するスペイン語で、目まぐるしいスピードで変わっていくファッションへの適応をテーマとしています。
トレンド要素がうまく落とし込まれたウェアで人気。刺繍の配色にまでこだわった、洗練されたデザインのスカジャンを手掛けています。
カンビオ(CAMBIO) サテンスカジャン
ジャケットのカラーと同系色の刺繍を胸元にあしらい、すっきりとしたデザインを完成させたスカジャン。ストリート風のコーディネートにも馴染みやすいスカジャンを探している方におすすめです。
カラーを切り替えたアームホールがデザインのアクセント。イエローやブルーグレーといった、インパクトのあるカラーが取り揃えられています。
エイト(eight)
「エイト」は原宿や渋谷のトレンドアイテムをリーズナブルな価格で展開しているファッションブランド。ストリートテイストのデザインを得意としています。
カットソーからシューズまでの幅広いアイテムを取り扱っているのがポイント。豊富なカラーバリエーションの揃った、すっきりとしたシルエットのスカジャンが人気です。
エイト(eight) スカジャン

薄手のサテン生地を使用しており、春や秋に羽織るライトアウターとして重宝するスカジャン。現代風のすっきりとしたシルエットに仕上げているため、野暮ったくならずにスマートに着こなせるスカジャンを探している方におすすめです。
背面や胸元にあしらわれた、インパクトのある和柄の刺繍がデザインのアクセント。カラーには豊富なバリエーションが用意されています。
スカジャンの売れ筋ランキングをチェック
スカジャンのランキングをチェックしたい方はこちら。
スカジャンのメンズコーデ
ビビッドなカラーのスカジャンが主役のカジュアルコーデ

By: wear.jp
鮮やかなカラーのスカジャンを主役にしたカジュアルスタイル。インナーにゆったりとしたサイズ感のシャツを着用することで、リラックスした雰囲気を演出しています。
インパクトのあるアウターとのバランスをとるため、ボトムスにはシンプルなチノパンを選択。また、ブラックのスニーカーでコーディネートの雰囲気を引き締めているのがポイントです。
ブラックのスカジャンを軸にしたモノトーンコーデ

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スカジャンにスウェットパンツ・スニーカー・キャップを合わせたストリート風コーデ。アウターやボトムスのカラーをブラックで統一することで、カジュアルながらも大人っぽさのあるスタイリングを完成させています。
インナーとして選択した、ホワイトのTシャツが着こなしのアクセント。Tシャツとスカジャンの刺繍の色を揃えているのがポイントです。
長きにわたって愛されているスカジャン。コーデに取り入れるハードルはやや高めですが、個性の光るおしゃれコーデを目指すならぜひトライしてみたいアイテムです。刺繍デザインや素材感にこだわり、ワードローブに新風を吹き込む1着をセレクトしてみてください。