機器開発のテスト中、多くのジャンパー線やハンダ付けで悪戦苦闘していませんか?
Tinylabは、電子機器向けのソフトウェアやハードウェアのプロトタイプ開発の環境を劇的に簡素化する小型ながらパワフルな開発用基板です。
汎用的なオープンソースの開発システム
Tinylabの開発環境には最もポピュラーで汎用的なArduinoを採用し、コアとなる基板には、電子機器のプロトタイプ開発に必要なコンポーネント、モジュール、回路が既に組み込まれ、開発中の機器のテストをすぐに始められます。
基板上にはフラッシュメモリ、SRAM、EEPROMの他、RTC、温度センサー、LED、コントロールボタン、LCD、ブザーなどプロトタイプの動作確認に必要なものが備わっています。さらにBluetoothやXbeeなどの無線モジュール用のコネクタや小さなブレッドボードも付き、外部モジュールやシステムとの接続性も良好です。
様々な開発環境に対応
iPad miniと同じ位のサイズで重さも500gと軽量で持ち運びも便利なTinylabは、オープンソースのプロジェクトで、Arduinoのライブラリ完全互換のさまざまなハードウェアとソフトウェアのサンプルデータやコードが公開されています。
開発OSもLinux、Mac OS、Windowsに対応し、Arduinoをはじめ、Atmel Studio、Visual Studioなど色々な開発環境を選択可能なため、使いやすい好みの環境でプロトタイプをテストできるのも開発者にとっては嬉しいですね。
これらの機能それぞれのモジュールや基板を別々に準備するとなると、それだけコストもかかります。1枚の基板に全てが凝縮されたTinylabは、開発のプロだけでなくこれからハードウェアの開発を覚えよう! というエンジニア志望者向けの入門機器としても最適です。
ハードウェアの開発の初期段階では、動作確認のためにあらゆる機能を組み合わせてテストする必要があります。そのため、何枚もの基板をつなぐ数十本のジャンパー線がグチャグチャに絡み合って訳がわからなくなってしまうこともあります。Tinylabは、そんな開発者の悩みを一気に解決してくれる、画期的な開発環境になりそうです。