新鮮なオリーブオイルを常に手元に。
日常的に料理をする方の中には、油や調味料のストックがなくなっていたことに、料理を始めてから気づいたという経験をした方も多いのではないしょうか。
今回ご紹介する「Olivery」は、料理でも頻繁に使う「オリーブオイル」が切れないようにサポートしてくれるプロダクト&サービスです。
Oliveryとは?
「Olivery」は、スマートボトル・専用アプリ・配送が1セットになったプロダクト&サービスです。常に新鮮で美味しいオリーブオイルを手元に置いておいてもらえるように、という思いから開発されました。
必要なときにカンタンに配送される仕組み
Oliveryでは、スマートボトルと呼ばれる専用のボトルにオリーブオイルが入っています。
まず、オリーブオイルの残量が20%を下回ると、スマートボトルのLEDランプが緑色から赤色に変化するようになっています。
すると、専用スマホアプリの「oLi」を通じて、スマートボトルからBluetoothでメッセージが送られてきます。メッセージを確認し、リフィルの購入をクリックして行うと、家のポストにリフィルパックが配送されるという仕組みです。
17時までに注文すると、翌日には到着するそうなので、残り20%でメッセージが来たときに注文をしてしまえば、オリーブオイルの残りが全くない、という事態になることはまずないでしょう。
随所に感じられるこだわり
テクノロジーを活用してオリーブオイルを効率的に供給するシステムを作っているだけでなく、さまざまなところにこだわりが見受けられます。
スマートボトルの黒い色は、紫と赤外線の光のみを透過するようになっています。これは、研究の結果、その2色の光だけは、ボトルの中のオリーブオイルの酸化を遅らせる効果がある、ということが研究でわかったためだそうです。
また、リフィルパックも、ポストへの配送やリサイクルなど、さまざまな面から検討した結果、現状でできる最善のパッケージングとして採用したものとなっており、詰替時も最後の一滴まで無駄なく注げるように配慮をして作られています。
肝心のオリーブオイルは南イタリア産オリーブを使用
オリーブオイルそのものについても当然こだわっており、南イタリアの最高の環境で栽培されたオリーブが使用されています。火にかけて調理に使うだけでなく、ドレッシングやディップとしてそのままいただくことも勧めており、品質に自信があることがうかがえます。
OliveryはクラウドファンディングサイトKickstarterにて、ベーシックボトルセットが25ユーロ(約3300円)から、スマートボトルセットは49ユーロ(約6400円)から出資を募っています。
実はこのOlivery、利益の10%を南イタリアの難民の子供たちへの教育資金として寄付をしているとのことです。サービスはしっかりユーザーのことを考えながら、生産地への恩返しもしている姿勢は素晴らしいと感じますね。