多すぎても少なすぎてもいけないビールの泡。

このビールの泡に関して、かつて日本では民事裁判になったこともあります。「ビールの泡はビールそのものなのか」という内容です。たかがビール、されどビール。泡の比率は味や口当たりに直結します。

そのビールの泡を、人工的に発生させられるとしたら確かに便利かもしれません。そこで今回ご紹介するのが「SonicBeer」というプロダクトです。

ビールの泡を呼び起こす!

筆者はかつて、勤め先の上司から「黄金比を生み出すビールの注ぎ方」を教わったことがあります。

その上司は、とにかく泡の調整が上手でした。どんな大きさのグラスにも、見事な比率の泡を実現させます。しかし、それは誰にでもできることではありません。

SonicBeerは超音波技術で人工的に泡を発生させるというもの。グラスを乗せて、スイッチオン。すると下から上へ泡が広がります。

最後の一滴まで美味しく

これは超音波がもたらす作用で、ビールを泡立てることにより味わいや口当たりを改善しようというのがその目的です。

ビールは時間が経つと、美味しくなくなります。泡の立っていないビールは、やっぱりちょっと……というのが現実です。SonicBeerはそのような場面で重宝します。再び泡を発生させ、最後の一滴まで美味しく飲もう! という狙いで開発されました。

日本でも大活躍必至

日本人はビール好きな民族。何しろ、ビールの泡のことで裁判すらしてしまうほどですから。

ビールの泡を復活させるSonicBeerは、日本でも十分に活用の道がある製品と言えます。

SonicBeerはクラウドファンディング「Kickstarter」で資金調達中です。出資額は45ドル(約5000円)から。